2011年10月22日土曜日

数学・物理が得意だと高所得

 2011年10月20日にネットで見つけた時事通信配信の記事に『数学、物理得意だと高所得=「国語」と180万円差―大卒就業者1万人調査』というのがありました。調査は京都大学と同志社大学などの研究グループが20日に発表したというものです。
 対象者は「文系、理系を合わせた大卒就業者約1万人(平均年齢43歳)」というのですが、どこの大学の出身者?、対象を分散させたのかあるいは京都大学や同志社大学などに限定かな。普通にいわれている難易度がそろっている方がよいかも。例えば、京都大学限定とかですね。
 ところで、京都大学は理系の入試に「現代文」が2月25日の個別試験でもあります。普通にいうと、普通に使う「現代文」も理系受験者はある程度出来ないと合格しないですね。それも、京都大学レベルでね。文系では数学があります。そうすると、文理の違いで大きいのが理科や地歴ですね。そのかなでも「物理」は効いてきますよ。
 で、「理系の就業者約3200人では、理科4科目の中で物理が得意な人の所得が約681万円で最も高く、生物が得意な人が約549万円で最低だった。」というのも頷けるかも。物理が得意という人は普通「数学は得意」ですよ。数学が出来ないなら物理は無理ですからね。だから、生物得意は平均すると今回の調査では低いほうになるのでしょうね。
 「数学が得意な人と国語が得意な人とでは、約183万円の差があった。」というのはどこの部分でしょうね。「数学や物理が得意な人の所得が高いのは、論理的な思考能力が仕事の役に立っているだけでなく、理数が得意な人が減少傾向にある中、労働市場での評価が相対的に高まっている可能性がある。」ということですが、数学にしろ物理にしろ、我々、普通に日本で育った者は日本語で論理思考をしますからね。ただ、「現代文」の解釈等とは異なる部分も多いかもしれないですね。
 でも、結局はすべての科目を手を抜くことなく、楽しく勉強することが出来るかどうかが大切になるのではと考えます。「ゆとり教育」に代表される日本の教育の悪いところは「同一学年固定」の発想でしょうね。幼少期に奥手の子どもが積み残されたり、「神童」を潰してしまったり、順位競争で学習とは何かを忘れて、子どもを虐待しているのが今の日本ではないでしょうか。橋下知事などは文部科学省が学力テストで頑強に成績公表を拒んでいる理由を考えてほしいすね。前回昭和期の学力テストの失敗の理由をね。
 大学入試センター試験の自己採点の県平均点が低いとか喚いた知事がいましたね。なら、データを送らなければ、高得点になりますよ。

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