2011年10月30日日曜日

危険性と安全どう解釈をしますか。「内部被曝健康影響で新見解」

 2011年10月27日に「食品に含まれる放射性物質が健康に及ぼす影響を検討してきた国の食品安全委員会」が発表したものに「一生を通じて累積で100ミリシーベルト以上被ばくすると健康に影響するおそれがあるとして、食品による内部被ばくをおおむねこの範囲に収めるべきだとする見解をまとめました。」というのがありました。
 これは。発表を受けてNHKのニュースで伝えられたものです。ところで、放射線についてですが、日経サイエンスであった記事に「自然放射線レベルの被爆がある方がない場合より発癌率が低い」というのがあったのです。これは、免疫系が放射線で活性化されるからというのです。でも、自然放射線のレベルですね。原発からの放出された放射線とかは考慮に入っていないでしょうね。
 これより多いのは、自然放射線レベルでの発癌率とこのような放射性物質による被爆による発癌率がどの程度乖離するかですかな。小さければ、ばらつきの範囲内ですかな。自然放射線も地域によって結構大きな違いがあります。それで、検討して結果が内部被曝の場合は一生を通じて100ミリシーベルト以下におさめるべきだというのが出てきたのでしょう。それは、免疫系の活性化による効果も含めて考えられているのでしょうね。
 「絶対安全」などはないのですね。危険の方は「絶対危険」はあり得ますね。だから、そのバランスをどうとるかで基準値は変わる可能性があるのです。
 ところで、この関連の報道の中に「喫煙(成人して毎日18本)は約10年ほど寿命が縮む」、「内部被曝100ミリシーベルトぐらいで1~1.4年縮む」とかのグラフを出していた報道を見つけました。「喫煙の害」というのは大きいのですね。放射線被害と同様に騒ぐべき問題だと思うのですが、鈍いのが日本かな。

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2011年10月22日土曜日

数学・物理が得意だと高所得

 2011年10月20日にネットで見つけた時事通信配信の記事に『数学、物理得意だと高所得=「国語」と180万円差―大卒就業者1万人調査』というのがありました。調査は京都大学と同志社大学などの研究グループが20日に発表したというものです。
 対象者は「文系、理系を合わせた大卒就業者約1万人(平均年齢43歳)」というのですが、どこの大学の出身者?、対象を分散させたのかあるいは京都大学や同志社大学などに限定かな。普通にいわれている難易度がそろっている方がよいかも。例えば、京都大学限定とかですね。
 ところで、京都大学は理系の入試に「現代文」が2月25日の個別試験でもあります。普通にいうと、普通に使う「現代文」も理系受験者はある程度出来ないと合格しないですね。それも、京都大学レベルでね。文系では数学があります。そうすると、文理の違いで大きいのが理科や地歴ですね。そのかなでも「物理」は効いてきますよ。
 で、「理系の就業者約3200人では、理科4科目の中で物理が得意な人の所得が約681万円で最も高く、生物が得意な人が約549万円で最低だった。」というのも頷けるかも。物理が得意という人は普通「数学は得意」ですよ。数学が出来ないなら物理は無理ですからね。だから、生物得意は平均すると今回の調査では低いほうになるのでしょうね。
 「数学が得意な人と国語が得意な人とでは、約183万円の差があった。」というのはどこの部分でしょうね。「数学や物理が得意な人の所得が高いのは、論理的な思考能力が仕事の役に立っているだけでなく、理数が得意な人が減少傾向にある中、労働市場での評価が相対的に高まっている可能性がある。」ということですが、数学にしろ物理にしろ、我々、普通に日本で育った者は日本語で論理思考をしますからね。ただ、「現代文」の解釈等とは異なる部分も多いかもしれないですね。
 でも、結局はすべての科目を手を抜くことなく、楽しく勉強することが出来るかどうかが大切になるのではと考えます。「ゆとり教育」に代表される日本の教育の悪いところは「同一学年固定」の発想でしょうね。幼少期に奥手の子どもが積み残されたり、「神童」を潰してしまったり、順位競争で学習とは何かを忘れて、子どもを虐待しているのが今の日本ではないでしょうか。橋下知事などは文部科学省が学力テストで頑強に成績公表を拒んでいる理由を考えてほしいすね。前回昭和期の学力テストの失敗の理由をね。
 大学入試センター試験の自己採点の県平均点が低いとか喚いた知事がいましたね。なら、データを送らなければ、高得点になりますよ。

