2008年12月28日日曜日

中央教育審議会が大学の卒業認定の厳格化を答申

 12月24日に「大学の学部(学士課程)の教育水準の向上を検討していた中央教育審議会(中教審)は総会で、成績評価や卒業認定について厳格に判断することなどを求めた報告をまとめ、塩谷立文部科学相に答申した。」ということです。
 日本の大学の卒業認定の甘さは有名ですね。これは、大学に限ったことではなく小中高校でもですね。ただ、小中学校は義務教育(国・地方公共団体や親が義務なのです。)ですから、児童生徒がある一定水準以上に達するように指導することが必要です。そして、学齢期以外でも無償で教育を受けられるようにしておくべきが、そういう仕組みにはなっていない。そして、予算とか教員の人数の関係で補習授業などほとんどできない状況のまま、放置されているのに、みんな一緒に進級、解らないまま進級、できないまま進級、その結果が学級崩壊などにも繋がっていっていると考えます。子どもの成長を早い遅いを考慮に入れないから、変な競争が起こるのです。
 その年数だけ過ごせば、卒業させている義務教育ど同様になってきたのが、高校かな。こちらはまだ、転学とか退学とかがありますが、よほどでない限り入学できたら進級、卒業ですね。どの水準にまで学力が達したかは関係ないです。平均点を基準に欠点を付けたりしているのだから「皆でサボれば怖くない」ですからね。このような生徒らが大学に進学すると、そりゃ勉強しませんよ。
 今の状況では、大学も高校も外部試験を導入して卒業認定をするほかないでしょうね。高校では、手始めに大学入試センター試験を活用して6教科8科目ですべて50%以上とかを大学入学資格の最低ラインするとかね。大学進学以外の生徒については徐々にこのセンター試験の受験の範囲を広めるとかね。
 大学については、学位授与機構とか日本技術者教育認定機構(http://www.jabee.org/)とかの認定を大学自身に受けさせて、レベルを維持するほかないのでは。外部からの目がないと質の低下が起こりかねませんからね。
 兎に角、大学の入り口と出口の両方で外部試験の利用とか認定とかを義務づける必要があるのでは。それも、世界に通用するような仕組みでね。

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