2015年2月9日月曜日

闘病記(視床出血)  左半身完全麻痺からの復活(完全復活を目指して)  No130

今回の脳出血で「バッチリ」というのと「当て外れ」について思うことね。   リハビリは継続させるのが大変ですよね。   訪問リハビリのPTのセラピストさんが感心したこと   「リハビリで劇的な回復を掴むために」ね。   どのぐらいのペースで筋力が回復したのかな。   「健常者風」というけれどね。   脳卒中発症後の入院生活で以外と御利益があって儲けものみたいなことね。  2月2日(月)、あと1週間で発症記念日です。丸3年になります。発症当時からの状況等は最初の頃の投稿や「発病2年目・・・」等をご覧ください。今回の脳出血で「バッチリ」というのと「当て外れ」について思うことね。「バッチリ」のほうですが、頭の中で異変を感じた時、脳梗塞とは考えなかったです。脳出血とね。ただ、視床出血でしたので棺桶に両足を入れかけてしまいました。開頭術等をされたくないというのもバッチリされなかったです。視床は手出しの出来ない脳の部分ですからね。リハビリにおいては「筋肉を固めない。関節を錆び付かせない。」と「感覚神経回復目指して」という方針もバッチリね。脳での神経細胞の繋ぎ替えに長時間必要というのもバッチリね。でもね、とりあえずの歩行になるまでの期間はチト当て外れかも。でも、後はバッチリね。走るということについては想像以上に時間が必要な感じで「大股疾走は当て外れ」かも。小走りはリハビリ病院入院中に教えてもらいました。小走りでは花子とのドッグランはできないものね。  2月3日(火)、リハビリは継続させるのが大変ですよね。当初半年ほどは脳の残存機能を使うのでめざましい場合が多いですが、その後は脳での繋ぎ替え待ちだものね。諦めさせるのは案外楽かもね。過剰リハビリをさせて拘縮とかにしてしまって、症状は固定したのだから現状のままで生活しましょうよとね。何もさせないという手もありますが、過剰の方が本人に諦めが付けやすいと思います。私みたいなのが一番始末に悪いかもね。しつこく適切適度にリハビリをしているから、徐々に成果が出てきているのです。数ヶ月から年単位でね。いっそ筋トレでもして拘縮にでもなれば諦めてリハビリ代が節約出来るモノをね。患者本人としてはどちらがよいのでしょうか。ところが、筋緊張亢進・痙縮・拘縮等になっても諦めの悪いのが多いから、いろいろなリハビリに取り組んでいるところの経営が成り立っているのかな。筋緊張亢進・痙縮・拘縮等になってもよくなっていると思い込んでいるみたいだしね。この諦め方に該当しそうな方はリハビリとして今していることを止めて、適切な方法にしてください。感覚麻痺では感覚神経が復活してこない限り、まともな生活動作へのリハビリはできないと心得て、復活までのつなぎのリハビリを。「筋肉を固めない。関節を錆び付かせない。」と「感覚神経回復目指して」をね。  2月4日(水)、訪問リハビリのPTのセラピストさんが感心したことに、私が発症したときから「リハビリで復活する」というのと「復活するためには筋肉をかめないと関節を錆び付かせないで、地道にしていたら、そのうち、動き始めると確信して取り組んでいたこと」があります。どうしても動かせないときは「他動」ね。この意味はなかなか普通の患者さんには理解してもらえないみたいです。筋肉が固まったら動かせなくなるからリハビリ失敗ね。ふにゃふにゃならパワーアシストスーツの利用ができますよね。関節が錆び付けば失敗ね。関節がスムースならパワーアシストスーツが利用出来ますよね。自力で動作出来る方が楽ですが、筋肉を固めたりすると自力では動作ができないものね。パワーアシストスーツの利用もできないみたいだしね。だから、私は発症当初から「筋肉を固めない。関節を錆び付かせない。」