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2011年10月16日日曜日

喫煙率の低下続く

 2011年10月13日にインターネットで見つけた時事通信の記事に「喫煙率、過去最低21.7%=増税でたばこ離れ加速―JT調査」というのがありました。
 日本たばこ産業(JT)が毎年調査発表しているものですね。今年も10月13日に発表されたということです。結果は「成人男女の喫煙者率は21.7%となり、過去最低を更新した。」ということで、「前年比2.2ポイントの低下で、マイナスは16年連続。」という長期低落のままですね。
 今年の下げ幅が大きかったのは、昨年10月の大幅なたばこ増税によるとしています。最近は、そこら中で「禁煙」というところが増えてきていますね。放射線と比べてもリスクの高いたばこの煙が制限されるというのはよいことだと思います。その影響などや健康志向で値上げがなくても年々喫煙率が低下していましたが、やはり、「値上げ」というのは効果が大きいですね。さらに、徐々に値上げしてしてほしいですね。
 ところで、TVCMでCOPD(慢性閉塞性呼吸器疾患)についてのCMが放送されていました。でも、表現は骨抜きという感じですね。年間死亡数や重症の症状などは触れられていなくで、「咳」とか「息切れ」などがあるのでしたら、「受診」をというものです。そして、COPDは「たばこ病」というのもなかったですね。
 もっと、がん以外にも喫煙による重大な疾患があることを広報して知識を広める必要があると考えられますね。

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2011年10月8日土曜日

ノーベル平和賞 リベリア大統領ら女性3人 非暴力闘争

 2011年のノーベル賞が10月に入って次々と発表されていますね。今年は受賞者が亡くなっていたというのもありました。受賞発表の直前に受賞予定者に確認電話をしているというのに3日ほど前の死去、どうなっているという感じがしました。
 ところで、表題の方に戻りますが、ノーベル平和賞はリベリアのエレン・サーリーフ大統領(72)、同国の平和活動家リーマ・ボウイーさん(39)、イエメンの人権活動家タワックル・カルマンさん(32)の3人に授与されるというのですね。
 マザーテレサの受賞とは理由に大きな違いがありますね。また、男性の受賞者とも。朝日新聞のサイトで見つけたものに『ボウイーさんが難民生活を経て、痛感したのは「男性だけでは本当の平和はつくれない」こと。』というのがありました。そして、非暴力的方法の一つが『「戦争にかかわる夫や交際相手とはセックスをしない」というセックスストライキを呼びかけた。』というのです。子供を作ることが出来るのは女性ですね。科学が進歩すれば、クローンではない普通の受精と同様の遺伝子の交配の出来る可能性を持っているのはやはり女性。そう、男性抜きでもね。
 女性の中にもアメリカの元ですかな、アラスカ州の知事だった女性もいますね。でも、基本的にはDV被害は女性の方が多いとかですね。そして、ごく一部の例外国を除いて、女性が参政権を持ち、女性の判断で投票行動をしている国の方が安定しているのではとも思ったりします。
 確かに、「非暴力」というのは、あのガンジー氏もですね。でも、当時の女性は今とは比べものにならないくらい低く扱われていました。そして、今の当時と同様に低く扱われているところや宗教があります。その中で、女性の権利拡大(男性程度ぐらいに拡大)を非暴力的に継続することでの功績を認められての受賞ですね。
 最近、アメリカでは『「ウォール街を占拠せよ」を合言葉に全米各地に広がる若者の抗議活動』も非暴力ですね。少し前は「茶会党」運動、でも、若者は気がついたみたいですね。今の金融関係者の行動を。目先の利益で経済をガタガタにしていることをね。
 今回を含めて、しばらくの間は土曜日か日曜日のどちらかによる週刊とします。

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2011年10月2日日曜日

地方分権はないみたいですね。復興庁本部は東京

 2011年10月1日のニュースによりますと、『平野達男復興相は1日、復興基本法に盛り込まれた「復興庁」の設置場所について、東京に本部を置いた上で、東日本大震災の被災地に出先機関を置く考えを示した。』というのです。省庁の地方分散を進めることも地方分権などの方向に繋がるのではとも思いますし、過疎化対策にもなっていくのでは。
 東京に本庁が集中し、分権の度合いがほとんどないため、各道府県の東京事務所とか、民間企業においても役所関係の都合で東京に本社を持ってくる傾向があり、それが、さらに他社の本社を東京に呼び寄せるという悪循環を招いてきているのが日本の現状でしょうね。地方に本社を置き、そこを拠点に活躍していた企業が業務の都合で「東京」というのがよくありましたね。
 今回の東日本大震災では東北3県の被害が甚大ですね。それだから、復興庁のような役所の本体は被災地の真ん中に持ってくるべきだと考えます。やはり、離れたところでは、情勢とかが十分判らなくなるのでは。日露戦争の時、第4軍(乃木軍)ですが、突撃させている現場から離れたところに司令部を置き、状況を熟知しようとせず、近代要塞への突撃を繰り返させましたね。これと同様のことが起こる可能性があり、被災者に東京詣をさせる気なのでしょうか。
 国民あっての国ですよ。今回の例では、東日本大震災の復興が目的でしょうね。なら、本部は被災地の中心部に持って行く必要があると考えます。

 お断り

  長い間、「隔日」でしておりましたが、今月からしばらくの間、「週刊」を基本にさせて頂きます。時々、余分に書いたりするときもあるかもしれませんが、よろしくお願いします。

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