2018年1月7日日曜日

憲法改定の前にするべきこと

 またまた首相が憲法改定に言及しましたよね。大日本帝国憲法を改定せざる終えないような状況にどうしてなったのか、遠因の究明もせずにね。  「遠因」としますが、一番の原因かもね。司馬遼太郎氏の『雑談 「昭和への道」』を読まれることをおすすめします。これから読み取れるような悪習が今も続いているのですよ。官庁での文書廃棄とかね。殺人事件での被害者に「証拠を出せ」というのと同じような論法のことがね。  自ら証拠隠滅しておいて「証拠がない」とね。慰安婦募集でどのように募集したのかが公表されずに「強制」であったという証拠がないから「強制」ではないとね。すごい募集術ですよね。人手不足なんて起こりっこないと思うのです。是非、募集術を公開してほしいですね、企業の人事担当とか、公務員でも獣医師とかね。あの獣医師学部新設の理由が公務員獣医師の不足ですよね。  また、大戦突入でも、1939年に起こして惨敗したノモンハン事件というのがあるのに太平洋戦争突入ですよね。兵器等の近代化せずにね。当時の参謀本部の内実等について「自己解剖」とかをしていないですよね。福島の原発後の事故報告もこの手の延長線上ですよ。  鎌倉時代の元寇での神風については鎌倉武士が蒙古軍の戦法分析と上陸阻止作戦によるによるのに「日本は神の国」のとの妄信があったようですよね。  軍事上で都合の悪いことは隠すか「軍神」登場ですよね。  満州事変あたりからの戦争は日露戦争の時のロシアのように止め時というのも全く考えてない戦争でしたが、どうして、そのような状況になったのか、そのようにならないようにするにはどうすればよいのか等等ね。ドイツは実践しています。ドイツはヒトラーの責任としてしまえますが、日本はエリート官僚が戦争をしたのですよ。それでも、ドイツはナチスの時のようにならないようにするにはどうすればよいかまで取り組んでいるのですよ。  そして、世界40数カ国と大戦末期には戦っていたとね。  「一泡吹かせる」とかほざいていた将校もいたとかね。上層部は止めることもしなかったようです。で、天皇陛下の憲法違反に当たる玉音放送に踏み切らせてしまっていたということの意味を全く無視しての憲法改定論議だと考えています。 この書き込みのメールマガジンの申し込みはまぐまぐのページでお願いします。

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