と「感覚神経回復目指して」でリハビリをしてきました。この原則は今も健在です。相当急な土手の法面も上り下り出来るようになりました。平行移動もね。階段ではないですよ。ただし、こんな法面などはたまに歩くだけだよ。花子との散歩の時に歩くぐらいかな。足の筋肉や皮膚等の感覚が回復してくるにつれて急斜面も挑戦出来るようになってきました。やはり、固めないというのと感覚の回復が先ですよね。  2月5日(木)、「リハビリで劇的な回復を掴むために」ね。脳卒中でのリハビリの本質を理解しているかどうかによると思います。私みたいな感覚麻痺ですと、「感覚情報が脳に届かなくなったために脳が各種命令を発することができなくなった。」ということなのです。この命令の中には運動神経への命令も含まれるので、当然動作麻痺ね。筋力がなくなった原因は脳からの命令が来なくなったためです。筋肉には問題はないのです。このことを理解して「筋肉を固めない。関節を錆び付かせない。」と「感覚神経回復目指して」で地道に可動域確保をしておけばよいと考えて取り組んできて「奇跡的回復」ね。例えば、歩行ですと、麻痺足の方からの感覚情報(皮膚感覚や筋肉の感覚等)が全くないので健常側や視覚による感覚情報で代用出来るように脳でのトレーニングをしたわけですよ。そうしたら、そこそこ動かせるようにね。ただ、麻痺側の情報がないので無理をすると筋緊張亢進→痙縮→拘縮となるので様子見ながらね。それでも、リハビリ病院では「奇跡的早さ」の回復だったようです。腕は足より感覚神経が多いみたいなので、脳での神経細胞の繋ぎ替え待ちですよ。代用による部分ではたいしたことができなかったです。如何に脳からの命令が出せるようになるまで「筋肉を固めない。関節を錆び付かせない。」と「感覚神経回復目指して」という基本から外れることは生物である人間ではできないです。  2月6日(金)、どのぐらいのペースで筋力が回復したのかな。感覚麻痺となる視床出血時には力が出せなくなっていきました。ただ、これが脳出血による症状だと思ったわけです。病院で意識がはっきりしてくると左半身がいないのです。感覚麻痺で意識の外ね。感覚麻痺で脳が筋肉に命令を出せなくなっているから、筋力ゼロね。以前に投稿したウィキペディアにある筋肉の出力の定義は「筋肉によって生み出される力は、筋肥大×神経発達(%)×瞬発力によって求める事が出来る。時間の概念を加えれば、筋肥大×神経発達(%)×瞬発力×持久力が発揮された力の合計である。」でした。このうち「神経発達」というのが脳卒中でゼロになってしまったのです。そこからの出発ね。神経の回復物語ですよ。その間「筋肉を固めない。関節を錆び付かせない。」ね。だから、筋力回復物語は感覚回復物語でもあるのです。当初は代用感覚情報ね。足の方からね。救急病院ではよくわからないです。ベッドから車いすへの移乗レベルだし、PTで立ち上がりとかぐらいだったのでよくわからない。リハビリ病院での車いす両足チョコチョコ歩行は大して筋力は使わない、でも、動作の鍛錬にはよかったですよ。感じたことに歩行は大して筋力を必要としないと感じたことね。そこで、PTの時に「階段、階段」とね。1日にぼちぼち利用するだけでもね。発症後、3ヶ月ほどで練習が多くなっていきました4ヶ月弱でリハビリ病院の階段は一人で昇降してよいということになりました。スクワットはしていないよ。麻痺足に体重を載せての屈伸はPTの開始前の待ち時間に日に数回ぐらいかな。腕の方は救急病院でのOTでの雑巾がけみたいなのね。自主リハは腕伸ばし、指伸ばし主体だったです。リハビリ病院でも似たり寄ったりかな。一度、1kgのダンベルを持ち上げてみたら、頭にゴツンでやめ。退院後チトしてみましたが鬱陶しいので止め。花子のリード綱引き程度かな。腕、足も筋肉の緊張ほぐしの方を気にして毎日ね。昨年の11月でしたよね、18リットル灯油入りポリタンクが持てたとか、衣装ケースが持てたとかね。濡れタオルを健常者風に絞るというのはリハビリ病院入院中からやり始めました。はじめはボタボタね。今は結構きつく絞れます。握る力は発揮出来るようになってきたからです。ところで、筋力ですが、発症直後は脳からの収縮命令がなくなったためにゼロね。この命令なしが続くと筋肉での運動神経終末から筋繊維への伝達力が低下して筋力低下ね。この伝達力の回復と脳での命令力の回復だけですよ。筋トレなしでここまで回復出来ました。足関係は一日10000歩程度は楽ね。階段も1~5階間ね。物持ちは灯油や衣装ケース程度はね。ジャムの瓶の使用開始時の蓋開けも出来るようになったし、雑巾も絞れようにね。感覚麻痺での筋トレは運動神経の興奮を抑制する感覚情報がないので運動神経が興奮したままになりやすいですよ。それで、筋緊張亢進→痙縮→拘縮という順にかな。筋力が出ないもうひとつの理由に筋肉の強張りが出てくるとその筋肉を伸ばすのに筋力が必要になります。伸筋に強張りが出れば、屈筋の筋力がそれに使われてしまいます。筋肉同士の力比べに筋力が費やされしまうのですよ。  2月7日(土)、「健常者風」というけれどね。「健常者風」にするためには全身で関節の可動域を健常者並みに確保しておく必要があるのではと考えます。生活動作ができる必要なないと思いますが、動かせるだけでもね。「他動(健常側やセラピストさんの力でね)」でもよいと考えるのです。動作は細かい動作でも多くの体の部分と関係していますからね。先日、あるブログで「つま先で蹴って歩く」についてあったのです。健常者は足を前に振り出すとき、つま先で地面を蹴っているというのです。私はもう無意識状態で蹴っているみたいです。蹴るためには足裏全体での接地、接地のためには踵からの着地、そのためには足首関節、膝関節、股関節の連携、これをなめらかにおこなうためには上半身も・・と全身に及ぶと思うのです。特定部位だけを取り上げて「健常者風」というのは効果が非常に低いと思います。ですから、発症直後から意識して「筋肉を固めない。関節を錆び付かせない。」で全身の関節の可動域の確保を目指すほかはないのではと思うのです。「鹿を追う猟師、森を見ず」という喩えがあるように細かいところばかりみていると大きな全体を見なくなる可能性があるのです。「健常者風」も常に全身を考えながらね。  2月8日(日)、脳卒中発症後の入院生活で以外と御利益があって儲けものみたいなことね。日中車イス生活ね。これは、朝6時半頃から夜8時頃まで座り続けることです。事の発端は鼻づまりにありました。寝ていると鼻が詰まるのです。発症後何日目かにベッドのリモコンで頭側を上げていたら、気がついたら頭を下にしてベッドからぶら下がっていました。体を起こすと鼻づまりが楽になるからですよ。それで、またベッドからぶら下がれたら大変と車イスを占有させてくれたようです。日中上半身直立というのは脳の活性化にはよいと思います。そして、テーブルにかじりついてのパソコン操作とかで背筋真っ直ぐ・股関節直角程度・膝関節直角程度・足首直角程度を半日できたのです。これ、棒足や尖足防止に効果的だったと思います。そして、足も足裏全体で接地させ続けることにね。入院当時は鼻づまり解消のみが目的ね。ブログ等を読むと皆さん、尖足や内反足や棒足等で苦労されていますね。これらを指摘されたことがないのはこの車イス生活のおかげみたいです。リハビリ病院退院日まで続けました。そう、退院まで車イス活用ね。車イスってリハビリにいいですね。1日10000歩程度は健常者風で階段も健常者風でもリハビリ病院退院日まで車イスを活用しました。

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