2015年10月5日月曜日

闘病記(視床出血)  左半身完全麻痺からの復活(完全復活を目指して)  No164

脳卒中での動作回復過程の一考察ね。   脳卒中後の墓参りね。   最近も神経細胞のつなぎ替えのためと思われる違和感が頻発しています。   「頑張らないリハビリの勧め」ね。   背筋を伸ばすとよいことがありますよ。   「リハビリでの焦りの心」とは。   「健康診断」等についての思いね。  9月28日(月)、脳卒中での動作回復過程の一考察ね。これは脳卒中で脳の部位が損傷を受けたかで大きく違ってきますよね。各自の発症前からの体の状態も違うでしょうしね。1000人の患者がいたら1000通りのリハビリがあって1000通りの回復過程があるのですよね。でもね、「筋緊張亢進→痙縮→拘縮」というようなのは1000人とも駄目だと思いますけどね。高次脳機能障害も四肢等のリハビリに影響するでしょうね。ところで、私みたいな感覚麻痺での回復過程について考察してみます。動作では筋肉が運動神経と感覚神経によって適切に制御されているのが普通ですが、脳卒中によって感覚神経が関与できなくなったのですね。私の体験からと脳科学的要素での考察ね。視床出血でしたから完璧な感覚麻痺ね。運動神経や筋肉や関節等は異常なしね。異常なしなのに動作させることができないのです。これは脳が感覚情報を使って動作命令を出しているためですよ。当座は「他動による可動域確保動作」ですよ。これは筋肉や関節等の廃用症候群を防止するためね。次が生活動作を考えた他動による可動域確保動作ね。そう腕伸ばしや指伸ばし、足腰の関節の屈伸を日中車椅子生活での屈曲と夜間のベッドでの伸ばしね。これで屈伸ね。車椅子は背筋を伸ばして股関節直角程度、膝関節直角程度、足首関節直角程度ね。この車椅子での生活が後々の棒足や尖足の防止になっていたのです。腕伸ばし等は屈曲腕や握々お手々の防止ね。上肢は屈伸やグッパが視覚情報で代用することができるようになったのか自力でできるようになってきました。「手をじっと見る」状態で指動作ね。指指定もできるようにね。ただね、指の感覚が筋肉も皮膚もないので動かせるだけね。物を掴むとかではよそ見もできない状態ね。感覚神経が復活するのに必要程度の楽な動作だけにしました。今も楽に動かせますし、筋力もあら不思議と復活しつつありね。30kgのハンドグリップが握る込める日も近くなりましたよ。足は車椅子に座ったままの車いす両足ちょこちょこ歩行で股関節・膝関節・足首関節等の楽な力での可動域確保に成功して健常者風歩行ね。ただ、足等の感覚神経の回復状況によっては筋力バランスが一時的にとれないような感じも出てきます。これは神経細胞のつなぎ替えで以前の神経細胞が脳卒中で死んで、別の個性の違う神経細胞間のつながりになるのでその調整のためと考えています。だから、多くはしばらくすると治まりますがしつこいのもありますね。  9月29日(火)、脳卒中後の墓参りね。2012年2月9日に視床出血を起こしました。意識不明にもなり、完全に左半身麻痺状態でした。春の彼岸までは40日ほどしかありませんでした。でも、数年前に兄が実家に戻ってきてからは彼岸墓参りをパスしていたのです。それで、40日ほど後の彼岸墓参りはいつも通りパスしました。いくら回復が早いといっても行けば母にばれますからね。病院も外出はさせてくれないですよね。母にはまだばれていません。墓参りがなくてもリハビリは気楽に適切適度で取り組んでいました。その結果がその年の6月末には初期症状にしては奇跡的な回復の上肢の動きの良さと健常者風歩行でリハビリ病院を追い出されました。杖は宙に浮いての健常者風歩行ね。8月のお盆の墓参りには行きましたよ。以前から角膜の問題で視力が出ないということで自動車の運転はしないと母には伝えてもらったので、視床出血で妻から禁止されたとはいわなくてもよかったのでした。その後は彼岸とお盆に行っています。草引きとかは右手ですればよく、左手はラジオ体操的動作ができる可動域と動きがあるのでばれていませんよ。感覚麻痺特有の動作のぎこちなさはうまく誤魔化してね。その後も可動域確保でリハビリしているので動きが悪くなるなんてないですよ。動きの悪くなるようなのはリハビリではないですよね。四肢等のリハビリは関節の可動域を楽な力で確保できてなんぼだものね。これは発症時から常にだよ。発症時は他動で楽な力で関節を動かせましたよね。  9月30日(水)、 最近も神経細胞のつなぎ替えのためと思われる違和感が頻発しています。以前からの手足の痺れは当然続いていますよ。順調につなぎ替えが起こっているようですが、いつまで続くことやら。感覚麻痺では痺れがあって当然ですよね。この痺れは発症後3ヶ月程度から始まって強くなったり、弱くなったりね。で、足先を椅子などにぶつけたときの痛みが強烈な時期を越すことができたようです。健常側と同感度になりつつありますよ。筋力が発揮され始めたのも感覚神経のつなぎ替えで感覚情報が回復しつつあるからです。視床痛とか出ないのは痛みではないからね。各部位の感覚が徐々に戻ってきているのを実感しています。完全回復には数十年必要かな。健常者並みの可動域を楽な力で確保できて適切な動作ができるようにね。コンタクトレンズでの違和感はゴミとかによるのではないと思います。ゴミでも「慣れ」はあるのですが、感覚の回復ですと、装着し直しても解消されなくて時間のみで解消されますよ。筋力のバランスも時間が必要ね。つなぎ替えに使われる神経細胞は成長期と違って予定外の働きですから、調整に手間取るのではと考えています。このこととと、つなぎ替えが完了するまでの時間がリハビリでは必要なので焦っても成果が出ないのですよ。何時までも適切適度なリハビリ動作というのが最低条件ですよ。つなぎ替えの結果だったのですね、後ろトイレ関係の不調。最近は快調になってきています。体性感覚の一括中継の視床ですからいろいろなところに不調感が出てきますが、感覚の回復による調整での不調か体の各部の病的不調かの見極めには注意しましょうね。藪医者に変なことをいうと薬が増えるだけだったりしてね。医薬品は少なければ少ない方が体によいですよ。必要最小量ね。  10月1日(木)、「頑張らないリハビリの勧め」ね。この「頑張らない」は我々脳卒中経験者は脳の状態が健常者と違うので、健常者風に頑張っては弊害が頻発しますよ。実際、ブログ等で感想を報告されている中にも「頑張りの中身を検討されたら」と思う方が結構いますよ。動きのコツさんも『「頑張らない」コツ』というのを投稿されていますしね。健常者的発想ではなく脳卒中での動作麻痺に対応した頑張りが必要なのですよね。感覚麻痺ですと、筋肉と皮膚からの感覚情報が届かないから起こることに筋緊張亢進がとりあえず起こりますよね。私も経験しています。亢進状態を継続すると痙縮になっていくのかな。拘縮にでもなってしまったらリハビリ強制終了みたいな感じですよね。回復の見込みなしとね。健常者風を求めすぎての頑張りで起こりやすいですよね。「可動域の確保と脳での神経細胞のつなぎ替えの促進が起こりやすいように頑張る」という頑張りもあるのですよ。脳卒中は脳の障害で四肢の動作麻痺などが起こるのですから、脳の修復があってからリハビリの効果が出てくるのですよ。最初が脳の残存部位の活用に回復ね。次が脳での神経細胞のつなぎ替えで損傷部位の働きを別の部位の神経細胞が担えるようになる本格的回復ね。後の方になる前に痙縮とかで筋肉を動かせなくしてしまうような頑張りに励んでいる方がボトックスに救いを求めているのかな。ですから、リハビリにはその方に応じた手順とかがあるのですよ。そして、時間が掛かります。「諦めない頑張り」「焦らない頑張り」「適切適度なリハビリを継続する頑張り」「体についての幅広い正しい情報を調べて考えてみる頑張り」とかね。  10月2日(金)、背筋を伸ばすとよいことがありますよ。まず、第一が身長が高くなるということね。結構な年齢で身長が1cm以上一年間で伸びましたよ。本当の話ね。高齢になってきての身長の縮みの要因は大きく分けて二つかな。一つが骨の縮みね、これ、骨粗鬆症の恐れもね。もう一つが猫背化ね。脊椎骨は短い骨を積み重ねているだけなので背筋をまっすぐ伸ばすのには背筋、腹筋等の筋肉を使う必要があるのですよ。弱くなってくると猫背になって身長測定では縮みますよ。まっすぐ伸ばすと筋肉を使うことになって脳の活性化にも繋がりますね。猫背は腹圧アップに繋がりますよ。腹圧アップは血圧アップに繋がります。背筋を伸ばすと腹圧は低下傾向にね。血圧も低下傾向ね。腹圧アップ方法に風船を膨らませるというのもがありますね。しっかり血圧が上昇しましたよ。ですから、生活での猫背の方が背筋を伸ばし始めると血圧が低下する傾向ね。私は低下傾向ね。過度の降圧による脳梗塞の恐怖が近づいている感じです。猫背よりは背筋を伸ばしている方が世の中を前向きに感じられると投稿されている方がおられますが、まさに「その通り」ですよ。世の中が明るくなります。「空威張り」の姿勢は害毒だけかな。ですから、よい方の「背筋を伸ばす」ね。背筋を伸ばしていても「前屈み」状態は腹圧アップになると考えられるのです。降圧剤を服用されている方は背筋を伸ばしたよい姿勢で日に複数回は測定されることをお勧めします。私は手首式でも上腕式でもトンネル型でも適切な姿勢であればよいと考えています。訪問リハビリは上腕式ね。で、過去に最高血圧80mmhgなどという記録を訪問リハビリ時の測定で作っています。手首式の方がもっともっと高いよ。上腕式と何回か比較測定してみた結果、正しい姿勢での複数回の方がよいと結論しました。背筋を伸ばして腹圧を低下させることのできるリラックスした状態での測定ね。  10月3日(土)、「リハビリでの焦りの心」とは。焦りの心を生む要因のひとつは筋力についての知識ですかな。それも中途半端な知識や間違った知識とかね。体験した感じでは筋肉量の低下は非常にゆっくりという感じがしています。私の場合は運動神経に問題がなかったので筋肉に何らかの情報を送ることができたようなのです。でもね、脳のダメージで筋力(筋肉量ではないですよ)はゼロになりました。でもね、腕の重たかったこと、重たかったこと、筋肉量が減っていない証拠ね。もし、筋肉量が減っての筋力低下なら腕や足など体全体の体重が軽くなっているはずですけどね。体重は減っていなかったですよ。「他動による可動域確保動作」だけでも感覚麻痺の私には筋肉量維持にいくらか役だったみたいでした。筋力低下の第一は神経筋シナプスの問題でしょうね。これは素早く起こっているとね。でも、筋肉を収縮させると速く回復するようです。実感、でも感覚がないので筋力が発揮できない。感覚がないことによる筋力のリミッターの問題を筋肉量低下とかにすり替えて考えての筋トレでボトックス療法対象になれるように焦って過剰リハビリをしてしまう方が多いようです。ボトックス療法対象になって放置すると原理的には神経筋シナプスは退化する可能性が高いのではとね。感覚が回復してこないことには生活動作が的確にできないのに「早期に自立したい」と焦って要介護度を上昇させてしまっているのが現実かな。脳卒中以外でもリハビリで焦ったり、諦めたりで障害を固定化させたり、悪化させたりしている場合が多いみたいですね。  10月4日(日)、「健康診断」等についての思いね。健康診断等での血液検査や血圧等の基準値範囲?は多数のデータからの統計学的に導き出されるということになっています。ですから、「統計学的」なので統計は必ずばらついているのですよ。ですから、あの基準値範囲に合わない人が必ず出てきます。それと診療側の都合みたいな感じで基準値が変動したり、新しい調査結果で変動したり、調査費用の出所によって変動したりします。基準値範囲内でも少ないですが病気になったり、基準から外れても健康だったりとかがあったりします。ですから、あの範囲内で安心もできないし、外れても落胆する必要もないのです。冷静に対応しましょうね。ところでLDLコレステロールではあの基準範囲を少しでも上回ると薬を出したがる医師がいますが、私は金儲け主義の藪と判断して変えました。コレステロールは人間が必要として体内生産しているのですよ。それが「低ければ低い方がよい」などということはありません。LDLコレステロールのみを下げる薬はなく、コレステロールを減らすからLDLも減少というものですよ。HDLコレステロールも減少するというのです。それと、アメリカでは基準範囲が日本より高い値の方になりました。高齢になるほど今まで考えられた範囲より上方の方が健康で長生きしている割合が多いというのが判ってきたからです。血圧ですが、過度の降圧は脳梗塞の恐れがあると降圧薬の添付文書に書かれています。過度の降圧とはどの程度なのでしょうか。脳卒中後に十分降圧した患者の再発脳卒中がそうでない人より多い理由ではと考えています。血圧測定にも注意しましょうね。家庭でも適切な姿勢で測定しましょうね。適切だよ。文藝春秋11月臨時増刊「医者とクスリに殺されない賢い患者学」も読んでみられたらと思います。

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