2019年11月9日土曜日

闘病記(視床出血)  左半身完全麻痺からの復活(完全復活を目指して)  No376

感覚麻痺で関節が動かしやすくても動作ができない理由。関節が動かない場合は動作は無理だよね。   手段の目的化。   手段の目的化になりやすいのは、リハビリでは停滞期だらけということもあるかもね。   「他人を攻撃しやすい人」というのは人格形成で問題があったのかな。斉藤学氏の著作を読んで読み取ったことです。   筋力を発揮するための前提。はっきりといって「収縮前に弛緩して引き伸ばされていること」ですよ。   普通の健常者は歩行時に股関節、膝関節、足首関節等を適切に動かしていますよね。これらの関節を動かさないで歩行されておられる方を普通「健常者」とはいわないですよね。   手や足等で関節の動かせない動作ってどのようなのがあるのかな。健常者風の動作と異なる動作をしようとしたときに関節がその範囲まで動かせるのかとお考えになられたことがありますか。   手や足等で関節の動かせない動作ってどのようなのがあるのかな。  10月28日(月)、感覚麻痺で関節が動かしやすくても動作ができない理由。関節が動かない場合は動作は無理だよね。たとえば、健常者風歩行もナンバ歩きもね。動作は運動神経だけでしているのではないのですよ。感覚情報で「どの筋肉を収縮させているのか」を確認している脳です。感覚情報でこの時に筋肉がどのくらいの力を出している」のかを確認している脳です。ついでに「筋肉がどの程度伸びている」のかもね。そして、弛緩するときにちゃんと弛緩しているのかも感覚情報で確認しているのですよ。感覚麻痺ではさらに皮膚感覚も麻痺しているわけですから、外部への力の掛け具合等も判らないわけですよね。健常者が目隠しされて走らされているような状況と脳にとっては同じではないのかということです。健常者はその状況が終わると筋肉の緊張は徐々に解除されますが、感覚麻痺での筋緊張は健常者みたいには解除されないのですよ。感覚が正しく働いていると運動神経系抑制ニューロンを活性化して運動神経系興奮ニューロンの興奮を解除しますが、感覚麻痺では運動神経系抑制ニューロンを活性化できないのですよ。力の掛け具合や筋肉の伸び具合を脳が検知できないで緊張度は高まり、緊張を解除できないということの繰り返しで筋緊張亢進、痙縮へと生きやすくなると考えられるのですが。さらに視床出血では大脳の運動中枢と小脳を視床がつなげているのですよ。出血でこの連携が途切れることになりますよね。この連携で動作の滑らかさが出てくるのですよ。ということで、出血の結果、さらにぎこちなくなってしまうことにね。実際の生活動作はこの連携は必須ですよ。お忘れにならないようにね。  10月29日(火)、手段の目的化。先日、ブログ村である方が次のように投稿されていました。『私のケアマネさんは 「リハビリのために生きるのって違うでしょ。人生を楽しむためのリハビリにしてください。」と、私が楽しいことに挑戦することを応援してくださってます。』とね。このケアマネさんは「リハビリは手段」として人生を楽しむための手段と考えられているわけですね。ところで、ブログ村脳卒中カテゴリーで「リハビリが目的」にされているのではというような投稿に時々お目に掛かることがあるのです。歩行リハビリですと、毎日どのくらいでよいのかな。私の歩数は運動量確保の為になってしまっていて、リハビリ的に考えるのは朝のわんことの散歩のぐらいまでです。疲れ等がない時ね。ただ、歩けるというのは外出先の拡大に繋がりますよね。「ランチとケーキセットのリハビリ」にも一人で出かけています。リハビリと考えるのは関節可動域とその楽さ程度です。あとは、生活を楽しむためにより動かせる方がよいですよね。この程度なので筋緊張亢進なんてにしたら、「リハビリをすることが目的」というようになってしまうのではとね。で、筋緊張亢進から痙縮にでもなってしまうというは本末転倒ですよね。歩行では膝関節の可動が大切ですよね。それが緊張で動かせないようなリハビリをリハビリ病院で起こしてしまうというのはどういうことかな。病院変えたら。脳卒中四肢のリハビリでは関節が楽に動かせるようにしていると、いろいろできることが徐々に増えてきますよね。「徐々に」で、それも「今頃になって漸く」なんてのがふつうでは。でも、できないよりできるようになる方が人生は楽しいですよね。リハビリ病院では入院当初から「車椅子着座による両足ちょこちょこ歩行」をしていましたよ。退院まで毎日ね。これで、一人で移動できるようにね。介助されるより楽で楽しかったです。これで、足の関節がよく動かせるようになったようで、割と早期に「健常者風歩行のリハビリ」ね。で、格好良く歩けるようにね。