2018年2月17日土曜日

闘病記(視床出血)  左半身完全麻痺からの復活(完全復活を目指して)  No286

発症後の動作で感じたこと。「脳は筋肉等の感覚情報でどの筋肉を動作させているかを判断している。」ということ。   「ただ、毎日を生きていくだけ」にしないためには。   明後日で発症6年です。再発もせずに生き延びてきました。   今回の発症当時は救急受け入れの仕組みが判っていなかったので、問題をちょっと引き起こしましたが大事に至らなかったです。私の場合は入院したい病院に引き受けてもらえる患者だったのでした。   姿勢の問題。これって、結構意識の問題という感じを持ちました。長年の生活習慣もあるのですが。   またまた、筋力について。関節可動域がどうして大切なのか。どうして、楽に動かせる関節の方がよいのか。   昨日の続きの筋力についてね。「筋力=脳の命令力×筋肉の縮むことのできる距離×筋肉の質×筋肉量」ですよね。  2月5日(月)、発症後の動作で感じたこと。「脳は筋肉等の感覚情報でどの筋肉を動作させているかを判断している。」ということ。これは健常者でもトレーニングで必要な筋肉を適切に動作させることができるようになっていっているということですよ。「肩の力を抜いて」ね。発症当初のOTで「手は勝手にグーになるよ」みたいなことをいわれて、病室に戻ってから、他動による「指伸ばし」、「腕伸ばし」を始めました。なぜか、自力で伸ばそうなんて考えつかなかったです。腕伸ばしでは他動が主体でも自力の混じるのでした。そうすると、麻痺側だけではなく、健常側も筋収縮があったのでした。で、「脳はどの筋肉に命令を指しているのかが判っていない」ということを感じました。このことが、すべての筋肉での筋緊張亢進の要因ではとね。で、脳は筋肉からの感覚情報でどの筋肉を収縮させているのかを判断しているとね。感覚情報のない麻痺側では、とことん他動で楽に動かせるようにして、視覚等の感覚情報と筋肉からの感覚情報なし状態での収縮を運動神経系に記憶させるようにということですよ。本当に脳がどの筋肉に命令を指しているのかが判っていないですよ。未だに判っていないですよ。だから、より緊張度が高まりやすいのではと考えています。この脳の仕組みについて意識せずに「自力」に拘って動作させようとすると、そこら中の筋肉を収縮させることになるので動かしづらくなるのだと思います。また、緊張度も上がりやすくなるのではとね。動作の基本は、まず脱力状態になることかな。で、目的の筋肉のみを収縮させることができるようにしていくことかな。これらは楽な力でできる範囲の動作で会得するのが望ましいと思っていますし、実際、このようにしてきました。初期症状は意識不明もありの左半身完全麻痺でしたよ。  2月6日(火)、「ただ、毎日を生きていくだけ」にしないためには。「ただ、毎日を生きていくだけ」はある方の投稿から借用しました。リハビリを頑張っているというのは「ただ、毎日を生きていくだけ」ではないと思いますが。何らかの向上心があるということで「ただ、毎日を生きていくだけ」にはならないのではと思うのですが。リハビリでは一日のリハビリでの改善が見られないですよね。ただ、長期にわたって、その変化を考えてみたら変化のあった部位とかがありますよね。その変化を「よし」とするかは、それぞれの方のリハビリにおいている価値観によると思います。リハビリ以外の分野で、何らかの意味のあることを継続的にできるようになれば、「ただ、毎日を生きていくだけ」ではなくなると思うのです。ホーキング博士は指を少し動かせるとかですが物理学の分野での発展に貢献していますよね。生きることの意味を掴まれているからだと思います。徳州会の前理事長もね。このお二人に比べたら、私など元気なものですよ。今は意識がはっきりしている限り、能動的に生きていけるような時代になりつつあるのですよ。まずは「あきらめる」と早期に決めるのがよくない場合が多いですが。昨年の「てるみくらぶ」やことしのあの「はれのひ」などはあきらめが悪すぎた例かもね。「はれのひ」は昨年の早い時期につぶれていたら、成人の日の騒動はなかったと思うのです。成人の日に起こすから、大騒動になったではとね。「てるみくらぶ」も旅行中、それも海外でのや直前の人の被害が増えて騒動が大きくなったように感じています。成人の日は結婚式等と違って、本当に一生に一度ですものね。皆と同時にということが必要だものね。一生に一度にはもう一つ、葬式のご本人になることもかな。こっちの一生に一度はしばらくは猶予してほしいですが。そして、皆と同時というのもね。イベント泥棒というか時刻泥棒という概念ね、ある意味、非常に凶暴な犯罪かもね。取り返すことができないということね。冤罪もだよ。  2月7日(水)、明後日で発症6年です。再発もせずに生き延びてきました。多くの方が困られている「痙性」などの四肢の動かしにくさはそうありませんが。「動かしやすい」と「確実な動作ができる」には大きな隔たりがあります。まずは「楽に動かせる」があって、この条件の上に「確実な動作ができる」とかにいけるのですよね。また、「楽に動かせる」があって後に「筋力発揮ができる」できるのですよね。発症当座はこのようなことを考えていなかったかな。ただ、「筋肉を固めない。関節をさび付かせない。腱を固めない。」だけだったような気もしています。でも、これで、今の私の状況があるのですよね。下肢では健常者風歩行や健常者風階段昇降ができます。上肢では関節可動域はほぼ健常者並みを確保していますし、筋力も握力31kgや灯油入りポリタンクを持つとかもできますが、精度の必要な生活動作には苦労しているというのか、ボチボチ様子見でしているぐらいです。理由は「感覚系が十分回復していないので簡単に痙縮になる恐れがあるから」です。どうして、感覚麻痺では痙縮等になりやすいかについては退院後、ブログ村の投稿を読んでいたり、ボトックス療法について調べてみた結果、理解できたことです。発症時のからの四肢のリハビリの基本方針が間違っていなかったということかな。この方針、速く回復できるとかいうのではなく、悪化を防ぐとか、いうことですよ。健常者でも筋肉が固くなるのはよくないことですよね。痙縮等には上肢が一番なりやすいようですね。次が下肢かな。この次は?です。感覚神経領域の大きいところがなりやすいようです。筋肉は固くなると何もできなくなります。痙縮等になり始めたら、リハビリの方法について再考する方がよいのではとね。ボトックスは対処療法です。一時的に痙縮を緩和しますが、同時に筋力も失われますよ。昨日投稿の「ただ、・・」にしないためにはゲームの達人でもよいかなと思います。できれば、対人ゲームがよいかもね。将棋とか囲碁とか。そして、適度な運動もあればさらによいかもね。でも、ギャンブルはだめだと思いますよ。  2月8日(木)、今回の発症当時は救急受け入れの仕組みが判っていなかったので、問題をちょっと引き起こしましたが大事に至らなかったです。私の場合は入院したい病院に引き受けてもらえる患者だったのでした。脳内出血でしたが、以前に脳の血管造影、それもカテーテルを使った造影をしていたのでね。ということは、特に大きな病気とかをされたことのない方には使うことのできない方法です。でもね、このことをどこで知ったのかというのは某大学病院の救急部の医師の大量退職で受け入れ困難になったというニュースの時に、そこに入院したことがあるような患者は受け入れるというのがあったのです。また、私の今回の入院時も救急隊の方が診察券を見つけて、連絡をしてくれてら、即、受け入れてもらえたのでした。理由は脳血管造影ね。CTやMRIでは、大動脈瘤に見えるのに脳血管造影ですと、正常な血管ですということね。なぜ、このようなことがあるのかというと血管というのは結構適当に形成されているということですよ。私の場合はこれですみましたが、脳動静脈奇形の方がよく脳出血されていますが、血管造営の際の作り損なったと思うのです。血管が必要な部位に適当に伸びていくから癌組織も血管を持てるのですよ。脳出血でも脳梗塞でもできるだけ早く適切な病院に行くことですね。ただ、視床出血では手術はできませんから、さらなる悪化時等に備えるということかな。あと、生き延びたのなら適切なリハビリを体の状況に応じて、脳の状況に応じてすることですよ。脳が脳卒中で損傷を受けているので健常者とおなじようにするというのはよくないですよね。できるだけ日中上半身直立生活がよろしいようですね。そう、能動的生活をそのときの状況に応じて始めましょうね。リハビリは適切適度だよ。あきらめると廃用症候群、適切なリハビリは脳も起きるよ。過剰は痙縮等ね。  2月9日(金)、姿勢の問題。これって、結構意識の問題という感じを持ちました。長年の生活習慣もあるのですが。誤診の連鎖の身内なのですが、大分前にいつの間にか骨折みたいに脊柱が折れ曲がっているように見えたのでした。整形外科に行ったらしいのですが、骨に異常がないので「リハビリ」や「コルセット」ですよ。全く改善せずね。睡眠薬の服用が続いているとことなので服用を中止させたら、背筋真っ直ぐになってきたのですが、その後は「意欲」の問題か「猫背」にね。こうなると、また、筋力が低下してしまっているので回復は難しいのではと思うので何も言っていません。