2022年4月23日土曜日

闘病記(視床出血)  左半身完全麻痺からの復活(完全復活を目指して)  No504

ある方が「筋力を付けるのも大切だけれども筋肉の柔軟性も大切。」と投稿されていました。よくぞ、気がつかれたと思うとともにまだまだ甘いと思いました。   上腕部で力こぶを作ろうとするとき、多くの方が一旦肘を伸ばしてから筋肉を収縮させますよね。   筋肉は仕組み上「収縮」だけなのです。弛緩して他の筋肉に引き延ばされて収縮できるようになるのです。   「CI療法」について脳科学辞典が検索で出てきたので読んでみたら、「限界」で脳卒中患者の9割以上が対象から除外されたとあったのです。   データの出所を明らかにすることがネットでは大切と考えるのです。そして、そのどの部分を使わせてもらったかもね。   人間の体は使わないと廃用症候群に、特に高齢になるほどね。もっとも、若年でも起こっているのですが、「回復力」で解りにくくなっていると考えています。   「体を鍛える」ですが・・。我々脳卒中後遺症を持つ身は健常者の「鍛える」方法をそのままするとひどい目になりますね。  4月11日(月)、ある方が「筋力を付けるのも大切だけれども筋肉の柔軟性も大切。」と投稿されていました。よくぞ、気がつかれたと思うとともにまだまだ甘いと思いました。筋力は筋肉の柔軟性に比例すると考えています。筋肉が柔軟で楽に引き延ばされるとこの筋肉を引き延ばした筋肉も柔軟と考えられるので目的の筋肉を十分に収縮させることができると考えられるからです。筋力は関節に関わる筋肉がすべて柔軟であると無駄なく仕事に使うことのできる力として発揮されるのです。どれか引き延ばされるときに抵抗を示す筋肉があればその筋肉を引き延ばすときに抵抗の分だけ差し引きされてしまってその分の筋力が無駄になるわけですよ。脳卒中後、筋肉が楽に引き延ばせる状態、柔軟な状態にあると、引き延ばしに筋力が無駄に使われないので結構筋力がありますよ。これ、実感しています。膝の筋肉で両方とも収縮気味の緊張状態になると綱引き状態で力の強い方が勝ってしまうので棒足にね。すると、しゃがんで物を持ち上げるというのなのできなくなります。また、階段昇降が難しくなりますよね。腕ですと、肘が曲がったままにね。筋力を使った仕事ができますか。ですから、体のすべての筋肉がタイミングよく柔軟で弛緩時に楽に引き延ばせるようなリハビリを常におこなう必要が筋力を付ける一番の早道かな。  4月12日(火)、昨日の続きみたいなのです。上腕部で力こぶを作ろうとするとき、多くの方が一旦肘を伸ばしてから筋肉を収縮させますよね。それでできた力こぶがある状態でさらにこぶを大きくさせるのは疲れますね。そして、限度一杯になってしまうと収縮なんてできなくなりますね。痙縮はこの状態になってしまうことかもね。足では膝を伸ばす、股関節を伸ばす筋肉が収縮に収縮を続けてそれ以上収縮できない状態かもね。すると、膝なんて曲がらないですよね。膝を曲げる筋肉は非力ですからね。こっちも痙縮状態になってしまうかもね。筋肉は収縮したら、その後必ず弛緩して引き延ばされる必要があるのですよ。「弛緩できる」というのは興奮ニューロンの興奮が解除されるのが一番よいのですけどね。興奮が解除されたら柔軟にね。興奮ニューロンの興奮解除ではないですが、筋肉への収縮命令を出せなくするのがボトックス療法です。対症療法として一時的に筋肉への命令を出せなくしているだけです。ですから、ボトックス療法になる前にストレッチやリハビリが過剰にならないようにして興奮ニューロンの興奮が自然鎮火する範囲に収まるようにリハビリをおこなう必要があるのですよ。ストレッチもかねて「楽な外力による関節可動域確保動作が継続してできる」ということを心がけてきました。下肢はリハビリ病院入院中は「車いす着座での両足活用ちょこちょこ歩行」を退院日までしました。これ、低緊張で関節可動の鍛錬になりましたよ。  4月13日(水)、筋肉は仕組み上「収縮」だけなのです。弛緩して他の筋肉に引き延ばされて収縮できるようになるのです。筋力はこの収縮時のみに発揮されるのですが、「引き延ばされて」からなのです。他の筋肉に引き延ばされてなのです。この引き延ばされるときに反射的に収縮が起こったりしますが、健常の場合は問題にならないのですが、感覚麻痺ではこの反射による収縮のときも興奮ニューロンの興奮がそのまま興奮状態で持続しやすいようです。リハビリの時の「他動での関節確保動作」時に抵抗として現れます。そして、以外とこの反射による力を抜くというのが難しいですね。本人は力を入れていないつもりのようですが・・。実際、私もそうでした。これ、脱力が如何に難しいかということですね。もう、低緊張度の動作で引き延ばしを体験させるしかないのかもね。ラジオ体操みたいな連続動作でね。「低緊張」の動作でストレッチをおこなうとかもよいかもね。上肢は「他動」がよいかもね。下肢は「車いす着座での両足活用ちょこちょこ歩行」も有効と考えています。弛緩と引き延ばしのタイミングを繰り返すことで脳に記憶させる必要があると考えています。ただ、これで、的確な生活動作がすぐにできるわけではないですが、脳の回復に応じて徐々に徐々にできるようになりますよ。気長にね。痙縮等になると何もできなくなるはずです。