2014年7月14日月曜日

闘病記(視床出血)  左半身完全麻痺からの復活(完全復活を目指して)  No101

血液検査などの臨床検査の判定基準の算出基準   「・・・あまりに普通に動いているようにみえるのでびっくり・・」とコメントをいただきました。  私のいっている「可動域」  脳卒中発症時の血圧上昇「クッシング現象」  感覚麻痺でのリハビリ中のある時点での限界について   私らみたいな感覚麻痺で四肢のリハビリでの失敗の代表例をひとつ   今一度(何回もするかな,他の話題でもしょっちゅうみたいかな。)、筋力の定義  7月7日(月)、血液検査などの臨床検査の判定基準の算出基準についてね。多数の人の検査結果から統計学的に「健常者(医学的な正常値を示す人)の95%」というような感じで範囲が決められていますが、外れても健康な時と、範囲内でも不都合をしめす人がいますし、「健康状態」をどう捉えるかで大きく変わってきます。絶対的な基準などないとね。その昔、血圧ですと「高ければ高い方がよい」という時代もあったとか。最近も血圧についてのこの手の基準値を変えようという話がありますが、医学的知見より経済的事情の方が優先されたみたいだし、以前のも経済的の方が大きいみたい。研究が進んで、その結果変わるのもありますが、「経済的事情」ね。あるサイトで「疫学的な統計データに基づく基準値(健常者の95%の平均値)は、正常範囲に収まる個人の多様性や個別差を十分にカバーすることが出来ないので、正確な診断には基準値との比較だけではなく、医師による個別的な診察が必要である。」とあるのですが、医師も経済的事情に左右されているようです。それと最近多いのがパソコンの画面ばかり見て患者を診ない医師ね。問診とか過去の病歴とかそこでの今までの経過(数回とかだけですと、それは過去を見ていない)を考慮せずその時の数値だけで判断するような医師が増えているような感じを強く持っています。パソコンばかり見て話をしない医師とは適当なときに変えればよりと思います。どうせ、お薬手帳と簡単な検査をすれば、同程度の治療はすぐ受けられるのではと思います。だから、院内処方ではなく処方箋とお薬手帳ね。薬剤師がもし薬変更を医師に問い合わせたとき、変更出来るのにかたくなに変更を拒否するような場合の医師は変更対象の候補ね。  7月8日(火)、so-netブログでコメント一覧を久しぶりにみたら、「関節は錆び付いていないよ」で「・・・あまりに普通に動いているようにみえるのでびっくり・・」とコメントをいただきました。うれしいコメントでした。味噌は、発症時から「筋肉を固めない。関節を錆び付かせない。」と「感覚神経回復」を目指していただけですのに感じ取っていただきありがたいです。動かせれば、あとは何とかなりますからね。最悪でもサポートアシストスーツの利用も可能だものね。拘縮では無理でしょうね。これだけ、動かせたら感覚神経の回復で実用的動作が出来るようになると考えています。拘縮では何もできないですからね。われわれ感覚麻痺ですと、筋肉に影響を与える神経情報がアンバランスになっているので筋トレとかをすると、筋緊張亢進になって、後々惨めなことになりますね。可動域の確保だけを念頭にリハビリをしてきたので「普通に動かしている」と見てもらえたのだと思います。普通に動かせているのですが、まだまだ「動かせている」だけで、実用生活動作には問題も出てきます。理由は感覚神経の回復度ね。ですから、感覚神経が復活するまでは「普通に動かしている」状態を保とうと思っています。くどいですが、拘縮とかにしたら復活出来ないですからね。最新のロボットのめざましい進歩はセンサーの進歩に負うところが大きいとね。非常に高性能のセンサーたる感覚器からの情報が途絶えてしまったのが感覚麻痺です。ロボット以上の精度で復活しようとするには感覚の回復が必要です。それまでは「筋肉を固めない。関節を錆び付かせない。」で準備をしておきましょう。くどいですが、神経系が揃った状態での筋トレは有効の場合が多いと思いますが、アンバランスでは拘縮とかの危険性が非常に高いかな。まずは「可動域の確保」ね。  7月9日(水)、私のいっている「可動域」の話ね。軽い屈伸等で動く可動域だよ。発症直後の方は他の方が、または健常側で動作させたときに「重たい」(実際腕や足の重量って結構ありますね)とかいうぐらいで楽に屈伸できるような感じでしたら「可動域がある」としていっています。無理矢理曲げるとか伸ばすとかいうのでは「可動域なし」ね。その動作に力がとられてしまって肝心の生活動作ができないですものね。ですから、順調にリハビリができていたら「可動域確保は出来ている」と思いますので、「どこそこの関節を動くようにしてもらった」とかいうのは「可動域確保で失敗」していたということです。動かなかったら生活動作ができないでしょ。