2009年3月20日金曜日

2009年の日本の経済成長率、主要国で最低。原因は?

 3月20日の日本経済新聞一面に「日本の09年成長率、マイナス5.8% IMFが再び下方修正」というのがでていました。
 今回の世界同時金融危機で震源地になったアメリカより厳しい見通しです。もっとも、ユーロ圏もマイナス3.2%で、アメリカのマイナス2.6%より悪いですが、日本よりよいですね。金融機関の痛み具合では、アメリカとユーロ圏とではたいした違いがなさそうです。日本が一番マシだったはずです。
 原因はいろいろあるでしょうが、人口が減少しているのは日本だけですね。どうして、少子化が進んだかというと「子育て」について、財界・政府とも無理解であったためでしょうね。国内の最終需要が盛り上がらないのです。ですから、輸出依存の割合が相変わらず高いため、海外需要の減少の影響をもろに受けたということでしょうね。ユーロ圏は社会保障等の負担はありますが、日本に比べると安心して収入を消費に使えますから、域内需要が底堅いのでしょうね。
 なぜ、非正規労働者において雇い止め、即、路頭に迷うことになるのでしょうか。非正規労働者の賃金の問題でしょうか。蓄えができないほどの低賃金?国内需要が落ち込むのは当たり前ですね。
 結局は、今までの国民生活の安全度を高めることを怠ってきたツケがこのような見通しの原因になっている可能性が高いですね。

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