11月15日の日本経済新聞朝刊社会面に「ダイエットに注意、炭水化物抜くと憂うつに 豪の研究チーム」という記事がありました。
以前から、炭水化物を極端に減らすダイエットをすると、腎臓障害をもたらすとかの報告があったというのです。そして、今回は精神面でも問題が出てくることがわかったというのです。
カロリーを同じにして、炭水化物を減らしたグループと炭水化物たっぷりのグループで1年間追跡した結果だというのです。両グループとも1年後の体重減少は平均13.7キロで変わりなかったということで、精神面に違いがというのです。
『精神状態では「高」組にダイエット前と比べ改善がみられたのに対し、「低」組は気分の落ち込みや不安を示すようになった。』という違いです。これは、どういうことでしょうか。推測される理由としては、脳の活動のためのエネルギーは炭水化物であるということによるのでしょうか。脳の神経細胞の構造を維持するためには、炭水化物、タンパク質、脂質などが必要になりますが、エネルギー源はグルコースの形で取り込まれる炭水化物が必要というのです。
低炭水化物食は、肝臓で糖新生という余計な作業が必要となるのですが、この作業が原因の一つになるのかもしれないですね。兎に角、ダイエットでもバランスの取れたほどほどのカロリーの食事をして、運動によって減量するのがよいと考えます。炭水化物を目の敵にして摂取しないと糖尿病にもなりやすくなりますよ。日本の糖尿病患者の増加は肉食の増加と関係があるとか。炭水化物の割合が減少しているのに糖尿病増加ですよ。炭水化物とは反比例かな。
でも、全ての食材において、アンバランスと摂取し過ぎは害になりますよ。ですから、適度なカロリーのバランスの取れた食事をね。そして、噛み噛みの回数がある程度以上になる食事をね。
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