筋力低下には大きくいって2種類あると考えています。一つが筋肉量などの減少の方ですが、もう一つが「神経筋接合部での筋繊維動員力」の問題もね。短期間での低下はこちらですよ。「火事場の馬鹿力」の源泉ですよ。平常時は動員できない筋繊維を緊急時は動員できるようになって発揮される筋力ね。長期に及ぶと両方の症状での筋力低下かな。さらに姿勢はある意味、常に意識して保持するものなどでと考えています。脊柱を真っ直ぐするには体幹の諸筋肉を適切に動作させ続ける必要があるのですよ。背骨は短い脊椎骨が積み重なってできていて、周りの筋肉によって形状を維持しているのです。手足の骨ははっきりと関節接続の棒ですが。脊椎骨は短いのが積み重ねられているのです。なにか、病的でない限り、意識の問題が大きな割合を占めると思います。なので、日中上半身直立生活は筋肉を適切に動作させということで、脳によい刺激になると思います。私としては回復によい効果があったと思っています。また、血圧低下にも効果があったと思うし、身長も170cmを維持できているしね。  2月10日(土)、またまた、筋力について。関節可動域がどうして大切なのか。どうして、楽に動かせる関節の方がよいのか。筋肉は収縮するときに筋力を発揮します。「収縮する」というのは筋肉が弛緩して伸びた後ですよね。収縮したままでは新たな筋力なんてでないですよね。痙縮状態では筋肉は収縮しているのでボトックス療法で緩めるのですよ。ところで、弛緩しても筋肉を伸ばすためには関節を動作させる必要がありますよね。この動作の阻害要因は「関節のさび付き」と「対になっている筋肉がともに収縮」というのがあるのですよ。後者は筋肉の力比べになっている場合ね。痙縮状態などね。前者は拘縮になって行きつつあるときかもね。関節を動かすことで筋肉を引き伸ばすのですよ。この後に筋収縮ができるようになって筋力発揮ですよ。緊張状態と弛緩状態を切り替えることのできる筋肉が必要ですよね。でも、関節可動域があるということで有効になるのですよ。「楽な外力による関節可動域確保動作」ができるというのは筋肉が柔軟で関節もさび付いていないということにあるのですよね。この筋肉が伸び縮みできる範囲を確保するのが関節可動域なのですよ。健常側とかを動作させてよく観察してみてください。筋力を実用的に発揮しているときは関節を上手に稼働させていますよね。大きな物を掴むときと小さい物を掴むとき、それぞれに応じて稼働させていますよね。堅い物を掴むときと柔らかい物を掴むときもそれぞれに応じてね。我々に必要なのは生活動作に活用できる楽におこなうことのできる関節可動なのですよ。筋トレ用の筋力ではないのですよ。筋トレ用の動作は特定の範囲の動作でよいと思いますが、生活動作はいろいろありますので、柔軟に対応できる関節可動域を必要とするのですよ。  2月11日(日)、昨日の続きの筋力についてね。「筋力=脳の命令力×筋肉の縮むことのできる距離×筋肉の質×筋肉量」ですよね。脳の命令力には神経筋接合部での筋繊維動員力を含むものと考えておきます。我々は脳卒中でこの「脳の命令力」を低下させたか、ゼロのしてしまったわけですよね。脳卒中は脳のみの問題なのですよ。命令できない状態が続くと神経筋接合部での動員力も低下していきます。結構なスピードのようですが。これは割と楽に回復できるのですが、脳卒中では脳の状況によるので時間が掛かると思いますが。ほかの要素は全くダメージのないのが脳卒中ですよ。「楽な外力による関節可動域確保動作」でも結構維持できる要素と感じましたが。ところが、不適切リハビリをおこなうとか、あきらめて放置するとかすると問題が生じるのですよね。放置の方は「廃用症候群」でこれは全身で一斉に始まりますよ。これを食い止めるリハビリが必要人るのですよ。四肢では「楽な外力による関節可動域確保動作」でよいようですが。これだけしかないのかもね。意識がなくてもできることですよね。対極が過剰リハビリや不適切リハビリね。昨日投稿のように筋力発揮には筋肉が楽に引き伸ばされる必要があるのですが、筋緊張状態とかで引き伸ばすことができなくなってくると、筋力発揮ができなくなってくることにね。脳卒中では適切にリハビリをしていたら筋繊維(筋力を発揮する細胞)は死なないと考えられるのですよ。やせてもね。筋トレで筋肉が太くなるのは細胞数の増加ではなく、細胞自体が太ることによります。筋繊維は細胞分裂ができないのですよ。ですから、殺さないように維持できていたら筋力が回復できるのですよね。脳卒中で筋力ゼロの原因は脳のみですよ。お忘れなくね。

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