2013年5月19日日曜日

空虚な言葉で議論する国、日本

 いつもながら議論とか論戦とか聞いていると言葉が一人歩きをして、実感がこもっていないですね。司馬遼太郎氏の「雑談 昭和への道」に「空虚な軍人言葉」というのがありましたね。そう、東条英機などの演説と今の国会での演説や議論を聞いているとタイムスリップしてしまいそうなのです。ですから、見ておく必要を感じながら虚無感になりたくないということで避けます。家族は見ていますが、よく見れるなあという感じです。ですから、アベノミクスででてくるのは二番煎じや「じゃどうするの」(具体的方法提示なし)で空虚な言葉の羅列です。だから、「農業保護」などで説得できないというか農業を潰してきた団体相手に説得はできないか。何をしてきたかを判らせようとせず、威勢のよい言葉だらけです。威勢のよい言葉だらけなら北朝鮮も負けてはいませんね。違いは一応民主国家で国民が国を発展させてくれたところかな。  年金改革とかでもそうですね。政府や官僚の言葉がむなしいだけなのです。「待機児童解消」も入っていますね。保育所に入りやすくなると希望書がさらに増えそうですね。表面的小手先改革がそこら中に充満して抜本改革ができなかったというのは多いですが、その原因も「空虚な言葉」にしがみついているからかも。薬害ですが、一番は医師が処方した医薬によるものだと思うのです。あるブログで患者名が違う検査結果をカルテに張ってあっても確認せず、処方されて酷い目にあった人とか。この人は10年ほど前らしいです。で、医者嫌いに。処方薬はネット販売できる薬品よりキツイですからね。最近世間がうるさくなってきても、対面説明はまともにされていないですね。飲み方など説明書きを見たら判るよ。それに加えて,処方の意味、副作用とかもしっかりと説明して欲しいですが、よくて飲み方だけかな。処方した意味が対面販売で一番大事だと思います。「対面販売」とかという言葉だけが一人歩きしているみたい。  それと太平洋戦争中の帝国陸軍などの行為で「証拠を示せ」とか言っている人がいますね。あの満州の731部隊の敗戦時に徹底したのが「証拠隠滅」だから、「証拠隠滅」の証拠も残っていないですよね。強制労働で賃金を払っているはずだから、通帳を持ってきたら払うとか、通帳は誰が管理していたのだ?、敗戦のドサクサに処分しているから、被害者が持っているわけないのに「もってこい」。もっと、歴史を勉強しなさいよ。どうして、天皇陛下が靖国神社への参拝をしなくなったのかということも。天皇陛下の神社参拝は国事行為ではないから内閣が「助言と承認」という形の命令は出せないですね。国事行為にすると憲法違反になりますのでそれで「憲法改正」かな。  橋下さん、「従軍慰安婦は強制ではないから、今の沖縄でも開設できる」と思っているからこっそりだったようですが威張っていったのかな。日本は凄いノウハウを持っていたことになります。いろいろ弁明していますが、根底は女性蔑視だと取ってしまいました。日本が外国から軽蔑されるから、しゃべらないでください。なにせ、「空虚な言葉」で実質意味を持たない言葉だと思ってしゃべったのでしょうね。そりゃ、アメリカも不愉快でしょう。世界を敵に回したあの時代に戻る気のようですね。 この書き込みのメールマガジンの申し込みはまぐまぐのページでお願いします。

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