2008年10月9日木曜日

大学生相手の講義ノート販売低迷

10月4日に朝日新聞のサイトに出ていた『「講義ノート屋」氷河期 京阪神の大学で「閉店」』を読んで思ったからです。
販売低迷の理由として「出席率の向上」、「ノートの質の低下」などがあげられていました。
「出席率の向上」ですが、出席を取る授業が増えた、学生のまじめ化 があげられていました。「まじめ化」はよい現象でしょうね。でもね、出席率が向上しても学力向上に結びついているかどうか疑問のデータもありますね。
「ノートの質の低下」についても、「出席したこととか、板書をノートに写したか」を評価されることにならされてきた点が結構あるような気がします。それが、ノートの質に低下に繋がっているように思われます。昔のノートには板書以外の口述を書き留めた部分とかテストに出そうな要点とかが記述されていたとか。今は多くが写しただけだというのです。完全な受け身ですね。
ひょっとして、大学でも定期考査で「ここが出る」とかいってもらわないと困るような学生が増えてきているのでしょうか。
「ここが出る」とかいいながら板書すれば、皆書き留めますね。
京都大学の工学部である化学の科目で以前と同様のレベルで試験をしたら不合格率が約10%から約40%に跳ね上がったとか。勉強の質が昔とは変化した結果なのでしょうね。
このこと(講義ノート販売低迷)がよい方向へのシグナルであれば思います。

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