2015年4月27日月曜日

闘病記(視床出血)  左半身完全麻痺からの復活(完全復活を目指して)  No141

川平法の前提条件についてね。 「隣の芝生は青い」という現象   脳出血で意識不明になってもリハビリ順調ならグーチョキーパーなんて楽勝ですよね   リハビリにおいて「成果あり」や「弊害あり」などはどの程度で現れるかな。   「力を込めたい」ということを目標にされている脳卒中の方がおられるようですね。    痙縮や拘縮などは一日にしてならずね。   この頃、日に10000歩以上歩かないと、ひょっとしたら12000歩以上かな、10000歩以下の日に睡眠中に目覚めてしまうことが何回かありました。  4月20日(月)、川平法の前提条件についてね。私は冊子購入もないし、川平法講習会にも行ったことはなくサイトで調べただけですが、講習会には施術者と同伴でとありますね。ほかの方に手足とかを動かしてもらうのですよね。そして、動かしてもらうということでも手足とかが屈伸したりすれば促通(神経細胞のつなぎ替え)が促進されるということですよね。そして、四六時中動作させているわけでもないですよね。促通、神経細胞のつなぎ替えにはきっかけは必要でしょうが、刺激を過剰に与えても効果が期待できないということですよ。それは樹状突起等の延伸がつなぎ替えには必要と思うのですが、突起の原材料の運搬の問題もあってある程度以上の刺激では刺激の効果が増えないと考えられるのです。それどころか、脳卒中感覚麻痺で自力で動作させている場合は運動神経系の抑制ニューロンが働いていないため運動神経が興奮状態のままになりやすいと考えられるので筋緊張亢進→痙縮→拘縮と突き進む可能性が高いのですよね。痙縮とか拘縮では川平法の前提である「施術者でよいから適切に動かす」ということも困難になりますよね。そうすると促通など夢物語になってしまうのではとね。ボトックスで緊張がほぐしてくれればよいですけど、失敗したらそれっきりという可能性ですよね。ですから、施術者にしてもらっても自力でも「筋肉を固めない。関節を錆び付かせない。」ですよ。絶対ね。ボトックスを当てにしているような療法を勧めるところは金儲け主義だと思います。脳卒中感覚麻痺は結構簡単にボトックス対象になる可能性がありますので注意してリハビリに取り組みましょうね。  4月21日(火)、「隣の芝生は青い」という現象(心理学での「合理化」の一種かな)と同様のことが脳卒中リハビリでもあると思うのです。ほかの患者さんが自身より回復しているようでしたら「あの方は軽かったのだ。」と自分に言い聞かせることで慰めにしていると思うことがあるのです。私は視床出血で意識不明にもなり、完全に左半身が麻痺してしまったのです。それなのに「リハビリの武勇伝」の蘊蓄をいってようやく重症度がわかってもらえる程度に回復できたのです。杖を持っていなかったら歩けなかったことがあったとはわかってもらえない程度ね。杖を持っていてもかな。ですから、駐車場とかはちと演技もしますけどね。母親とは時々会いますが、母親は視床出血のことを知りません。発症後、半年ほどの時期でも気がつかなかったのですよ。そこまで回復できたのでリハビリ病院で「奇跡的」とまでいわれたのですよ。死亡率数10%を乗り越えたのです。初期症状に比例するのなら、私は「一生車いす」程度の回復しかしていない可能性の方が非常に高いと思うのです。リハビリ病院で同室だった方は私より初期症状は絶対軽かった(発症時のこともよく話してくれていました。)と思うのですが、どうも回復程度とかは私よりよくない感じを受けています。入院中も私より熱心に自主リハをしていたみたいです。回復への道筋のとらえ方の違いですよ。それが退院後に徐々に現れたと思うのです。実用筋力は私の方が強くなったようだし、歩行のできる地面の状況も私の方が悪路を歩けるみたいだしね。とかとかでブログ等でもある方は「初期症状が軽かった」と自慢げに投稿されていて、後のリハビリで「歩行困難的」な投稿になってきてる方とか、トイレに籠もっての自主リハで腕と足を固めた方とか、いろいろですよ。初期症状に比例しないのが脳卒中リハビリですよ。それは適切適度なリハビリが各人によって違うからですよ。ただ、「筋肉を固めない。関節を錆び付かせない。」程度ぐらいが共通するのが脳卒中リハビリではと考えています。後はいかに各人に適切適度なリハビリを行うかですよ。死にかけたのに何度も「あなたは軽かったのでしょう」といわれた者より。救急病院の看護師さんを救急病院退院後3ヶ月ほどして病棟に訪ねていってびっくりさせた者です。「歩いている!」とかの回復の早すぎね。それも付き添いなしね。そのとき、杖は空中をさまよわせていたかも。  4月22日(水)、ある方がブログで「グーチョキパーができますか」とあったので私の経過ととに思っていることをと思います。私は視床出血で意識不明にもなって左半身完全麻痺状態になりました。意識が戻ってしばらくしたときから「障害者風になりたくない。筋肉を固めたらあかん。関節を錆び付かせたらあかん。外部の力でよいから屈伸みたいなことだけはさせとかな。」と思いました。健常側の腕で麻痺腕を持ち上げたり曲げたり伸ばしたりとかですよ。救急病院でリハビリが始まり、OTで「指を伸ばせたらつかめるよ」と教えてもらってからは、「指伸ばし」と「腕伸ばし」に専念みたいになりました。今もかな。数日後、じ~と手を見ていて動かしてみたら、あら不思議という感じで指曲げができました。脳外科の先生びっくりね。その数日後には指の種類指定ね。これ「じ~と手を見つめて」だよ。そう「感覚の置換」に成功した模様でした。感覚麻痺だから運動中枢とかは正常だものね。その後は「グッパ」が楽々できるようにね。いつ頃からはチョキもね。リハビリ病院では物をつかむということだけは楽にできるようになってきました。健常側の手を観察して見てください。物をつかむとき、グーのままでつかめますか。パーの方が圧倒的に楽ですよね。腕ものびのび腕の方が楽に物のそばまで手を持っていけますよね。脳卒中で物つかみ等で苦労されている方の気持ちがわからないのです。比較的重症だった私が割と簡単に物をつかめるようになったからね。だから、リハビリ病院で「奇跡的回復」ね。退院後も欠かさず毎日しているのが腕や手のそり返しです。屈曲腕や握々お手々にしないためです。足は屈伸ね。ふんぞり返ったようないすの座り方はしないです。股関節を直角程度にはしています。膝も足首の直角程度ね。私が推奨する車いすでの座り方ですよ。半日座ってベッドでは伸び伸びね。屈伸ね。ですから、手足では障害者風になっていないです。そうすると、あとは感覚神経が以前のように働くようになればリハビリの速度が上がって健常の時のようになると考えています。そのときまで、健常者風で姿勢が保てて、可動域が健常者並みで動作も健常者風でできるようにしてきています。ですから、グーチョキパーなんてできて当たり前ですよね。そうそう、リハビリではセラピストさんの方が次々と考えてくれた感じですが、そうできるのもリハビリ動作を受け入れる基礎ができていたからでしょうね。闇リハなんてしていないよ。闇?はSTの発声自主リハ中に「耳元で呪文(ハリポタ)が聞こえる」といってあきれられるような闇リハにしてしまった程度ですよ。  4月23日(木)、リハビリにおいて「成果あり」や「弊害あり」などはどの程度で現れるかな。私が思うのはリハビリ病院入院中ぐらいまでのリハビリ初期では結構どちらも早期に現れると思います。私の経験でも「え、もうできるの」という感じでしたからね。だから、弊害の方も早期かな。ところが、退院後はちんたらちんたらと進まないこと進まないこと、理由は残存機能を使ってのリハビリ効果はリハビリ病院入院中に出てしまった感じでした。後は「神経細胞のつなぎ替え」による効果が出てくるまで地道にするしかないのではとね。数ヶ月から数年単位、それ以上かかるかもね。でも、効果が出てこなくても続ける必要があります。そして、継続しています。ところで、弊害の方ものんびりと出てくるようになるみたいですね。逆に言うと弊害ありに気がついたら修正しやいのではとも思います。そして、「変化がなくても続ける必要あり」ですが、徐々に起こる弊害に気づきにくくなることもありますので、必ずセラピストさんに週に1~2回はマッサージと点検指導をしてもらうといいですよ。STがなくてもそちらのリハビリにも脳のリハビリにもなりますよ。「つなぎ替えは年単位」だと思ってリハビリをしている視床出血で三途の川で溺れ生きしてきた者より。皆さん、片麻痺でよく泳げますね。わたしゃ泳ぎ方のリハビリなど受ける間もなくの三途の川だものね。  4月24日(金)、「力を込めたい」とかいうことを目標にされている脳卒中の方がおられるようですね。間脳視床出血で意識不明にもなった感覚麻痺の私の経験からちと投稿させてもらいます。この感覚麻痺は皮膚感覚だけではなく筋紡錘や腱ゴルジ装置からの筋肉感覚も受容できないのです。ですから、筋肉が緊張状態や弛緩状態とかもわからなくなっていました。健常腕で麻痺腕を動かして見たら、「重たい」と感じるほかはスムースに動かせたのでした。発症当初ね。ところで、握々お手々の方は指を伸ばすのに外部の力は必要ですね。屈曲腕もね。筋力は発揮されていますが、「力を抜く」ということができない状態ですよね。「力を抜く」ことができないから「力が入らない」ということですよね。筋緊張亢進や痙縮や拘縮ですと、「力を抜く」ということが出ないから「力が入らない」のですよ。筋肉は原理上収縮は自力でできますが、弛緩して伸びるというのは外力でしてもらうほかはないのです。ですから、四肢には屈筋と伸筋があるのです。屈筋が収縮して伸筋を伸ばす。伸筋が収縮して屈筋を伸ばすのです。ところが、筋緊張亢進や痙縮や拘縮では屈筋も伸筋も同時に頑張って収縮しているのです。運動神経も緩めてやってようやく収縮を解除できるのです。ですから、ボツリヌス菌毒素(致死量1マイクログラム、1gで100万人ね)によるボトックスね。運動神経系の興奮ニューロンにダメージを与えて過剰な興奮度を低下させるのですよ。感覚麻痺の場合は筋肉の感覚器からの情報も中枢に届かなくなっている場合が多いので運動神経系の抑制ニューロンが働かない場合が多いのです。で、運動神経が興奮状態のままになりやすいから筋緊張亢進や痙縮や痙縮になりやすいのですよ。「力を込めたい」のなら運動神経が興奮状態のままにならないようにリハビリをする必要があります。セラピストさんと相談しながらリハビリをしてね。生活に使える筋力は可動域の確保された関節を使うことのできる楽に伸ばせる筋肉の収縮力によります。筋緊張亢進や痙縮や拘縮などの状態の筋肉を伸ばすのには力が必要だよ。実用動作で「力を入れる」ためには「力を抜く」ことが絶対必要です。「力を抜く」というのは我々みたいな脳卒中経験者においては実際に筋肉をふにゃふにゃにする必要があると考えています。緊張状態にしてしまうと簡単には緊張を解除できないのが脳卒中経験者ね。  4月25日(土)、脳卒中での回復度合いとリハビリへの適切適度な積極的取り組み開始時期やその後のリハビリへの取り組み状況とその結果としての現況との関係を時系列で時々投稿してほしいですね。私はたまにこのような意識で投稿しているつもりですが。私は「完全復活を目指して」として、おこなってきたリハビリと現況を報告させてもらっているつもりです。関節の可動域で以前に比べて問題になるようなことなく同程度の可動域を確保し続けています。筋力はどちらかというとかいうと改善されてきています。手の動作精度も向上気味です。時間はかかっていますが悪化はさせていないはずです。可動域というのは健常者並みですよ。完全に左半身麻痺状態になったのにね。ところで、ある方はその昔、「健常者風を目指して」スポーツジムでリハビリと投稿されていたはずですが、今は「できることとできないことの確認のリハビリ」てなのになって手足の可動域を激減させてしまったようなのです。また、ある方は「片麻痺は困る」とかですが、リハビリ病院で闇リハをしていたとかの投稿がありました。そのとき、腕は後回しにするとかで固めたみたいですね。足は・・、やめときます。ほかの方にわかりやすいように論評抜きの時系列の実際におこなってきたリハビリというのをその時々の前後の動きとかも含めて投稿してもらったら有意義ではと思ったのです。特にボトックス療法をされている方は是非ね。発症後いつ頃からどのような手順でどの程度のリハビリであったかを時系列で投稿してほしいですね。闇も含めてね。痙縮や拘縮などは一日にしてならずね。  4月26日(日)、この頃、日に10000歩以上歩かないと、ひょっとしたら12000歩以上かな、10000歩以下ですと睡眠中に目覚めてしまうことが何回かありました。9000歩と7000歩の日です。ますます歩き方がよくなって疲れなくなったのかな。ある意味、30分ほどの歩行でくたくたになれる方がうらやましいです。平均すると日に13000歩ぐらいなっているかな。歩幅は70~75cmです。日に9~10kmですかな。歩幅も広めの方がよいということです。心拍数が少しアップするような歩き方ね。1分100歩程度とすると12000歩で約2時間ね。水平方向はこのぐらいで垂直方向もあります。垂直方向も加えないと歩行の意味が減少するそうです。歩行速度の緩急もね。6km/h前後ぐらいはよく出しています。わんちゃんは走り出しかけたり、立ち止まりますよ。ということは0~6km/hね。高低差は百貨店の1~5階の階段昇降でごまかしていますが、近隣公園のお山とかにも登ったりしています。斜面の横切りもね。リハビリ初期から、ヘマをしなければ結構歩けるようになると思う今日この頃です。諦めない、焦らない、無理しない、適切適度なリハビリを。