この違いは大きいですよ。  4月14日(木)、「CI療法」について脳科学辞典が検索で出てきたので読んでみたら、「限界」で脳卒中患者の9割以上が対象から除外されたとあったのです。ひょっとして、普通にリハビリをしていても問題なく回復するのが適応かもね。感覚麻痺が少しきつくなると筋緊張亢進が酷くなり、痙縮になりやすいですよね。本来、回復を求めるのなら痙縮等にならないようにリハビリをする必要がありますね。だから、9割以上が適応外とされたのでしょうね。CI療法では麻痺腕や麻痺指の運動神経系興奮ニューロンが過剰興奮状態になるようにリハビリをさせるようですからね。感覚麻痺で抑制ニューロンが働いていない状態ではボトックス療法に一直線ですね。CI療法の適応となるような程度の脳卒中ですと普通にリハビリをしていても十分回復できるのは考えられるのですけどね。適応外でおこなうと痙縮ですね。それと、適応でも感覚神経と運動神経がやたらと多い指の回復はこれら神経の少ない腕に比べてエビデンスが得られていないというのです。私的には「CI療法なんてせずに地道に普通のリハビリをする」ということかな。「楽な外力による関節可動域確保動作が継続してできる」リハビリね。  4月15日(金)、昨日の投稿で久しぶりに「CI療法」について「検索」しました。で、「脳科学辞典」からですと投稿しました。データの出所を明らかにすることがネットでは大切と考えるのです。そして、そのどの部分を使わせてもらったかもね。ということは今まで「CI療法」をある病院のHPで調べたぐらいでした。それで、「CI療法」は誰にでもさせているのかと思っていて、「感覚麻痺には不適切です。興奮ニューロンの興奮が興奮のままになるので・・」と投稿していたのでした。が、興奮ニューロンの興奮が興奮のままになるような患者さんは「適応外」がアメリカでの見解のようですね。この記述では頻繁に「エビデンス」という言葉が使われていました。「陽性徴候」というのも「エビデンス」でいうと「過剰リハビリで起こる症状」ですのにやめられない方が多いようですね。「筋力」という言葉に負けてしまうのかな。実用的筋力は「陽性徴候」が顕著になるほど低下していくのにね。筋力の状況を筋肉の感覚器が検知して脳に送っても脳卒中感覚麻痺では判らないので「筋力がない」と思い込むのかな。感覚がないことで健常側に比べて筋収縮を少々させにくいかもね。「少々」ね。  4月16日(土)、人間の体は使わないと廃用症候群に、特に高齢になるほどね。もっとも、若年でも起こっているのですが、「回復力」で解りにくくなっていると考えています。脳卒中後の手足で考えてみると麻痺側と健常側の様子ですね。麻痺側は健常側に比べて動作させないということが多いですね。また、感覚神経と運動神経のアンバランスによる弊害もありますね。単に「動かさない」による廃用症候群は麻痺側の方がはやす出てきますよね。体の状態維持には神経系による監視塔が必要なのですよ。また、動かせるからとやたらとリハビリに励むと運動神経系興奮ニューロンが興奮状態になってしまって、これが原因で動かしづらくなり、動かせなくなる方の廃用症候群にかな。そのほかも神経系による関与がなくなるということは廃用症候群につながりやすいですね。ある方のブログに詳しく出ていたので読んでみてね。便秘の改善に「歩行」というのが有効です。ただある程度以上の歩数かな。「嚥下」は脳卒中による障害のこともありますが、練習の問題のこともね。脳は「使い倒す」意気込みで毎日使う方がよいようですね。散歩時に「100から7を引いて、また7を引いて」の繰り返しとか有効とか。同時に二つ以上の負荷を脳にさせるということですね。体のいろいろな部位はその部位に応じた働きをさせ続けるというのが廃用症候群の予防によいとも思うのです。  4月17日(日)、「体を鍛える」ですが・・。我々脳卒中後遺症を持つ身は健常者の「鍛える」方法をそのままするとひどい目になりますね。特に脳卒中で神経の関与がおかしくなった部位に対してね。なぜか、四肢についてが目立ちますね。高齢になってくると廃用症候群との戦いの一つが「トレーニング」ですよね。ところが、麻痺手足では、特に感覚麻痺では過剰になってしまいやすいですね。これは「運動神経系と感覚神経系のアンバランス」が原因です。このことに注意しながらですと結構高齢になっても「体を鍛える」ができると思うのです。ショッピングセンター等での階移動は階段が原則です。コロナで外出、ショッピングセンター等へが大きく減少したため、足腰が弱くなりました。ショッピングセンター等の階段は手すりが丈夫ですから安心して昇降できるのです。一日に1~4階ぐらいを一往復でもね。健常な方ですと、いくつになっても筋トレができるというのです。筋力は適切に発揮していないとまず「神経筋接合部での筋繊維動員力の低下」が起こるとね。これ、わりと楽に回復させることができるというのです。筋収縮を適度のさせていないとその後、筋肉量の低下の可能性もね。脳はこれらについていっていないので動員力低下でも大きくふらついたりね。脳に体の状態を学習させるためにも適切な活動をしようね。

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