2012年7月15日日曜日

リスクとは何かがわかっていない?

少し古くなりますが、2012年7月6日にアメリカで雇用統計が発表され、失業率は横ばいながら「非農業部門雇用者数が8万人増と市場予想の10万人増を下回った」と嫌気されてニューヨークでの株価が下がったというのです。ところで一昨日は大幅上昇なのですが、理由は私にとっては???かな。  アメリカでの雇用者数は1億人を越えているようですね。失業者数も数百万人規模で、「8万人増と市場予想の10万人増を下回った」というのですが、コンマ以下によく反応してますね。  この程度で反応するのなら、格付け会社による格付けを鵜呑みにしている風もあるのが解せないですね。リーマンショックの遠因となったサブプライムローンの金融商品の格付けね。懲りない見たいというのは「考えていない」からかな。そして、コンピューターによる「アルゴリズム取引」、これ考えていない典型と思います。CDSに頼る債券投資、これも「考えていない」というか「考えなくて済む」の典型かな。  未だに「国債」乱発できると思い込んでいる小沢派の議員さんがたのよりどころは「国債は安全」と思い込んでいるからかな。ギリシャやスペインなどで国債の信用度は急低下していますね。実際、過去に何カ国かで国債のデフォルトもありましたが、今はCDSで考えずにユーロ圏の銀行が購入していたみたいですね。  この欧州リスクが再認識されると株価低下。認識が途切れているようですね。なにか報道がある度に乱高下ですからね。さすが、何も考えない「アルゴリズム取引」ですね。  ところで、日本はいま、やることなすことがちぐはぐになっているように思います。電力不足にして、「製造業の海外流出」を促進しておいて、「雇用の創出」ねえ。「雇用の喪失」を推し進めるかたがたねえ。そりゃあ、生活保護費の方が最低賃金による所得より多くなるところが続出すのが当たり前。東京電力などは分割して「発電」と「送電」を分離するなどして、新規参入を推し進めたり、農業への参入緩和ね。これしか農業の活性化はないですよ。  小沢氏にとっては「票」さえ得られればという感じがしています。消費税を上げないというのなら「農業分野の自由化」「東京電力の解体」に象徴される規制業種の自由化(但し、参入に大資金が必要な分野)をマニフェストにいれて欲しいですね。 この書き込みのメールマガジンの申し込みはまぐまぐのページでお願いします。

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