2015年4月26日日曜日

日本の報道で思うこと

 最近、自由民主党がテレビ朝日やNHKの報道について事情聴取とかをしましたね。  アメリカなどの根性のある報道機関ならどう対応していたでしょうか。  このことで感じるのが「日本流報道統制」です。報道機関に自主規制させるのです。配線までは完全な統制報道でしたよね。その結果、どのようになったかを考えてみてほしいのです。  「押しつけられた憲法」とか某政党の多くがいっていますが、あのあほな戦争に突入していったのは誰なのか。天皇制を破壊しようとしたのは連合国ではないですよ。当時の日本の指導層ですよ。  大日本帝国憲法を拡大解釈(自己に都合のよいように解釈)して戦争にずるずると突入していったのは誰なのですかな。今でも大部数の新聞とかでは検証記事がでないように思います。  自己にとって都合の悪いと思うことほど、検証が必要です。某首相の「反省」という言葉からは天皇制を破壊しようとした戦争への反省が感じ取れないのです。  このような体質が日本の随所に残っています。原発事故およびその後の対応にも感じられるのです。原発事故の報道にも自主規制という感じを受けています。自主規制しないで報道していたら原発再稼働がしやすくなったかもね。あの原発事故は原発の問題ではなく経営者の問題だと思っている筆者です。 この書き込みのメールマガジンの申し込みはまぐまぐのページでお願いします。

