2009年4月13日月曜日

警察等での容疑者の取り調べ「全録画を」

 4月11日に朝日新聞のサイトで見つけた記事に『舞鶴高1殺害 弁護士会「取り調べ全録画を」、府警拒否』というのがありました。「取り調べ過程の部分的な録画・録音は、2008年9月から5都府県警で試行され、2009年4月には全国に拡大されたが、京都府警で実施した例はないという。」と記事にありました。これらは、自供した都合のよいのだけ録画しているといわれても仕方がない事件だけのようです。否認を続けている容疑者での録画はないとか。問題ですね。これでは、簡単に自供した事件の録画の信頼性を失う可能性が高いですね。
 日本は元々「しょっ引く」と意識がある国だと思います。そして、数々の冤罪事件が明るみに出てきました。今回の件でも、遺族の求めているのは「事件の解明」と「真犯人の逮捕」だと思います。だれかを見込みで「犯人」に仕立て上げることではないはずです。
 それと、秘密主義の傾向が強く、取り調べで違法行為が取りざたされる日本ですから、全録画になると・・・なのでしょうね。
 警察官の手柄とは何なのでしょうか。犯人逮捕は2番目か3番目にしてほしいですね。1番はなにをおいても「防犯」、犯罪が起こらないようにすること、それも恐怖体制ではなく、穏やかな防犯活動で達成できることだと思います。2番目が「冤罪をつくらないこと」、3番目が「検挙」かな。評価はどうなっているのでしょうか。「犯人逮捕」が手柄のトップなら、「冤罪」が起こる素地は十分にあると思いますし、「取り調べ全録画」は受け入れがたいでしょうね。
 『日本弁護士連合会は「捜査側の都合の良い部分だけ記録するのは危険だ」として全過程の記録化を求めている。』ということですから、是非、全録画を。

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