2012年9月9日日曜日

規制でがんじがらめのままなら当然でしょう。自由化を乗り越えた作物もあるのに。

 2012年9月上旬に提供元が読売新聞の記事に「農林水産省が、日本が環太平洋経済連携協定(TPP)に参加し、関税がゼロになった場合、農林水産物の国内生産額が3・4兆円減るとの試算をまとめていたことが分かった。  乳製品や牛肉、小麦、砂糖などで大きな打撃を受けるとしている。  試算は、TPP交渉参加の是非を判断する材料とするためにまとめたものだが、政府内には妥当性を疑問視する声もあり、公表のメドは立っていないという。」というのをネットで見つけました。  強固な規制派の農林水産省の試算なので減額する必要があるのですが、それ以前に壊滅させられているみたいな日本の農業をどうするのでしょうか。農業による年収が100万円とかですと跡継ぎは出てこないです。兼業では競争できないですから、規制に安住。そうすると専業農家が元気になれない。小麦ですが、すでに壊滅状態、大豆も壊滅状態、加工食品での日本の農産物の使用量は少ないはずです。自給率を40%まで低下させた保護の意味は何だったのでしょうか。あの餃子事件はなぜ中国の工場だったのか。加工食品は農業貿易ではなく「工業の方の貿易」だから規制のない工業製品にして輸入していたからです。  カップヌードルご飯の米はカルフォルニア産、このご飯は「加工食品」。せめて、国内の工場にすれば、餃子事件は起こっていなかったのでは。国内での仕事も増えていただろうに。もう、加工食品の分類の変更などは出来ないと思いますので、規制緩和ではなく、規制解除で活性化する必要があります。サクランボなどの自由化では農林水産省などは「産地壊滅」、で、現実は作付面積1.7倍になり、高級路線でサクランボ泥棒が出るほど有名になりましたね。ただ、農協がどうなったのかは情報がないです。今、農協抜きも起こりつつあるみたいなので農協にとっては規制が欲しいわけですね。地区農協が衰退すると全農も衰退しますからね。でも、規制で農家自体が衰退していけば農協も転けるはずです。  規制で産業を衰退させた例は沢山あります。その筆頭が農業では。 この書き込みのメールマガジンの申し込みはまぐまぐのページでお願いします。

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