ぶん回しとかはしたくないと思っていましたしね。人生バラ色に近づけたリハビリでした。初期症状は視床出血で意識不明にもなり、左半身完全麻痺にもなって救急病院(包括医療費で早く退院等させる方が儲けがいい)で34日の入院期間でした。リハビリ病院は出来高だったようです。ある程度まで長い方が儲けられるね。でもね、今は「私のリハビリに対する方針でどこまで回復できるか」というのも目的の一つになっています。  10月30日(水)、手段の目的化になりやすいのは、リハビリでは停滞期だらけということもあるかもね。初期の6ヶ月ぐらいを過ぎると脳の回復による改善があるまで動き等の改善が止まったように感じますよね。脳は脳卒中の衝撃で働きを抑えていたと思うのです。この押さえが徐々に消えていっての改善ね。脳の生き残りの部位による代償的な働きも含めてね。でも、本格的回復ではないので「動かせるだけ」みたいなのですが・・。これを健常側で補佐する形で「歩く」とかがいくらかできたりね。健常者風も健常側での感覚とかも総動員でできるようになるのですけどね。だから、走ることはできないですよ。麻痺側の感覚とかが回復してこないことにはね。で、これが何年必要なのかな。廃用症候群的になっていないのでしたら、脳の回復待ちなのですよね。脳の回復には刺激が必要ですが、リハビリをしすぎると・・。筋緊張亢進や痙縮等で動きが悪くなると、「リハビリ不足」とか思い込んで悪化していっているのに・・。もう、「リハビリをするのが目的」と化してしまっていると思うのですけどね。リハビリは脳を含めた体の状態をよく考えて、将来、より回復するための基礎をしているのですよ。「現状維持」でもその現状がよい状態であれば、その状態を維持する程度でよいと考えています。四肢では「楽な外力による関節可動域確保動作が継続してできる」というのも脳の状況によっては非常に良好な状態と思うのですけどね。脳卒中は脳に損傷ができる病気です。ですから、脳の回復なくして回復しないのです。脳の可塑性は凄いですが、進化の頂点の人間では非常に時間が掛かると覚悟しましょうね。焦りなさんなね。  10月31日(木)、「他人を攻撃しやすい人」というのは人格形成で問題があったのかな。斉藤学氏の著作を読んで読み取ったことです。形成時に全く問題のなかった人っていないと思うのです。多かれ少なかれですよね。少なめの場合に自己規制ができるようになると思うのですが。多い場合は人格維持に多大な苦労が生じることにね。そして、相対に優位に立つことで維持しようとすることになる場合が多いみたいです。「平気で他人を傷つける人」という本を読んだときに「生育期に平気で傷つけられた人(親などに)」だったと感じたのでした。これで、仕事にでも不調があると・・かな。「視野が狭いのは・・」とかですよね。使わせていただいています。「視野が狭い」をね。視野が狭いので何時までもね。高学歴になると、攻撃ではなく自慢でも高学歴をつかったりね。だれかにイチャモンをつけるときには教養のばらまきかな。ご自分の思い通りにならないと怒りを伴った攻撃とかね。私は「急がば回れ」でリハビリをしてきて今の現状なので、他の方のリハビリはどうでもよいのですが、今後、脳卒中になられた方が同じような間違いにはまってしまわれないようにということにこのブログの要旨が何時の頃からか変わってきました。ただ、問題は「障害年金」です。これ、回復がよろしくない方が確実なのですよね。私みたいに回復するとね。私は今は普通の公的年金です。回復のしすぎでね。脳卒中四肢のリハビリで絶対必要な基礎が「関節可動域確保とその関節が楽に動かせる」ですよね。これだけです。後は脳が回復してくるまで待つほかないのにね。歩行では健常者風もナンバ歩きも関節が適切に動かせるかだけですよね。早くナンバ歩きでの報告の投稿を読んでみたいと思っているのですが・・。関節可動についての投稿だけで嫌われているみたいですが、四肢は関節が動かせるときにのみ活用できるのですけどね。  11月1日(金)、筋力を発揮するための前提。はっきりといって「収縮前に弛緩して引き伸ばされていること」ですよ。で、次に筋収縮ができて、この時の収縮力が筋力といわれるのです。では、どのように引き伸ばされるかというと「外力」です。「弛緩」は運動神経系興奮ニューロンの興奮がなくなったらね。関節で対になっていたりする他の筋肉に引き伸ばされるのですよ。筋肉の収縮性タンパク質の仕組みや組み合わせによる構造から考えると自力では伸びないです。引き伸ばされるだけです。ですから、運動神経系興奮ニューロンが興奮していない状態が必要なのですよ。ところが興奮ニューロンは興奮状態のままになりやすいのですね。