2015年4月20日月曜日

闘病記(視床出血)  左半身完全麻痺からの復活(完全復活を目指して)  No140

先日投稿の顔の違和感とかのときから気がついたことに麻痺側の左目の視力に関してね。   目の前にいるときだけの状況からだけで判断している、あるいは教えられたことだけで判断している医師が多いのでは   脳の損傷、脳卒中などと脊髄損傷などでの回復の違いについて思うこと。   先週真冬に近い寒い日が続きましたが、皆さんいかがでしたか。   小脳の働き(筋肉動作の微調整とかもあり)について調べていたら、   私のリハビリの当初からの思いは「筋肉を固めない。関節を錆び付かせない。関節の可動域を確保する。」というのです。   歩行器では暴走できないですよね。車いすですと歩けなくても暴走ができたのです。  4月13日(月)、先日投稿の顔の違和感とかのときから気がついたことに麻痺側の左目の視力に関してね。以前からのハードコンタクトレンズ装着時視力はそう変化していない感じなのですが、コンタクトレンズをしていないときの視力が、ほとんどどの距離もピントが合わなくなってしまっているのです。以前は目の前数cmのところですと、不思議なことにある程度字も読めたりコンタクトレンズも見えていたのが形として見えなくなってしまったのです。これってコンタクトレンズができなくなると、視覚障害に該当するのかな。右目も左目と同様の円錐角膜ですから、左目の後追いをしてしまうと・・。障害者手帳のラックアップになるかもね。そうなって見えなくなっていくとこの投稿もできないようになるかも。ただ、ITの進歩で楽に楽に安価に続けられるようになってほしいです。どうも、角膜の問題と異なる要因のようです。半年に1回は眼科で角膜と網膜と水晶体などの様子も診察してもらっています。コンタクトレンズができなくなって角膜移植も無理になったら障害のランクが一気に6級から2級に飛び級ができそうです。  4月14日(火)、その昔、睡眠でノンレム睡眠とレム睡眠があることがわかった後、長いことレム睡眠があってノンレム睡眠が起床まで続くと思われていました。理由は入眠後1時間半までの脳波測定をしていましたが、それ以降は1時間半後の状態が持続すると思い込んでいたというのです。その後、起床時まで脳波測定されるようになり、現在の睡眠の知識に訂正されたわけです。脳卒中のリハビリでもこれと同じ現象、目の前にいるときだけの状況からだけで判断している、あるいは教えられたことだけで判断している医師が多いのではとね。それが「・・は諦めてください」とか「一生歩けないです。」とかで自信を持って間違った診断ができるのでしょうね。予後を知らなすぎるのですよ。「あんた実際に脳卒中になってみてくださいよ」という感じね。その点は現場のセラピストさんの方がしっかりしていますよ。私の実体験も参考になるかもね。はっきりいってリハビリ病院入院中も退院直後も感覚は大して戻ってきてなかったです。単に残存機能の活用で歩いているとかいう感じでしたし、セラピストさんの指導も残存機能を当てにした指導です。特にPTで、OTは感覚の回復待ちで、これしか方法がないと思います。退院後に徐々に感覚が戻ってきているのですが、感度の違い等に悩まされています。数ヶ月で終了するようなものではなく年単位の感じを受けています。そうなると、今の医療体制などですと、医師は退院後に無関心になっていく可能性が高いですね。焦りの患者さんも長期的に自分の体のことを考えてみるというのができないのかもね。それが「障害者風姿勢や動作」が必然と思い込む原因かもね。長期的に見ていると思う私の「筋肉を固めない。関節を錆び付かせない。」というリハビリはなぜか、リハビリ病院で「奇跡的速さ」の回復のようだし、同じ病室だった方が筋力が出ないといっているのにどうも私は結構回復してきているみたいです。痙縮とかの筋肉の筋力はすごいのではと思います。ただ、伸筋と屈筋が同時に頑張って収縮するので力比べをしてしまって実用筋力を失い、強力な方の筋肉を引き延ばすのにも多大な力がいるようです。筋トレしなくても筋力が発揮されている例ですが、実用的な動作には使えない筋力ね。そうそう、睡眠パターンがわかった理由は測定の時、装置の電源切り忘れという説も。で、一晩中になって判明したというお粗末なことで。総合病院より開業医の方にその時々の状況のみで判断してしまっている医師が多いかもね。「多いかも」程度ね。勉強不足は開業医の方が多いと思うのですがどう思われますか。  4月15日(水)、脳の損傷、脳卒中などと脊髄損傷などでの回復の違いについて思うこと。なにか脊髄損傷とかですと脊髄機能の回復が難しいみたいです。ところが脳の方は脊髄より機能回復の可能性が高いようです。一つが脊髄では軸索伸長が必要ですよね。それに対して脳は樹状突起伸長でよい場合も多いのでは。脳科学の番組では樹状突起の軸索化ということが放映されたことがあります。脳では可能ですが脊髄では難しいでしょうね。それでも、樹状突起の軸索化には結構日時も必要のようです。その番組では触れられていませんでした。もうすでに樹状突起があっても軸索化には時間が必要です。脳卒中とかでは結合が失われた部分を以前とは違うところ同士の結合になるわけですから、樹状突起を伸ばしながらの相手探しから始まりますよね。結合してみての相性とかいろいろ問題を乗り越えながら神経細胞同士の結合ですから数ヶ月では大多数は無理ではとね。気の早い細胞間がともかく結合してあとはゆっくりという感じを感覚の復活で感じています。私の場合は視床出血なので感覚が戻ってくれば、運動神経とかは問題なしだから本格的リハビリができると考えています。人間の筋肉は全て脳からのリモコン操作で制御されています。この制御には運動神経系への命令だけではなく感覚神経からの情報が絶対必要なのです。私の場合はこの感覚情報が途絶えたためによる左半身完全麻痺でした。ただね、どの部分からどの程度の時間で復活してくるかはわからないですよ。適切な食事などと適切適度なリハビリ動作とかですと必ず回復しますが、いつになるかは神様に聞いてね。障害の程度とかによっては寿命の方が早かったりして。不適切リハビリで動作できなくなった場合は脳が原因ではないですよ。筋肉とか関節とかだよ、だからボトックスね。脳へのボトックス注射なんてないですよね。ボトックスは筋肉への注射だよ。脳卒中は脳疾患だよ。脳卒中は筋肉疾患ではないですよ。不適切リハビリの結果、ボトックスに助けを求めにいっているのですよ。川平法的考え方ですと、ボトックスが必要となるようになると促通にはより時間が必要になるのではと考えられるのでは。  4月16日(木)、先週真冬に近い寒い日が続きましたが、皆さんいかがでしたか。私は完全麻痺状態になったにもかかわらず、「筋肉を固めない。関節を錆び付かせない。」方針のリハビリのおかげで硬直もなく、手足の冷えもなく過ごせました。先週、寒い日に妻がジャムの瓶の蓋を開けるときに、「やかんのお湯で温めたら」といってやったら、蓋の上にやかんを乗せて温めていたので適度な時間で「麻痺したから力が出ない」とかいいながら開封してあげました。筋肉が柔らかいから力が出せるのです。それと、筋肉には「筋ポンプ作用」という血液循環で大切な役目がありますが、これも筋肉が柔軟で収縮と弛緩を交互に繰り返すことができるというのが必要なのです。それができる状態なのが私の筋肉ね。これは筋緊張状態でもやばいのではと思います。「足が浮腫む」とか投稿されていたある方は足の筋肉が痙縮?に近いような感じを受けています。その方は指は筋肉が凝り固まっているようですから、そりゃ指は冷えるでしょうね。わんちゃんとの散歩で今年も手袋なしで過ごせた私とどう違うかというと筋肉の柔軟性かな。筋ポンプ作用の有無ね。筋ポンプ作用が期待できるような筋肉ですと楽に力を込めることができますよ。ボトックス療法が必要となるような筋肉では筋ポンプ作用は期待できないのでは。ボトックスと併用を考えるようなリハビリは弊害だらけということになるのでは。ボトックスに問題があるのではないですよ。お間違いなく。  4月17日(金)、小脳の働き(筋肉動作の微調整とかもあり)について調べていたら、視床出血でも動作の微調整ができなくなる理由がわかりました。小脳への感覚情報が大脳を通じているというのです。大脳には視床が感覚情報の中継をしています。また、小脳からの出力で視床が重要な役割も果たしているともありました。視床出血では感覚麻痺だけではなく回り回って運動系にも影響を与えているのですね。このようなのですから筋トレみたいなことを行わなかったのは正解ですよね、職人の匠の技はいかに小脳の微細な筋肉収縮調整能力に磨きをかけるかということが重要なポイントの一つですよね。ところで、ほかの脳卒中でも感覚中枢関係などですと回り回っての小脳への感覚情報が届いていない可能性が高いですよね。これが動作のぎこちなさなどに通じるのではと思います。当然、運動神経系の抑制ニューロンの働きの影響があるのではとね。ですから、感覚麻痺で運動関係が無傷でも動作に支障が出るのはこのような小脳の働きも関係していると思います。脳は各部分で分業しながら複雑な連携をこなしてなめらかに働いているのです。脳卒中はこの恒常性を破壊することですよ。健常者と同じような感覚でのリハビリはよいわけはないですよね。ですから、セラピストさんと様子を見ながらね。医師は竹藪が生い茂っている感じなのが多いから気をつけてね。あるいは「竹の子医者」(年齢は関係ないよ)、藪医者ほど成長していない医者ね、もっと注意しましょうね。殺されるかもね。  4月18日(土)、私のリハビリの当初からの思いは「筋肉を固めない。関節を錆び付かせない。関節の可動域を確保する。」というのです。一項目増えていますが、「筋肉を固めない。関節を錆び付かせない。」だけでも普通は関節の可動域の確保にはなると思うのですけどね。出血して麻痺がわかったときからかな。多くのブログ等を読ませてもらって感じたのはこの方針でリハビリをしてきてよかったということです。脳卒中発症と同時に筋肉は拘縮にはならないのです。関節も錆び付いていないのです。発症と同時は脳からの動作命令が筋肉に届かなくなっただけです。焦らない私でも足の筋肉と関節については焦りがわき起こってきていました。腕は健常側腕で曲げ伸ばしとかできたのですが、足は重すぎたのです。ところが、ベッドからの頭を下にしたぶら下がり事件のお陰で早期に一日中車いすに座るというのができたのです。股関節直角程度、膝関節直角程度、足首関節直角程度でね。「半日は寝て暮らす」ですから、半日いうても10時間程度かな、寝ると足腰は伸ばすですよね。一日単位で屈伸ができたのです。これが後々PTリハビリで役立ったようです。そして、車いす両足ちょこちょこ歩行というのもね。スピードを出すために背筋を伸ばしてちと前屈みに、膝は直角を中心に稼働させ、足首は踵着地で足裏全面接地で足指での床けりができるように稼働させました。腕は腕で「伸ばす」。指もね。チラシパイプ重量挙げトレーニングで肩の可動域確保とかね。可動域確保ができるようなことはしましたが筋力が必要なことはしていないという感じかな。それで、リハビリ病院は早期退院ね。入院期間が救急病院が32日間なのにリハビリ病院は3ヶ月半ね。追い出されたのではないですが、「いつまで入院しているの」って感じね。救急病院3週間や2週間でリハビリ病院6ヶ月という方もおられます。初期症状は私の方が重症かな。  4月19日(日)、あるブログで歩行リハビリの初期の頃に固定型歩行器(通称ヒックアップらしい)を使っていて、普通の車輪付きの歩行器にあこがれたというようなのがありました。私は車輪付き歩行器を1回だけ救急病院で使ったことがあるのですが、足を引きずっている感じだったのと、車いす両足ちょこちょこ歩行の方が楽しかったので歩行器には興味がなくなってしまいました。歩行器では暴走できないですよね。車いすですと歩けなくても暴走ができたのです。でも、普通の方はあこがれるみたいですね。まあ、ピックアップ型は持ち上げなあかんようだし、それで極端に歩きにくいのかもね。リハビリ病院で退院日まで車いすを使い、その快適さを感じていた者にはわからない心境ですけどね。足の歩行への準備が十分にできているのなら歩行器でもよいかなと思いますが、脳卒中患者ですと歩行器は棒足、ぶん回し足出しの固定化につながる危険性があるのではとね。脳卒中じゃなくて感覚神経・運動神経が普通に働いている人向けのリハビリ用具というような感じを持ってしまったリハビリ病院入院中に健常者風で1日10000歩以上歩行でき、健常者風で階段昇降もできた者からの感想です。車いすはPTに凄く役に立ちましたよ。歩行リハビリができるのなら車いす両足ちょこちょこ歩行に挑戦してみましょうね。背筋を伸ばし股関節直角程度・膝関節直角程度・足首関節直角程度で踵着地・足裏全面接地・つま先床キックでの歩行練習をね。絶対、麻痺足も使ってね。どうして退院日まで車椅子を使っていたのかな。それと、車椅子手漕ぎはできません。足漕ぎ専門です。