健常側で楽に屈伸出来るのと同程度でできるように保つということね。入院中に今みたいに投稿出来る知識とかあったら、同業者にもっともっと詳しく解説出来ていたでしょうね。神経のバランスが崩れている状態で熱心に動作させても無意味でしょうね。適切な程度ね。脳卒中では脳での神経細胞間のつなぎ替えが完了してからがリハビリ本番と思います。それまでは残存機能を使って、適度なリハビリね。脳での修復が終了後にリハビリができるように体の状態を維持しておくということですかな。焦らない、諦めない、無理しないでリハビリを。ある方は前年できた作業が筋力不足でできなかったと(ただし、今年の投稿からの類推ね)。感覚麻痺なのに筋トレされていました。「・・を動くようにしてもらった」という方ね。ブログ村である方が『「痙縮」と「拘縮」の違い』で投稿されていました。わかりやすいサイトを紹介してありました。「痙縮」にならなければよいだけですよ。原理的には「痙縮」にならなかったら「拘縮」になるはずがないですからね。くどくどと、「筋肉を固めない。関節を錆び付かせない。」と「感覚神経回復」目指してリハビリに励みましょう。気長に休まずにね。  7月10日(木)、クッシング現象についてです。さすが、ブログ村の脳卒中カテゴリーでは、時々発症時の高血圧症状を見かけます。人間の体は、必要なところに血液を送ろうとしています。脳梗塞で血管が詰まれば、その先の部分への血液が途絶えますので、血液を送ろうと血圧を上げるというのです。脳出血でもその部分に新鮮な血液を送ろうとね。このような現象を「クッシング現象」といっています。ですから、発症直後に血圧測定して平常血圧の方が問題ではとおもいます。私は190mmHgぐらいだったとね。クッシング現象ね。ブログ村のある方はこのクッシング現象を単なる高血圧と診断されて時間を空費されたとおぼしきのもありました。ですから、急にいつもと違う高血圧状態になったときは「脳卒中」ということも判断の選択肢に入れておく必要があるのですが、藪医者がいるようです。それと、MRIはお値段でやはり磁束強度の違いがあるのです。小さい梗塞ですと安物は見落としの原因になりかねないです。検査器具のお値段がその検査の精度に大きく係わっています。有名なのは結核検診車流用の肺がん検診でした。今もかな。直接X線撮影なら見落としのない大きさでも検診車での間接撮影では、見落とし乱発で、手遅れ程度にならないと見つけてくれなかったのです。私の肺がんでは「職場の検診」と嘘つき状態で開業医に頼んで紹介状を書いてもらったので、手術の前日に「よく見つけてもらえたね」と感心されましたが、現実は直接X線撮影でした。まあ、検診センターみたいなところでも間接だったかな。今はデジタル化されているだろうからどうなっているのでしょうね。フィルム式も結構あるみたいだしね。CTでの精度とお値段ね。最新式と骨董品の差とかね。話を戻しますが、「クッシング現象」お忘れなくね。  7月11日(金)、感覚麻痺でのリハビリ中のある時点での限界について。限定要因は「感覚神経の回復度」につきると考えています。人間の所作は全て「運動神経や感覚神経が正常に働いている」というのが必要なのです。脳卒中になると、この前提が崩れてしまいます。筋トレで効果を上げられるのは運動神経も感覚神経も正常に働いているということが必要です。ところが、脳卒中になって麻痺し、その後少しでも動作ができはじめると、人体の基本はどこかへ消えていき、筋トレすればよいと思い込むようですね。最近もあるブログでリハビリについてされていることを読んでいたら、はい、足首を固められつつあります。リハビリの落とし穴にはまっていっているのです。このタイプの失敗談はブログ等で多数ありますよ。どうも、筋肉運動に感覚神経が必須というのが理解されていないみたいです。運動神経が繋がっていればとりあえず動きますが、動くだけで役立たずね。その状態に我慢出来ないのでしょうね。そして、足首が硬くなっていっていくのは後遺症だから仕方がないとか思ってしまうのですかな。筋力ではなく可動域確保を最優先していたら、関節の動きが悪くなるなんてないですよ。私みたいな完全麻痺状態だった者でもね。なにか、後遺症の固定化どころか悪化させている感じを受けてしまったのです。筋肉の状態を、関節の状態を見ながら注意してできる程度に抑えたリハビリですね。健常者と同じような動作を目指してね。麻痺した特有の動作や姿勢が少しでも混じるのはリハビリ失敗ね。私もまだまだリハビリ成功とは言えません。リハビリ途上ね。でも、健常者と同じような動作になるように「筋肉を固めない。関節を錆び付かせない。」と「感覚神経回復」目指してリハビリに取り組んでいます。筋トレをしたくなる気持ちはわからないでもないですが、それは無知によるものなので説得する自信はないです。