2013年1月6日日曜日

過去の検証が出来ない国は???

 あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いします。  2013年になりましたね。温暖化で「冬が寒くなる」と日経サイエンスに出ていました。スパコンで新たな観測データを使った解析での説です。まあ、しばらくはこの傾向が続くでしょう。そうそう、オーストラリアでは毎年の熱波、世界的に気象が不順になってきていますね。  中国、インドなどの爆食、異常気象による不作と重なると日本向け食料の生産は打ち切り、途上国向けに切り替えられている現状がさらに進むのでは。TPPでがたがた言っているうちに世界は変わってきているのです。だれがうるさい日本向けの生産なんかするのでしょうか。生産が大幅に減少したときに穀物とかで「買い負け」が起こる可能性が十分にあります。  TPPをよい機会にして、今までの保護策(規制で新規参入を阻止し、高齢化で細分農地のため後継者なしにした)の問題点を洗い出して、保護しながら自給率40%という無策から逃れましょう。  「円高で」とか言っていますが、ドイツはマルク高、ユーロ高をともかく乗り越えてきているのです。なにか、経費削減、合理化以外の方策を取り入れるためのヒントがあるのでは。ドイツ、イギリスの食糧自給率は高いですよ。フランスは穀物では200%ぐらいだったかな、これより低いですが日本みたいなことはないですよ。  過去の検証が出来ないから「原発事故は起こるべくして起こった」とも。過去から続く「思い込み」の酷さ。国あげて「思い込み」がここまで凄い国は珍しいのでは。「思い込み」で日本が潰れたり、発展してきたししたと思うのです。潰れたときの検証が特に大切なのにどっちもしていないですね。  「思い込み」で「風が吹けば、桶屋が儲かる」程度のシミュレーションも出来なくなってしまった国。そりゃあ、過去の検証など出来ないですよ。だから、いまだに「公共事業」が景気回復に繋がると思い込んでいるバカ。国際発行増とかでもインフレ率2%で収まると思っているバカ。もっとも、こっちの方は国債償還が楽になる可能性がありますけどね。あの戦後の悪性インフレね。  「景気回復は抵抗勢力の強い分野での規制緩和」であり、「初期投資がかさむ分野での規制緩和」ですかな。バスやタクシーみたいな小資本分野での規制緩和だったから「過当競争」になったのですよ。ボーダフォンが投げ出した携帯電話で競争が起こったので携帯電話市場が拡大したのです。アメリカでは「タクシー」は規制業種のようですね。「電力」が参入自由かな。日本は逆をしたため、高い電力料金、過当競争のタクシー、バスになってしまったのでは。 この書き込みのメールマガジンの申し込みはまぐまぐのページでお願いします。

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