2015年4月19日日曜日

歴史のお勉強

 「歴史のお勉強」の目的と意味ね。  今までにもたびたび投稿してきています。未来をより良いものとするためには過去を検証して「失敗から学ぶ」ということをする必要があるのです。これは過去を無批判で礼讃するのでもなく、忌み嫌って排除するのでもないのです。  ところが、日本では「失敗から学ぶ」ということがされていないと考えられるのです。ドイツの元大統領ヴァイツゼッカーの演説『荒れ野の40年』 (1985)でも触れられています。そして、ドイツは歴史から学んできたのです。それで、ヨーロッパの中心国になってきました。  メルケル首相は安倍首相に「歴史のお勉強」みたいなことを会談でいわれたとか。日本は「歴史のお勉強」については、年代と事件名と関係者の名前を覚えるというのが通り相場ですよね。さらに都合の悪いのは伏せられていたりします。  第二次世界大戦は追い込まれたようにいわれているみたいですが、根は深く、満州事変に関わった軍人は関東大震災の時にも取りざたされていますよ。その所行をうやむやにしてきたのが当時の上層部ですよ。無責任体質ね。  また、軍事力でも海軍は「半年は暴れて見せますよ」とかだったというのですが、中国で日華事変勃発からでも4年で泥沼化していましたよね。アメリカ相手に「半年」では終わらないということが陸海軍とも想像ができなかったということですよ。  原発事故でも「廃炉」と「メルトダウン」と「外部への放射性物質放出」と「収束(可能性ゼロに近い)」とかのそろばん勘定ができなかったというのは同類かなと思っています。将来を見通しての決断ができないということです。見かけ上、その時良さそうなことと悪い場合とのバランス感覚がないということです。  将来をより良くするには過去の都合の悪いことを認める必要がある場合がほとんどではと考えられます。このための基礎が勉強されていないのが日本です。都合の悪いことが出てくると陰湿な圧力かけて葬り去ってきたのが日本です。それで、天皇制を潰しかけたのに、また、潰したいという勢力が増長しています。  怖い、怖い、日本。ある意味、アメリカに従属したままの方がよいかもね。 この書き込みのメールマガジンの申し込みはまぐまぐのページでお願いします。

