2015年6月21日日曜日
拡大解釈というか都合主義解釈が好きな日本かな。権力側でね。
先の大戦では大日本帝国憲法の規定の解釈を拡大していって内閣の関与を排除していった軍部ね。司馬遼太郎氏によるとそれなりに文民統制だったとね。
当時の国務大臣のうち、陸軍大臣と海軍大臣は現役武官であるこというのがあったというのです。この点をついて文民内閣が倒されたりしていって軍部の要求丸呑み時代になっていったのでした。
さらに「帷幄上奏権」というらしいのですが、直接天皇陛下に拝謁する権利ですよね。日本の天皇は後醍醐天皇以外は本当の意味の親政をしていないようですし、特に明治期以降は国政に関与していないですし、できないという憲法規定ですよね。帷幄上奏しても天皇は具体的な指示なんて出せないし出していないのに軍部は勝手に「天皇の命令」みたいにこじつけてきたのでした。
勝手気ままなご都合主義解釈がまかり通って日本は破滅へに道を驀進していったのでした。昭和天皇が唯一おこなった親政が「ポツダム宣言受諾」でしたよね。国民を救うために我慢できなくなったでしょうね。昭和天皇唯一の憲法違反でした。
安倍首相はこれらのことについてどのように思っているのかな。何も考えていないみたいです。
だから、解釈変更で集団的自衛権合憲と言っているだけですよね。憲法改定に出て誤魔化しではなく正々堂々と国民に信を問うべきです。
「改定」ね。「改正」ではないですよ。どちらが正しいかというのは長い歴史が判断することになるのでね。
だから、「歴史を鏡とする」必要があるのです。
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