2009年4月27日月曜日

学力テスト結果の取り扱いについて

 4月26日に朝日新聞のサイトで23日付の『橋下知事「豊中市教委は関東軍」 学力テスト対応を批判』というのを見つけました。内容的には豊中市教育委員会が市町村別の結果を橋下知事に提供しないよう大阪府教育委員会に求めていることに対して「豊中市教委は関東軍」と言ったとかいうのです。
 全国一斉の学力テストですが、どうして全員なのという疑問もあります。昭和の学力テストでは児童生徒全員で行って、学校別まで公表していたのでしょうね。その結果、実施段階でいろいろな不正が行われるようになり、中止に追い込まれたと聞いています。なにせ、学校平均が90%以上とか。そこら中に、筑波大学付属駒場中学校や灘中学校、麻布中学校などが出現したらしいですね。これも、地域の事情などを考えずに平均点のみで比較したためです。普通の人はいざ知らず、行政の長たるものがこのような状況が起こりえることをするとはいう感じです。
 内申書重視の高校入試では、特定の中学校出身者の多くが成績で下3分の1以下になるとかいうところがあるそうです。それは教師が力量を発揮する前に生徒指導等で疲れ果てているとか。教師の問題ではなく、地域の問題なのですね。そのような地域へより多くの優秀な教員を法律で規定されているより多く赴任させるとかの対策のために行われるテストであり、いろいろなレベルの平均的生徒の理解度などを調べるものであって、学校間順位や市町村間順位を調べるものではないはずです。ですから、公表は必要ないと考えます。

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