2015年4月13日月曜日

闘病記(視床出血)  左半身完全麻痺からの復活(完全復活を目指して)  No139

この頃の歩行で疲れるのは連続で5000歩前後あたりからみたいです。 脳卒中での障害部位の違いによる神経細胞のつなぎ替え後のゴタゴタ状況の違いについてね。   脳卒中での障害部位が感覚神経領域の場合と運動神経領域の場合の現れ方についての一考察ね。   数日前久しぶりに一応転倒みたいなことをしてしまいました。   久しぶりに筋力についてのお話をと思います。   リハビリへの取り組みから見る脳卒中による障害、後遺症の受け入れ時の感情について思うこと。   「リハビリには必ずいくように」は「セラピストさんに確認と指導をしてもらえ」ということ  4月6日(月)、この頃の歩行で疲れるのは5000歩前後あたりからみたいです。それも、連続時ね。しばらく休息すると解消ね。1日に19000歩以上の日も寝ると、翌日に18000歩とか歩けるように回復しています。普通の健常者の程度とかもね。それでも、基本は杖持ちだよ。無理に格好つけることはしていないつもりです。ただ、雨の日は右手に傘、左手にわんちゃんのリードなので杖を持つ第三の手がほしいですよね。雨の日の方が転びやすいしね。で、4000歩ぐらい歩かれてしまったときもありました。リハビリが順調ならこのようになってくると思うのですけどね。また、装具ですが、足首が動いて持ち上がるので装着しなくなりましたが、リハビリ病院退院後直ぐに遊びに行ったときに調べられましたよ。私の足首は健常者程度まで回復してきていますが、発症前からあった躓きはちょっと増えたかな。ですから、格好つけて装着していないのではないのです。リハビリ病院で「小走り」の指導の時は装具を外していたと思います。今でも足首の運動は欠かさずしています。足先の持ち上げね。こうできるのも車いす両足使用ちょこちょこ歩行の賜でしょうね。正しい座位?(上半身背筋を伸ばしての前屈み的ね。でないと暴走できないものね。)で膝関節活用・足首関節活用の踵着地、足裏全面床につけ、足先でのけりで後、足を前に出して踵着地ね。伸びきりになりやすい下肢系の関節を直角以上に曲げるというのを楽な力でしてきた賜ね。頑張ってしたという感じはないですが、歩く感じで移動できたので楽しかったかな。両手は自由だしね。足での移動だものね。楽だしね。で、看護師さんに「・・さん、ゆっくり漕いでください。」といわれる羽目にね。暴走族的に速かったということかな。この車いすをリハビリ病院退院日まで続けたものね。これを踏まえての歩行リハビリですから、健常者風にも早期に取りかかってくれました。とかいうように歩行リハビリは受け身的ね。で、発症後3ヶ月ほどで病棟内を日に4~5000歩程度にね。健常者風だよ。発症時の医師の見込みは可能性として一番高いのが「一生車いす生活」ですよ。過去の事例からの可能性ね。覆してあげましたよ。でもね、藪医者じゃないから、「・・はあきらめてください」などはいわれていないですよ。脳卒中だけですと、症状とかでいつ頃になるかはわからないですが意識が回復したのでしたら、そのうちに動かせるようになりますが、いつ頃かは神様に聞いてください。それより、不適切リハビリ(あきらめでの放置を含む)による弊害の方が怖いかもね。発症時は「私は間脳視床出血で意識不明にもなり、左半身が完全に麻痺したのです。生き延びましたが医師よりは「一生車いす生活かも」とのお告げもいただきました。藪ではなかったので断言ではないですよ。」ね。  4月7日(火)、脳卒中での障害部位の違いによる神経細胞のつなぎ替え後のゴタゴタ状況の違いについてね。私は間脳視床出血なので感覚神経の大脳への連絡通路での障害でした。連絡の神経細胞が大量にお亡くなりになったわけですが、大脳の感覚中枢は無事でした。でも、感覚情報がほぼ大脳に送られなくなったいうことでした。感覚と感じるのは大脳ですよ。間脳のほかの部分とかでの感覚情報の利用はあっても、感覚として感じたと思うのは大脳ですよね。ですから、大脳の感覚中枢は正常なのに感覚情報が無い状態が続くと異常反応して視床痛などを起こすことになると考えられています。視床の部分での障害を神経細胞のつなぎ替えで徐々に解消していっているのが今の私の状況ですよね。大脳は無事なのに感覚度合いを以前とは異なって感じているのが現状です。どちらかというと「強め」ね。過剰に反応しているのが多いです。以前よりインパルスが多いのでしょうね。ところで、大脳の感覚中枢に障害があった場合は全く別の働きをしていた神経細胞が感覚情報を処理することになるのですね。このときはどう反応するでしょうか。ひょっとしたら感覚の種類を取り違えることもあるのではと思います。私の場合ですと「つなぎ間違い」ですね。ですから、私の場合はつながりさえ間違わなければ問題は起こりにくいですが、感覚中枢ですと、その神経細胞の役割分担変更を伴うのではと思ったりします。でも、つなぎ替えが起こってほしいわけですね。そのときには適切な種類で適度な強度の刺激が必要なのです。健常者での練習とかでもね。人間の動作はすべて感覚情報としてフィードバックされて大脳で処理されているということで行うことができます。お忘れなくね。  4月8日(水)、脳卒中での障害部位が感覚神経領域の場合と運動神経領域の場合の障害の現れ方についての一考察ね。ほかにも視床下部等に代表される体内環境の中枢関係もありますがやめときます。で、両方の場合は悲惨なのでパスね。運動神経関係ですと、その運動中枢で支配されている筋肉の随意運動ができなくなりますよね。小脳などの場合はなめらかな動作ができないということから動作不全みたいです。脳からの命令が届かないからです。大脳で運動について処理されて筋肉につながる運動神経に命令が出せるようになるまでは随意運動ができないことにね。これは川平法でいっている促通が起こらない限り無理ではとね。ただ、脊髄や末端の方にかけては異常がないはずなので膝蓋腱反射みたいなのは起こると思います。筋肉の収縮具合等の感覚情報は脳に届いていますから筋緊張亢進とかはないかなと思います。CI療法などを行う気も起こらないのではとね。リハビリには川平法と『「放置による筋肉の固着や関節の固着」を起こさないようにね。』ぐらいかな。感覚神経関係領域の場合は運動神経関係も筋肉も関節も異常ないですよね。感覚情報が運動中枢に届かないということでの動作不全ですよね。視覚等に置き換えてやることで動き始めました。これ、経験ね。でもね、動くだけで動作させている手足の状況は目視しなければわからないのです。物をつかんでも力のコントロールができないのです。手とかからの皮膚感覚や筋肉の感覚がないからです。当然、運動神経の興奮ニューロンは興奮しっぱなしね。で、運動神経は興奮状態のままにね。すると、筋肉は収縮状態のままにね。緊張状態のままで痙縮とか拘縮に突き進みやすいということになるのではとね。CI療法を行っているあるリハビリ病院はボトックス療法と併用しているとホームページにありました。私が思うには「ボトックスと併用するようなリハビリはするな」ね。トレーニングの効果は皮膚感覚や筋感覚があって初めて定着できるのですが、感覚がないからトレーニングしても効果が薄いのでとね。効果が出る前に拘縮になってしまったりとね。ですから、歩行の方が案外できるようになっても手の方が改善が遅くなるというのが理解できると思います。感覚神経の量の違いと考えるとね。これも体験済みね。また、歩行と走行では感覚神経の使用量に大きな違いがあります。体験済みね。まだ、小走りはできても大股疾走ができません。感覚領域での脳卒中でも「筋肉を固めない。関節を錆び付かせない。」ですよ。絶対にね。だから、感覚領域での脳卒中のリハビリでは、本来必ずマッサージ等の筋肉を解すことをするのですよ。脳は各部分でいろいろ分業と連携しているので単純ではないですよ。脳卒中を単純に考えて筋トレとかに走らないようにね。