リハビリ病院の同室者へは「宣告」みたいな感じで通告しました。筋トレ等で拘縮にしてしまった方はその原因は「麻痺であってリハビリではない」と思っているようなのです。完全麻痺になっても日本整形外科学会・日本リハビリテーション学会の「関節可動域」をほとんどできるようにはできますよ。拘縮なんて他人事にできるようにできますが・・・。最後に「限界を超えると弊害だけが残ります。」よ。  7月12日(土)、私らみたいな感覚麻痺で四肢のリハビリでの失敗の代表例をひとつね。「漸く何らかは動くようにできてきた筋肉や関節の動きを再び悪くしてしまったり、固めたりしている。」ね。リハビリをしていると硬直感が強くなってきたりしますが、私は「ほぐす対象」と考えてやってきました。健常時を思い出してみてください。筋肉がパンパンに張ったらお休みシグナルですよね。我々にとってはまともな感覚情報ではなく、異常を知らせる情報と思っています。動きに何らかの抵抗感がある時も、徐々に動作をして様子を見ながら抵抗感がなくなるように心がけてきました。はっきりいって麻痺した人特有とかいわれる動作や姿勢などはリハビリ失敗の賜であるとね。発症当初のリハビリから「筋肉を固めない。関節を錆び付かせない。」と「感覚神経回復目指して」で筋肉を優しく動かし続ける必要があるのです。筋肉を痛めるような動作は拘縮一直線と考えています。くどいですが、私は発症時、一時意識不明にもなり、左半身完全麻痺でした。それでも、可動域は健常者並みにすることができました。ということは、歩行での足使いは健常者タイプね。なんで、装具なんて必要なのですか。ある程度の着用期間すぎれば必要ないようにできます、リハビリが順調ならね。足首を固めたとかしてしまうと必要みたいね。それは、リハビリ失敗の象徴ね。杖もほとんど宙に浮いています。視床出血だったので平衡感覚器官の前庭も麻痺しましたからね。もしものために持ち歩いています。発症時の状況や年齢、運動歴などの体の状況でリハビリのペースや進み具合が変わってきますが、拘縮状態にしたら失敗ね。全身同時に麻痺するところは麻痺しますので部分的リハビリなんてないと思います。常に全身を考えながらおこなうことね。運動神経系からの麻痺でも感覚麻痺でも両方でも、「筋肉を固めない。関節を錆び付かせない。」は同じようにするべきことでしょうね。拘縮になったらリハビリ停止だものね。STとかは触れません。不届き者だったのでね。そうそう、入院中もできうる限り、日中は起きておき、背筋を伸ばして垂直にね。直立姿勢で人間になることができた動物だからです。順調に回復してても、完全復活がいつになるかが解らないのがこの病気ね。でも、リハビリを止めれば、回復が止まる程度で済まずに後退するのもこの病気。適切なリハビリを続けるしかないのです。  7月13日(日)、今一度(何回もするかな,他の話題でもしょっちゅうみたいかな。)、筋力の定義ね。ウィキペディアにある筋肉の出力の定義は「筋肉によって生み出される力は、筋肥大×神経発達(%)×瞬発力によって求める事が出来る。時間の概念を加えれば、筋肥大×神経発達(%)×瞬発力×持久力が発揮された力の合計である。」でした。「筋肥大」とあるのですが、結局はそのときの筋繊維量かな。これは脳卒中発症ではなくならいよ。「瞬発力」とありますね。これは筋繊維中の筋原繊維によって生み出されます。脳卒中ではなくならないよ。「持久力(時間)」は常に流れいますから、脳卒中とは関係ない。「神経発達」ね、これは健常者でも筋力のよりよい発揮のためには必要ね。発達するためには基が必要です。初期の神経がね。トレーニングで高度化していっているのです。脳卒中ではこの神経の中枢部が破壊されます。神経繊維とかがあっても筋肉に収縮命令が出せなくなっています。それで、筋力ゼロね。筋力のない原因は筋肉ではなく脳にあるのが脳卒中による麻痺なのです。お間違いなくね。発症部位によってダメージを受けた系統がいろいろなパターンを示しますが、筋肉にとっては神経系がガタガタで使い物にならないから、麻痺るのです。神経がすべてそろった状態でようやく効果が出ることもある筋肉トレーニングを神経系が不揃いなときにすると「痙縮」や、さらに進んで「拘縮」の状態になったりしてしまう危険性が非常に高いです。定義の「筋肥大×神経発達(%)×瞬発力」の「神経発達(%)」が脳卒中で0%になったのですよ。「拘縮」が非常にやばいのは生活動作の時は適切に関節を駆動して「力学モーメント」的に作業しているからですよ。関節がさび付いたら、何もできないよ。「痙縮」や「拘縮」になっていなかったら、楽に健常者風の動作練習ができます。健常者みたいな動作に支障がでるのが麻痺した人特有の姿勢(「痙縮」とか「拘縮」)とかです。健常者と同じような姿勢を目指しましょう。

0 件のコメント: