2017年6月24日土曜日

闘病記(視床出血)  左半身完全麻痺からの復活(完全復活を目指して)  No252

脳卒中リハビリで回復状況をどう思うのか。「・・ができるようになった」と思うのか。「まだ・・ができない」と悔やむのか。   昨日投稿の動作時の筋弛緩ですが、運動神経系興奮ニューロンの興奮が抑制されてですよね。   「一塩基多型」から思うこと。   脳出血や脳梗塞の発症部位による後遺症の違い。   四肢は暴れて当たり前。脳卒中で動かせなくなった四肢ですが、順調に回復していたら中途半端な筋力の時に暴れて当たり前。   昨日の続きね。ハードコンタクトレンズ装着時のことです。   最近は脳での神経細胞間のつなぎ替えによると思われる瞼での痛み、コンタクトレンズの違和感が強くなることがよくあります。  6月12日(月)、脳卒中リハビリで回復状況をどう思うのか。「・・ができるようになった」と思うのか。「まだ・・ができない」と悔やむのか。どちらがよいかな。でもね、「・・ができるようになった」とかでも関節可動域等を犠牲にしていたら、そりゃ、悪化ですよね。痙縮に向かっていたりしてもね。「・・ができた」ができなくなる前兆と思います。どの部位も悪化がなく、「・・ができるようになった」とおもえるのがよいと思います。痙縮は多くが頑張りすぎと思うのですけどね。その結果として動作困難になって仕舞ったのですよね。たしかに「・・ができるようになった」と思う方がよいのですが前提を間違うと回復するものも回復しなくなると思うのです。すべてのリハビリやトレーニングもその身体状況に応じた適切適度があるのですよね。それと、脳卒中では脳での神経細胞間のつなぎ替えの状況によっては、一見悪化みたいに感ずる場合もあるかと思います。例えば、「腕が暴れる」とかですね。筋力調節の仕組みからみると脳の修復途中で「暴れる」は起こりますよ。中途半端な筋力調整(生活動作のほとんど)は屈筋と伸筋を交互に瞬時に収縮と弛緩を繰り返させているのです。このコントロールセンターの脳に障害があったのが脳卒中です。復元の試行錯誤が「暴れる」になるのですよ。馬鹿力筋力で封じ込めると中途半端な筋力時での調節ができなくなると思います。貧乏揺すりもね。ただ、脱力しているはずなのにの時は注意してね。  6月13日(火)、昨日投稿の動作時の筋弛緩ですが、運動神経系興奮ニューロンの興奮が抑制されてですよね。この興奮の抑制には運動神経系抑制ニューロンを活性化が必要ですよね。抑制ニューロンの活性化には感覚情報が必要なのですよ。で、我々脳卒中感覚麻痺組は抑制ニューロン活性化に必要な感覚情報が脳に届かないや脳で活用できないですよね。昨日投稿のように屈筋と伸筋が常に交互に収縮しているので抑制ニューロンが働かないとなると、どちらも筋緊張亢進になりやすいですよね。そのままにしていると筋緊張亢進→痙縮→拘縮の道をたどることになるのではとね。筋緊張状態でも動作に支障が出ますよね。拘縮は関節も動作不全状態ですからボトックスの対象外になるのですよ。動作を楽におこなうには関節が楽に作動することと、筋肉が柔軟で弛緩時に外力を必要としないようなときです。筋肉は自力では弛緩できないですよ。運動神経系興奮ニューロンの興奮を楽に抑制できるというのも必要ですよ。でも、脳卒中感覚麻痺ではそうもできないのですよ。身をもって感じていますのでね。楽な力でストレッチができるという状態を維持したいですね。関節可動域が他動ででもできるのでしたら、上肢は結構役に立ちますよ。ホルダーや重しとしてね。食器の移動を防ぐ重しや指の間に歯ブラシをねじ込んで歯磨き粉付けの補助にや爪切りを持たせての爪切り等等ね。以前投稿のようにこれで爪を切れたので、健常側の爪を看護師さんに切ってもらい損ねたのですよ。  6月14日(水)、「一塩基多型」から思うこと。ある頻度(1%以上)でDNA塩基配列に一つ違いが見られるときにいうというのです。頻度が低い場合を突然変異といったりもね。DNAの塩基配列を元に遺伝情報が発現してきますが、主にタンパク質に変換されての発現です。DNAからRNAへが「転写」、転写された伝令RNAを元にアミノ酸を並べるのを「翻訳」といっています。DNAからRNAへの転写は厳密に決められています。DNAの塩基がアデニンの場合はRNAではウラシル、チミンではアデニン、グアニンではシトシン、シトシンではグアニンです。違った場合は転写ミスです。DNAからDNAの時のミスは突然変異に繋がります。100億塩基対に複写の時に1塩基対ぐらい生じているとかね。翻訳のRNAからタンパク質へは三塩基対で一つのアミノ酸を指定しています。この三塩基対のことをコドンといっているのですが、64の組み合わせがあります。アミノ酸は20種類ね。メチオニンというアミノ酸にはAGUという一つだけですがイソロイシンでしたか6種類もあるのですよ。2種類というのが多いです。コドンの塩基対の中の一つが異なっているというものね。一塩基が異なるというので「一塩基多型」ね。で、どちらでもよいかというとそうでもないのですよ。普通の方が頻度が高い理由は翻訳の時に使われる運搬RNAの割合に違いがあるというのです。普通は多い方をね。少ない方になると合成されるタンパク質が少なくなったり、合成に長時間が必要になってタンパク質の形が異なってしまったりとかで、そのタンパク質の働きが不足したり、なくなったりするというのです。長い人類の歴史で使われることがなかった遺伝子によく見られるとね。医薬品の解毒に関するタンパク質とかね。最小量の服用でも重大な副作用等が見られる原因の一つです。だから、処方薬なのですよ。テーラーメイド医療とかいうのもこの一塩基多型に注目した医療です。だから、医薬品の長期連用は注意が必要なのですよ。このような変異は細胞分裂の度に起こる可能性があります。メチオニンのAGUでおこると、場合によるとその細胞は死にます。また、普通はがん化したようなのは白血球で処理されています。これをくぐり抜けたのが癌となってくるのですよ。原因の突然変異には他にもいろいろな仕組みがあります。解毒ではなく、副作用にかかわる部位で起こるかもね、いろいろね。最小量でも副作用が出る理由ね。  6月15日(木)、脳出血や脳梗塞の発症部位による後遺症の違い。四肢の動作不全でもね、脳が感覚があるという前提で動作命令を出しているので感覚麻痺でも起こります。体験済みね。脳に動作命令をだす安心感を与えることに成功すると動作できますが、悲惨ですね、動くだけです。視床出血等感覚麻痺の場合ね。大脳でも感覚中枢等に障害が起きた場合かな。大脳の運動中枢や運動神経系の部位ですと、脳の動作命令は四肢等に出せないことによる動作不全ね。大脳連合野というような部位が主ですと、基本的には高次脳機能障害ですね。失語症の方が他の方に理解されにくいのは連合野主体なのか、記憶領域の関係なのか、発音関係なのかとかいろいろ関係する部位が沢山あるからですね。で、リハビリも四肢みたいにはできないということね。四肢は「楽な外力による関節可動域確保動作」ができていたら、そのうちに何とかなりますし、ロボットリハビリもね。高次脳機能障害はPC活用も無理になる場合もありますね。些細な判断力低下などですめばよいのですが・・。出血量的には視床や脳幹部の方が少量でダメージが大きいですが、部位によって、深刻度のタイプが異なるのが脳卒中です。ですから、「脳内出血」とかだけですと、?なのが脳卒中なのですよ。  6月16日(金)、四肢は暴れて当たり前。脳卒中で動かせなくなった四肢ですが、順調に回復していたら中途半端な筋力の時に暴れて当たり前。それも、繰り返し繰り返しの場合もね。脳が四肢の筋力バランスの調節をし始めた証拠ですからね。こんな時に茶碗を持つと、・・・。掃除というリハビリが余分に生じる危険性ね。茶碗の数も増えそうだしね。「壊れる」は験が悪いので「増えた」と言い換える場合もね。まあ、痙縮等では「暴れる」というのはないのではと思います。痙縮は未経験につき、わからないです。微妙な筋力コントロールは一つの動作に多くの筋肉を動員しています。四肢での主体は屈筋と伸筋ね。例えば、屈筋を収縮させると直ぐに弛緩させるわけですよ。丁度のタイミングで伸筋を少し時間を遅らせて収縮させて、これも直ぐに弛緩させるのです。このタイミングに屈筋に次の収縮をさせるのですよ。直ぐに弛緩ね。これを短時間で繰り返すのです。このコントロールには大脳の運動中枢や感覚中枢、視床、小脳等の多くの中枢の連携が必要なのですが、脳卒中で一部に損傷がおこり、連携できなくなったのです。リハビリに取り組んで徐々に脳での神経細胞間のつなぎ替えが生じてくると、この微妙な筋力調整に脳が挑戦し始めるのですが、感覚情報が不足したり、樹状突起と軸索の違いで連携が悪くなっていたりとかで、弛緩のタイミングがずれたりすることで収縮の行きすぎとかが起こるので「暴れる」という感じにね。微妙な筋力調整をおこなわなかったら、暴れないと思いますが普通の生活動作は微妙な筋力調整だらけですから、どうされます。私は押さえ込まずに適度に暴れさせています。  6月17日(土)、昨日の続きね。ハードコンタクトレンズ装着時のことです。リハビリ病院入院中に自力でコンタクトを装着でくるようになったときの麻痺手は、本当にレンズ置きで会ったり、瞼保持だけでした。方法は健常側でのセッティングですよ。セッティングしたら動かなかったからね。後は顔を、目を適切なところに持っていくだけでした。ほぼ、問題なく装着できていましたよ。ところが、脳での神経細胞間のつなぎ替えによって感覚が少し戻ってきたようなのです。そうすると、筋力調整を勝手に始めよりました。指等が勝手に動くのです。仕組みは屈筋と伸筋を交互に収縮弛緩させてですが、感覚情報不十分での調整ですから、行きすぎ頻発です。瞼を保持できなかったり、コンタクトレンズを乗せた人差し指が震えたりとかね。瞼の方は健常指でコンタクトレンズを持っていく前に閉じてしまうということです。指の方は震えを目で感知して逃げるということです。ですから、麻痺腕を洗面台にしっかりと楽に乗せておくということが必要になっています。宙ぶらりんに浮かせないということです。ハードコンタクトレンズでないと視力の確保のできない円錐角膜ですから、この難行から逃れるわけにはいかないです。コンタクトレンズ装着には筋力はほぼ必要ないですよ。コンタクトレンズを外すときは両目とも健常側の指1本で飛ばします。安心して両手使いのコンタクトレンズ装着できるようになるのは何時になるのかな。  6月18日(日)、最近は脳での神経細胞間のつなぎ替えによると思われる瞼での痛み、コンタクトレンズの違和感が強くなることがよくあります。そのたびについでに左半身の硬直感もね。特に上肢がきついです。きつくなったり治まったり?の繰り返しですよ。脳での神経細胞間のつなぎ替えには樹状突起の伸長が必要です。適切適度なリハビリによる刺激と栄養ね。樹状突起はほぼ細胞膜ですよね。細胞膜というのはリン脂質やコレステロールも使った脂質等でできています。で、脂質は肝臓で大量生産できる飽和脂肪酸の他に必須不飽和脂肪酸が必要なのですよ。必須不飽和脂肪酸を使うことで細胞膜としての性質を維持しています。シナプスで神経伝達物質が放出できるのも必須不飽和脂肪酸を使っているからですよね。神経伝達物質を受容する側も受容体を細胞膜表面に出すことができるのもね。受容体はタンパク質で後付けですよ。細胞膜に後でタンパク質を押し込んでいるのです。これが、いまのところ、順調に進んでいると思います。だから、硬直感とかがでたりするのです。訪問リハビリでマッサージをしてもらうと「いっているほど硬直していないよ」とね。関節可動域は普段のままだしね。他動による関節可動域確保動作の時にも特に頑張っていないですよ。でもね、つなぎ替えが終わるのは何時になるのでしょうね。樹状突起は軸索より伝導速度が遅いので、樹状突起の軸索化がいつごろしてくれるのだろうね。軸索化が完了して調整が終了しての回復ですからね。焦らず頑張ります。痙縮とかにしたくないのでね。樹状突起は無髄神経になりますよね。伝導速度は低いですよ。

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