セラピストさんとよく相談してね。  4月9日(木)、数日前久しぶりに一応転倒みたいなことをしてしまいました。公園で階段状のところを登っていて、うっかりつま先を引っかけてしまったのです。四つん這い状態になりましたが、怪我なしね。「毛がなし」ではないですよ。怪我怖いと投稿されている方もおられますが、どうしてこの程度で怪我をするのか不思議ですよね。発症時意識不明で左半身完全麻痺程度でね。右手には傘(雨が降りそうだったのでね。)、左手にはわんちゃんのリードね。で、リードを手放すことになってしまいました。麻痺した左手ですが、瞬時にリードを離して身を守るように地面をつけましたし、肘も適切に屈伸してくれたようですから怪我なしね。「筋肉を固めない。関節を錆び付かせない」という理念のリハビリの効果ですよね。ですから、脳卒中を起こした人の中ではよく転倒している方かもね。なにせ、道なきところを歩くは、すぐに起き上がれるので不注意になるは、左腕も防御に使えるぐらい回復させることに成功したみたいだし、で、不注意ね。でもね、階段から転落とかみたいな大事故には遭わないように注意しております。普通の障害者の階段の上り方ではなく、足長健常者風の登り方をしていました。段差は小さいですが次の段までの距離があるタイプを大股開きで一足で登るというのね。今まで事故がなかったのですが、気を抜くということでした。この翌日の訪問リハビリでPTのセラピストさんと現場にいって、前日と同じように階段を上って見せたら、びっくりされていました。「私はできません」とね。  4月10日(金)、久しぶりに筋力についてのお話をと思います。筋力は筋肉量だけでは定義されていないです。筋肉にも「瞬発力系ミオシン」や「持久力系ミオシン」があります。マラソンで優秀な選手に100m走の練習させてもぼちぼち止まりになりますし、逆もそうです。これは最大瞬発力にも違いが出てきます。でも、とりあえず「瞬発力」や「持久力」も考慮した「筋肉量」ね。「筋肉量」を増やす筋トレは普通筋肉細胞である筋繊維のミオシンなどのタンパク質等を増やすのと核の数を増やすことを行います。筋繊維は巨大細胞ですから、細胞分裂をしません。前者の筋トレ強度はどの程度必要なのでしょうね。後者は筋繊維の細胞膜を傷つける必要があります。相当な超過筋トレになるのですから、必ず休息が必要です。休息なし(安息日なし。日単位だよ。)は筋肉を痛めるだけみたいでよくてタンパク量をそのときの限度まで増やせるだけかな。非常に筋力の要因として大きいのが運動神経が筋収縮に動員できる筋繊維の数です。この動員力は簡単に減少すると考えられます。核は一度増えたら減らないよ。筋繊維(筋肉細胞)も減らないよ。タンパク質は栄養状況で増減しますが、動員力みたいには減少しないですよね。以前紹介した「パワーリハビリテーション」はこの運動神経の動員力回復を目指していると考えられるのです。「火事場の馬鹿力」という意味はこの運動神経の筋繊維動員力のことですよ。筋力の定義は「筋力=筋繊維の数×筋繊維のもつ収縮性タンパク質の種類と量×運動神経の筋繊維動員力」かな。脳卒中ではこの動員力だけがゼロとかになることですよ。筋肉の問題ではないのです。脳卒中では筋肉に関わる神経が健康時と異なるのでいろいろな問題が出てくるのです。感覚関係での脳卒中ですと、皮膚や筋肉等からの感覚情報がないので筋肉を緩める命令が脳が出せなくなります。運動神経系の抑制ニューロンが働かなくなるのです。興奮ニューロンばかり働くから、筋緊張亢進→痙縮→拘縮とか進みやすくなるのですよ。感覚関係の障害の時には筋肉を弛緩させることができない可能性が高くて、屈筋も伸筋も収縮して力比べしてしまうので実用的な筋力が出せなくなるのですよ。関節の可動域を確保しながらのリハビリを。「筋肉を固めない。関節を錆び付かせない。」リハビリを。筋トレをしていないと筋力がなくなるのなら、痙縮とかの手足を外部の力で動かすときにどうして力が必要なのですか。痙縮とかですと筋トレとかができないですよね。でも、痙縮とかの手足の筋力は強力のようですね。でもADLには役立たないですね。それどころか、ADL低下の主要要因ですね。  4月11日(土)、リハビリへの取り組みから見る脳卒中による障害、後遺症の受け入れ時の感情について思うこと。はっきり言って不適切リハビリをされている方の多くが受け入れることができていないのではとね。なにもリハビリをしないというのは受け入れていない証拠と思います。諦めだけですよ。過剰なリハビリをしている方も受け入れていないと思います。受け入れているというのはその時々の体の状態をよく見極めて適切適度なリハビリを行っている場合ではと考えるのです。そのとき状況を受け入れられないから過剰なリハビリとかに走るのですよ。多くのブログ等でも投稿されていますが、筋肉を固めたりとかの筋緊張亢進→痙縮→拘縮とかにしてしまうのは体の状況がわかっていなくて、「とにかく早く」という焦りでしかないと思うのです。または、諦めね。「みんなで川平法」の方もボトックス療法を受けられているのですね。発症時に受け入れができなかったようですね。投稿から感じましたよ。筋肉が柔軟で関節がなめらかに外部の力で動かせての川平法ですよね。私の考える川平法の前提ですよ。でもね、「筋肉を固めない。関節を錆び付かせない。」ですと、自力で動かせるようになるかどうか多くの方は不安になると思います。それが、過剰につながるのではとね。多くの方が筋肉カチコチで動かなくしているのですよ。脳卒中感覚麻痺では簡単に筋肉カチコチになります。運動神経系の抑制ニューロンが働かなくなるからなのにね。運動神経が興奮したままにね。状況を受け入れて「筋肉を固めない。関節を錆び付かせない。」でぼちぼちしていた私が握力20kg以上とか18リットル灯油入りのポリタンクを持てるようになったりとかしています。このぼちぼち適度は各人それぞれですからセラピストさんと相談しながらね。歩行の方は健常者風で一日10000歩以上が普通になっていますし、階段昇降も健常者風、正座への移行、立ち上がりも楽にできるようになりました。発症時、意識不明にもなり、左半身完全麻痺で医師より「一生車いす」とかの神託もいただいた程度です。救急病院入院期間は32日ね。短くはないですね。短いのを自慢されている方もおられましたが、その後どうだったのでしょうか。  4月12日(日)、先日、あるブログに某病院の整形外科の医師が「リハビリには必ずいくように」といわれたとありました。この「リハビリには必ずいくように」は「セラピストさんに確認と指導をしてもらえ」ということだと思います。さらに「転んだ時に、筋肉が緊張状態になっているのをほぐすのが大事。」ともいわれたとね。普通に専門家に見てもらっていたらこのように指導してもらえるのですよね。自己流リハビリはこの基本から外れてしまっている方が結構いるみたい。このブログの主はこれ以上に解していたかもとも投稿に書いていました。そう、筋肉が柔軟であるということが大切だということをこのような形で投稿に書かれているのを読むのは久しぶりかな。筋緊張状態には私もなっているのを感じるときがありますが、一見筋力がついてきた感じがするのですよね。でも、私は解しますよ。屈筋も伸筋も柔軟な状態のときに筋力が発揮できるからね。何か感覚が戻ってきている感じの錯覚も起こしやすいですよね。筋紡錘や腱ゴルジ装置等の筋肉の感覚器官の回復であれば緊張状態にはならないのではともね。遠回りになるような感じもするのではと思いますが、「筋肉を固めない。関節を錆び付かせない。」で毎日地道に適切適度なリハビリ動作を続けることが回復への早道ではないかと思う今日この頃です。そうそう、握々お手々での指伸ばしではほかの方に無理矢理伸ばしてもらうこともあるようですね。握々お手々では筋トレができないのにそこまで筋収縮しているということですよね。使い物にならない筋収縮ね。それが痙縮や拘縮ですよ。

2015年4月12日日曜日

真の平等とはなに?

 日本では、日本だけとは限らないと思いますが論じやすいので教育関係で論じてみます。  入学試験の制度についてね。日本では当日の入学試験の得点による合否判定が長らく続いています。が、高等学校入試においてまず出てきたのが内申書重視です。中学校での在学中の成績加味ね。ところが、相対評価で厳密に分布が決められていました。  最近の学力テストでも明らかなように地域格差が厳として存在します。これを無視したというものでした。これで、平等とはかけ離れました。学力の低い地域の方が有利に働きますが、進学後、各高等学校で下位の成績になる場合が多いのです。進学後に不利にね。また、平常の成績もということなので家庭環境の問題も当然影響します。  この家庭環境というのは全地域で子供全員に影響を与えるのです。親が誰であるかというものです。排除できない不平等ですよね。佐世保での同級生殺害で殺した方の少女は親の人格障害の被害者だったのではとも思うのです。  高校野球でシード制がなくなったようですね。「不公平」だとね。いったら悪いですが弱小高校チームが1回戦から有力高校チームとの対戦になったら勝利の確率は激減します。あのシード制は在学中に公式戦で一度は勝ちたいという望みを与える制度だと思うのですけどね。公式戦を重ねるうちに強くなっていく可能性もあるのにね。練習試合の数は有力高校の方が圧倒的に多いようですしね。体のよい逆差別みたいに感じています。  入試制度の方は違う仕組みの制度をいくつも組み合わせることで不平等の度合いは減少するとは思います。一つの物差しで「平等」「不平等」とかを論じている限り「より平等と思える社会」からは遠ざかっていくと考えられます。  不平等で不利益を受ける部分に対してどのように援助などのセーフティーネットを構築していけるかという方が大切だと考えます。  機能不全家族で成長した人が家族を持った場合、機能不全家族を作ってしまう可能性が高いです。だから、対策を。人格障害でもね。アル中に育てられた人をアダルトチルドレンというのですが、親によってアル中にさせられてしまう感じなのですよ。ですから、セーフティーネットの整備を。  表面的平等論が充満している日本かな。 この書き込みのメールマガジンの申し込みはまぐまぐのページでお願いします。

