2013年3月9日土曜日

世界的に見ればわかることもあるよ。過去の事例研究も大切だよ。

 日本銀行総裁候補の国会での所信表明がありましたね。内容は報道等でね。  ところで、世界的な低金利が起こっていますが、長い間、外貨預金の方が高金利という状態が続いていました。長い間です。ドル金利も円より相当高かったです。金融緩和は日本が先行していたわけですよ。ところが、市中に回らず、国債購入にいっていました。この疑問にいきつくのが普通と思うのですが、そうではない面々が多いですね。担保融資、保証人融資しかできない金融機関しかない日本だからだと思います。  欧米やニュージーランドなどの低金利はリーマンショック以降ですかな。それで、向こうは市場に日本より多くお金が回るようになったみたいですね。だから、円高かな。サラ金みたいなのでもイギリスでは金利規制はないみたい。それでもトラブルは少ないようです。年利にしたら100%以上もあるとか。貸し倒れリスクを向こうは取っているみたいですが、日本は取り立てで無理矢理回収しようとして、トラブルかな。だから、ヤミ金に入り込むスキを法改正で作ったのが日本。さらに状況は悪くなっていますよ。  TPPに参加するかどうかという問題がありますが、OECD諸国で農地がここまで細分化されたままの国というのは珍しいのでは。農業で生計を立てるには、他の産業に就職したときと同じような、あるいはそれ以上の収入見込みがあれば、後継者も出てきますが、作付けした段階で「赤字」では後継者は出てこないですよ。農業保護というのは「後継者が見込みを持って、農業に取り組むことができる」ようにというように、発想の転換をしてほしいですね。あるテレビ局のニュースで小麦農家が出ていました。作付面積10アールといっていました。10アールで生計が経つようにできる価格は? 私なら他の食材になびきますよ。べらぼうに高い価格になると思います。「国産品愛好」の方でも逃げるのでは。1ヘクタールでも程度の差はありますが、同様では。259%の関税であろうが、農家での生産額は農地に比例します。小さいままなら、後継者はでない。農業保護の視点を変えない限り、農業はジリ貧ですよ。金融も同じだよ。  土地の生産性を上げて、他の産業と競争できるようにしないと関税とかで保護していても潰れていきますよ。元気な農家をつくるにはどうすればよいかを農協はまじめに考えてください。現状維持ではなくです。現状維持策の今の状況が農村を潰していっているのです。全農は「保護」とかばかりいっていますが、後継者は他の産業と農業とを比べているのですよ。農業を魅力ある産業にしてこなかったツケが自給率40%ですよ。  昔の自給自足の時の村社会の発想から転換しましょう。  今回は事情により1日早くさせていただきました。ご了承よろしくお願いします。 この書き込みのメールマガジンの申し込みはまぐまぐのページでお願いします。

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