2015年2月8日日曜日

先日亡くなられたワイツゼッカー元ドイツ大統領演説「荒れ野の40年」より思うこと

 西ドイツ時代の1985年におこなわれた議会演説の演題です。  その一説に「過去に目を閉ざす者は結局のところ現在にも盲目となります。」とありました。さらには「未来にも」がついていた恥ですが、某新聞コラムには抜け落ちていました。  昨今の日本の状況を考えると、先の大戦への道、その時に国内および海外でおこなってきたことへの反省がないのです。その論拠が「証拠がない」ですよね。中国での敗戦時の毒ガス埋設場所については「証拠隠滅で判らない」。でも、毒ガスが出てくるのでしらばっくれることができない。  かの731部隊については「証拠隠滅」、でも、大切な資料を持ち帰ったのでアメリカの手に渡ることにね。中国人を使った人体実験ですよ。その他、多くのことがうやむやにね。  関東大震災の時の朝鮮人虐殺も犯人の処罰をうやむやにして満州に追い出したのですが、満州で満州国ね。  ノモンハン事件でも転倒があったこと事態を箝口令でうやむやにね。  このようなことですから、水俣病・原爆。アスベスト等の被害者が亡くなるのを待っているような感じでうやむやにしたいのではとね。原発事故についても風化待ちみたいな感じがします。  本来、するべき検討をしていないからですよね。人質事件でも情報収集力のなさとかに現れています。活用力も低いままね。  国内の政治体質の根本が変わっていないのではと思います。だから、今の政治状況に怖さを覚えるのです。  何とはなしにずるずると歯止めがない暴走車みたいになってしまわないかとです。  今度、先の大戦みたいなことになれば、先の大戦で歯止めとして御政断された天皇を退位させることになるのではと危惧します。  どこでも他国にされたことは語り継がれます。そのことも忘れないようにしましょう。パレスチナ人は先祖が十字軍によって殺されたと語り継いでいるとNHKスペシャルで放送されたことがあります。平和的に暮らしているパレスチナ人という感じでした。 この書き込みのメールマガジンの申し込みはまぐまぐのページでお願いします。

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