2010年1月6日水曜日

鳩山内閣、新たな経済成長戦略の基本方針を決定

 2009年12月30日に臨時閣議を開いて『鳩山政権の新たな経済成長戦略「輝きのある日本へ」の骨格となる基本方針を決定した。』ということです。柱は、環境、健康、観光の3分野で100兆円を越える需要を創造しようというものです。
 この3分野で環境では、省エネ技術や汚染物質対策などの技術などが稼ぎ手になる可能性が高いですね。福祉分野ですが、稼ぎ手とするには、介護ロボットとかいわれる部分の技術革新が必要でしょうね。そして、観光では風光明媚な風景や町並みの保存とかが必要にもなるし、外国人も旅行しやすい環境整備が必要ですね。
 ところで、どの分野も「技術」とかいうのが必要になるわけです。そして、「科学技術」ということばがあるように、応用的な技術開発だけでは進歩に限界が出てくることになると思います。その限界を突破するのが基礎的な分野の科学の成果が必要になってくると思うのです。そして、基礎的な部分というのは「効率」では計れないことが非常にたくさんあるわけですね。あのカミオカンデで光電管の開発も効率だけを考えると・・・だと思うのですが、浜松市のあるメーカーが成し遂げてニュートリノの発見に繋がり、メーカーもその分野で世界的な企業になったということです。
 それと、日本は「規制」のかけ方が間違っている場合が多いのでは。それが、民間の創意工夫を押さえて、非効率な社会的構造を温存していると思います。はっきり言って、「ゆうパック」は止めるべきですね。何とか出来るのは「規制」とか「国営」とかのお陰でしょうね。民間で出来ない部分は何かというところに行政が関与するのは当然ですが、「規制」によって民間が関与できなくして「国営」が必要だというのは本末転倒もよいところです。
 今回の経済成長戦略も構造改革なくして達成できない可能性が高いですね。今の民主党、圧力団体に弱い印象を持ってしまったのは私だけでしょうか。

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