この興奮を解除するのには運動神経系抑制ニューロンを活性化する必要があるのですが、感覚麻痺で活性化できないのです。ということで、興奮ニューロンを興奮亢進状態にしないようにリハビリをする必要があるのですよ。この興奮ニューロンの興奮対策がボトックスなのですよ。ただ、これは興奮ニューロンの興奮状態はそのままで筋繊維への伝達を阻害しているだけです。ですから、薬効が切れる度に注射なのですよ。ですから、筋肉は弛緩して引き伸ばされるということが次の収縮に必要なのですよ。この時、関節が軽く動かすことができるということが必要です。関節が錆び付くと動かないよね。対になっている筋肉同士の場合はタイミングよく弛緩と収縮を交互におこなう必要があるのですよ。「弛緩して引き伸ばされてのちに筋力発揮の収縮ができる」です。健常者はこれを無意識的にしているのですよ。さらに「徐々に弛緩させる」という高等技もね。だから、健常者のようになのですよ。  11月2日(土)、普通の健常者は歩行時に股関節、膝関節、足首関節等を適切に動かしていますよね。これらの関節を動かさないで歩行されておられる方を普通「健常者」とはいわないですよね。ところで、これらの関節を動かさないで歩けますか。ナンバ歩きもできないはずですよ。「健常者はあのように関節を動かして、何とか歩けていますよ。関節を動かして歩いてみましょう」ということですよ。このためには下肢の関節を楽に動かせるようにリハビリしておく方がよいと思うのですけどね。例えば、膝関節が伸びきり状態ですと、棒足ぶん回しですよね。そこに股関節の動きにも問題があると上半身もぶん回しみたいにかな。足首関節が動かせない尖足(下垂足は足首関節は楽に動かせます)では着地に非常に苦労していますよね。これらの関節は健常者では動かせるのですよ。だから、健常者のように関節を動かしましょうということですが、その前提として筋緊張亢進状態や痙縮や関節が錆び付いているなどになっていないということが必要ですよね。リハビリ当初から心がけて取り組んでいないと関節は割と簡単に動かしにくくなりますよね。動かしにくくなってきてもかまわず無理に歩行リハビリとかしていると・・。そう、歩けなくなっていくということや棒足ぶん回し等癖のある歩き方に定着してしまうのではとね。ですから、健常のナンバ歩きでの階段上り等の歩き方を参考にされてリハビリされたらとね。あの動画、どう見ても下肢は普通の健常者風にしか見えなかった私です。関節が動かせてのナンバ歩きや健常者風ですよね。健常者並みに関節を楽に動かせるように頑張りましょうね。健常者風歩行は人類誕生以来700万年以上掛けてできあがってきた歩き方ですよ。人間の体の仕組みと動作の関係とかの「お勉強」をされることを希望します。「お受験」と精神年齢・・。  11月3日(日)、手や足等で関節の動かせない動作ってどのようなのがあるのかな。健常者風の動作と異なる動作をしようとしたときに関節がその範囲まで動かせるのかとお考えになられたことがありますか。ナンバ歩きは健常者風の関節可動域の範囲内です。ナンバ歩きができたら健常者風もできるとのですけどね。普通、人間は無意識に健常者風を真似して成長してしまっているのですが。「親の背を見て育つ」です。700万年の歴史の健常者風をですよ。つべこべと投稿される前にナンバ歩きでのリハビリの進捗具合の報告を読ませていただきたいのですけどね。「論より証拠」ですよ。「関節が楽に動かせての動作」ですよね。下肢の関節が楽に動かせていたらナンバ歩きも楽にできるようになるはずです。当然、健常者風もね。関節が動かせても我々は脳卒中で脳に損傷ができてしまったので健常者みたいには筋肉の制御ができないのですよ。脳の回復があって始めて回復となるのですが、そのときまでに下手なリハビリをするとナンバ歩きしかできないなんてことも起こるかもね。逆もね。阿波踊り等はナンバ歩きというのでしたよね。普通の時は健常者風で両方できるのですよね。下手な手続き記憶つきで脳が回復するとどうなることやら・・。「悪い癖は直せない」みたいなことと同じことがね。救急病院やリハビリ病院では「関節可動域」を優先したのではと思うのですが。下肢については「車椅子着座による両足ちょこちょこ歩行」を指導された方は多いと思いますが・・。ほとんどされていないのかな。関節可動の練習に最適なのにね。大切なことを無視しておいてという感じもあるのですが・・・。「筋力」の前に「関節可動域」ですよ。歩く前に「関節可動域」ですよ。物を掴んだりする前に「関節可動域」ですよ。動かしやすい関節が必要です。それでなくても脳卒中で筋肉の収縮具合をコントロールできなくなったのでね。

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