2015年4月6日月曜日

闘病記(視床出血)  左半身完全麻痺からの復活(完全復活を目指して)  No138

腰痛で思うこと。   このブログへの投稿に込めた思い。   脳卒中リハビリでは回復についての前提の違いが大きく影響しているようです   正座時の足首は尖足状態ですよね。そこから直接立ち上がるときには  「動きのコツ」さんのブログで「手足のリハビリがうまく進まない方へ」を読んで   「動きのコツ」さんのブログで「脳科学が分かると更にためになる動きのコツ」を読んで    脳卒中感覚麻痺でのリハビリで動き始めたら筋トレ優先と関節の可動域優先のどちらがよいのでしょうか。  3月30日(月)、腰痛で思うこと。腰痛の要因はいろいろあるのですが、結構多いのが「筋力不足」だというのです。ところで、この筋力ですが、発症前に鍛えておくと楽ですよ。で、私は今回の入院で車いすに座り始めた当初、腰痛に悩まれました。根性でしのぎましたよ。なれてくるに従って感じなくなってきました。普通の場合はこの根性は問題を増幅する場合も多いですよ。これ以来、腰痛とは無縁にね。時々、ラジオ体操的に腹筋や背筋とかを屈伸したりとかしのいでおります。でもね、結構重いものを持ち上げたりできるのよ。背筋使いますよね。とかとかね。筋肉痛以外が原因の腰痛については医師に診断してもらってね。椎間板の弾力性維持にも心がけましょうね。椎間板ヘルニアとかですと、悲惨ですよね。椎間板の弾力性は歳ととも失われますから注意しましょうね。そうそう、階段昇降や歩行時に膝等に衝撃を与える昇降や歩行は膝関節の軟骨を痛めるというのです。できるだけ、正しい健常者風で動作しましょうね。健常者でも膝を痛めている方が多数いますので注意が必要です。  3月31日(火)、このブログへの投稿に込めた思い。「脳卒中だけですと意識が回復できたのなら、いつかは必ず回復する」ということです。でも、その前に寿命が終わったり、不適切リハビリで回復不能になったりすることがあります。脳卒中でリハビリが遅れる最大の要因は「自身の現状を受け入れることができる」かどうかですよ。動かないものも感じないのも嘆いていただけでは進みません。「受け入れることができる」というのが回復物語の序文になります。私は「あら、出ちゃった。麻痺しちゃった。では、リハビリね。」と思い、リハビリでは「筋肉を固めない。関節をさび付かせない。」で始めました。私の場合は視床出血ということですから、典型的な感覚麻痺のみね。感覚情報が脳に届かないことによる動作麻痺ね。代用感覚情報として視覚情報を利用することで動かすことができましたが、動かせるだけね。生活動作には使えないよ。だから、ラジオ体操みたいなはできても・・ね。脳卒中の種類・範囲・症状によって動かせるようになるまでの期間に違いがあります。事後追跡調査の悪い日本ですから、医師は「動きません」とかいうのですよ。研究不足・勉強不足の典型ね。ただ、動く前に寿命になることもありますよ。次が脳での神経細胞のつなぎ替えがどのぐらいの速度で進むかですよ。これも症状によっていろいろね。脳卒中だけですと、筋肉や関節などに問題はないのです。事後の不適切リハビリ(放置するというのも含む)によって問題が生じることになります。痙縮とか拘縮ね。こんなのになると神経細胞のつなぎ替えも起こらなくなるのではと思います。ですから、脳卒中にならない方がよいのですが、発症してしまった方がよりよい回復をするための一助として投稿しています。拘縮になってしまっては筋力補助装置も使えないよ。脳卒中でのリハビリは脳の体各部への支配状況が健常者と異なりますので、健常者的リハビリでは弊害が出てきますよ。脳からの命令が出せないから動作不全になったのです。脳が体の各部の状況を感知できないからいろいろな動作障害などが出るのです。お忘れなく。脳が修復されてリハビリができるのですが、それまでの間は残存機能をうまく利用しましょう。できることは限られますよ。障害者風動作や姿勢にならないようにリハビリすることができることとこの方が後々楽であるということも知らせたいからです。  4月1日(水)、脳卒中リハビリでは回復についての前提の違いが大きく影響しているようです。私は「障害者風動作や姿勢にはならないようにすることができる」で実際そのようになりつつありますが、ある方は「障害者風動作や姿勢になっていくのだから、その動作や姿勢でもリハビリを行う」という感じね。また、私は「脳での神経細胞のつなぎ替えが完了するまでは可動域の確保でよい」ですかな。多くの方が「早く生活動作ができるようになりたい」みたいな感じを受けています。私の方が不熱心みたいですよね。先月29日の投稿みたいな入院期間や回復具合をどう説明すればよいのでしょうか。出だしの違いも大きいとは思いますが、どうしてこのような入院期間や回復具合に違いが出るのでしょうか。救急病院での入院期間は結構重症の方ではとも思いますけどね。  4月2日(木)、正座時の足首は尖足状態ですよね。そこから直接立ち上がるときには足首を十分に曲げる必要がありますよね。足首の関節が硬くなってしまっていたら正座ができない、または直接足だけでは立ち上がれないということになりますよね。でも、椅子生活では正座はしないですが、正座ができるとか立ち上がれるとかいうのは病気隠しに使えますよ。実は2月に発症して、その年の8月の墓参りに母と会いましたが気づかれませんでした。初期症状は重症タイプだよ。そして、次の正月には実家にいって畳の部屋に座ることがあったのですが、すっと座ってすっと立ち上がったもので気づかれずね。入院を知らせていないので脳出血を隠しおえているわけです。もう一つが「健常者風姿勢や動作」にすることができたということです。このように回復できたのも発症時から「筋肉を固めない。関節をさび付かせない。」と適度適切なリハビリに取り組んできたからですよ。医師のお告げは症状から見てごく普通の「一生車いす生活」でしたよ。ただ、「絶対歩けなくなる」とか宣告はなかったです。可能性としてね。時々、ブログで「絶対・・はできません」とかいわれたというのを読ませていただいています。藪医者が結構いるのですね。  4月3日(金)、「動きのコツ」さんのブログに「手足のリハビリがうまく進まない方へ」というのがありました。詳しくは「動きのコツ」のブログで読んでね。手も足も上手に使う基本は座位にあるとね。正しい座り方というのができているかどうかとかいわれています。私は発症してしばらくしてからは日中車いすお座り生活ね。理由は以前の投稿にありますが、上半身直立ですと鼻が詰まらないのです。意識朦朧時に鼻づまりで三途の川で渡し船から転落するようなこと、ベッドから頭を下にした転落ぶら下がり事件を起こしていますから、病院側も車いすに座っていたら転落事故もないだろうとね。で、そこの病院のベッドとかの配置の都合で「正しい背筋を伸ばした座り方」「股関節直角程度・膝関節直角程度・足首関節直角程度」にできる状況だったです。これは、ベッドテーブルを車いすで使用するとなるとこうなってしまう配置だったです。おかげさまで「動きのコツ」さんのブログにある「座位」についてできていたということです。やはり、人間は上半身を直立させておく方が脳が活性化されますよね。腕も使ってみようかという気にもなりやすいですね。ただ、私は「筋肉を固めない。関節をさび付かせない。」を最優先に考えていましたから、救急病院入院中はまずは健常側で麻痺腕を動かすというのが最初でした。で、徐々に軽い体操みたいな動作を増やしてね。足は尖足にも棒足にもならなかったです。効果抜群ね。日中車いす座位生活の時間は朝6時半頃から夜8時ぐらいまでね。今でも起床から就寝まで横になることはないです。上半身直立で生活しています。  4月4日(土)、「動きのコツ」さんのブログに「脳科学が分かると更にためになる動きのコツ」というのがありました。昨日の続きみたいですね。ネタ不足なものでね。内容的には「人間の脳では予約されたシナプス以外は利用しないと接続が解除される」というものですよね。抑制されてしまうことになるのですかな。この利用しないというのに痙縮や拘縮状態も入ってくるのではと思います。筋緊張亢進も痙縮も拘縮も起こる原理は同一ではと思います。感覚麻痺では感覚情報が脳に届かなくなったか大脳の感覚中枢にダメージがあったからですよね。ところが、徐々に感覚とかが戻ってきますが、このためには適度な刺激がある方がよいというのが脳科学では常識です。過剰な刺激ですと感覚が過剰のみに反応してしまうようになってしまうかも。薄味がわからない状態とかね。適度な刺激ね。とともに刺激がない状態になると神経細胞のつなぎ替えも起こらなくなるのではとね。痙縮や拘縮での廃用症候群状態もよくないですよね。数年間全く動かなかった手が動きそうだという気楽な方もおられますけどね。外部の力で動きの刺激を与え続けたら動き出す可能性はあると思いますが、いつ頃動き出すかは神様に聞いてね。  4月5日(日)、脳卒中感覚麻痺でのリハビリで動き始めたら筋トレ優先と関節の可動域優先のどちらがよいのでしょうか。私は可動域優先ですから「動かしにくくなってきた」とかはないです。筋緊張亢進にもなっていないし、なりそうならマッサージとかで解します。健常者程度の可動域を確保し続けています。筋力も回復してきています。これは感覚の回復に応じてね。たとえば、麻痺手の握力は高校生の頃に近づいてきました。ハンドグリップで20kgのを握れ始めたのです。高校生の時は「色男、金と力は無かりけり」ね。指を曲げるときに屈筋で伸筋を伸ばす苦労はないから、筋力として出せるのです。筋肉があっても筋力としてその収縮力を発揮できるというのには「対になっている筋肉、屈筋なら伸筋ね、を伸ばすのに筋力を必要としない」というときですよね。筋緊張亢進→痙縮→拘縮となっていくときは屈筋も伸筋も同時ではと考えられるのです。どちらの筋肉も収縮しようとするので筋力の強い方が勝って、腕なら屈曲腕や握々お手々、足なら棒足ですかな。こうならないように可動域確保優先が私のリハビリね。あるブログで筋トレに励んでおられる方は動作に苦慮されているようです。関節の可動域があっての動作であり、筋力なのにね。握力計を握ることができて握力の測定ができるのにね。足首関節が稼働したら楽に歩けるのにね。膝関節など足の関節群が十分に稼働すれば足に力を込めることができるのにね。関節の可動域を確保しながらの筋トレだと思います。関節の可動域がなくなるようならいくら筋力がついての実用筋力ではないですよ。握々お手々の方の指を伸ばすのに力が必要だそうですね。でも、握力としては使えませんよね。この話は爪切りや手袋の話で出てきています。屈曲腕を伸ばすのも非常に力が必要みたいですね。上腕が胸付近にあってなにか作業ができますか。私はだらり腕だから18リットル灯油のポリ容器を持ち上げれるのですよ。関節の可動域を確保しながら筋緊張亢進にならないような適度な筋トレなら効果があるのではとね。もっとも、関節の可動域確保は発症直後から適切にリハビリ動作をしておく方がよいけどね。というより必要だよね。そうそう、私は間脳視床出血で意識不明にもなり、左半身が完全に麻痺したのです。生き延びましたが医師よりは「一生車いす生活かも」とのお告げもいただきました。藪ではなかったので断言ではないですよ。

2015年4月5日日曜日

4月1日付日本経済新聞文化欄「幻の戦闘機隊のリアル」を読んで思ったこと

 この著者の父親の残した遺稿で戦闘機隊の整備隊長のフィリピン戦記をもとに書かれていました。詳しくは新聞でね。また、今年「グリーンファーザーの青春譜」(書肆心水)という本にまとめられたそうです。  フィリピンの基地で航空機用潤滑油が備蓄がないことを参謀(陸軍大学卒ね)に直訴したら「理屈をいうな! 油がなければ精神力でやれ」といわれたとね。潤滑油がないと航空機のエンジンは故障することもわかっていないのが上層部なのですよ。この参謀が特異ではなく当時の上層部の発想そのものであったと考えられます。身内だけのご都合主義の論理で凝り固まった連中ですよ。  だから、後先見ずに戦争に突入していったのですよ。そして、多くの将兵や国民や近隣諸国民に多大な犠牲を強いたのです。ノモンハン事件など戦死傷率70%以上というのに教訓を得ることなく箝口令で封殺した上層部ね。  「歴史を直視する」というのはこのような状況を考えることなく戦争に突入していったことや戦争で何をしたかについてしっかり検証することですよ。  沖縄戦での集団自決で一体なにを守ることができたのでしょうか。当時の軍部上層部の体面だけではと思います。硫黄島や各地での玉砕でもね。  将兵や住民に犠牲を強いることに血道を上げ、本土でのほほんと生きていた軍部や政府の上層部の責任を追及することが「歴史を鏡」とするためには必要です。  天皇陛下に決断させるところまで追い込んだ当時の上層部の責任ですよ。  時々、神社にお参りに行きますが靖国神社には行かないです。この無責任連中を拝みたくないのです。天皇制をつぶそうとした、神社神道もつぶそうとした連中を拝みたくないのです。 この書き込みのメールマガジンの申し込みはまぐまぐのページでお願いします。