2011年2月2日水曜日

日本での企業の求人活動について

 2月2日にNHKのサイトで「採用試験 4年生の夏以降に」というのを見つけました。これは、ここ数年の採用活動、学生から見ると「就活」の早期化、長期化が問題になっていますね。この現状では、大学入試が終了した段階で大学卒社員の求人がおこなわれても変わらないのでと思うぐらいです。
 それをなんとかしようと、大手商社が4年生の夏以降に採用試験というのを言い始めたのが、始まりだったと思います。経済同友会も採用試験は8月以降にとかいいはじめした。日本商工会議所も採用試験は4年生の夏以降というを言い始めました。ただ、これらは「強制力」がないですね。
 これが起こる問題は「青田買い」の習慣ですかな。何でも、早くするほうが有利というにみているですか。人間というのは成長がバラバラで、早く成長しているようでその後停滞する者や、この逆とか、また、得意分野は人それぞれですね。それを、「青田買い」の発想で求人活動をしているのが企業かな。だから、再び、「リクルーター」なるものを復活させてきていますね。
 これは、教育現場で「個性個性」といいながら、現実はワンパターンの教育がおこなわれてきた反動かな。採用して、良かったと思った若手の後輩にアタックしようというものですかな。これは、できるだけ、ある意味で能力の質確保を目指しているのではと思います。それは、企業の求人活動での応募者の能力見極めができていない証拠とも取れます。だから、早期化は大して問題ではなかったのですね。
 このような体質が新卒至上主義につながっていったのではと思うのです。卒業後、何年経とうがその時の能力を見極める力があれば、もっと、中途採用をしてもよいはずです。
 ですから、永年勤務できるというのもよいし、転職してとか、人生に悩んだ後になって就職活動を始めようが、その時の能力を見極めれるようになって、いろいろな時期に採用ができるというふうにもしないと、今の現状では、また、青田買いに戻ると思います。

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