2012年8月26日日曜日

会議で決まらない体質の国の可能性

 2012年8月にNHKで敗戦前夜の政権内部のことが放映されていました。NHKには悪いですが、「馬鹿臭い」。理由はNHKがこのようなことをちょいちょい放送する必要がある人々がまだまだ政権中枢とか野党勢力の中にいるということがです。領土問題ですが、トラブルの主因は敗戦決定が遅れたこと。身内の空気は読むが、海外については「鈍感」そのものの体質。ソ連の参戦は国際法上は問題ない状態にしたのは、関東軍のソ連を仮想敵国とした大演習だと司馬遼太郎氏は「雑談 昭和への道」で話されています。平和条約を結んだ国を仮想敵国とするのは国際法上、条約廃棄通告と同等だとか。そして、早い段階で駐在武官から情報がもたらせながら、決まらなかった。身内の固定的観念の結果ですよ。  陸軍、海軍、外務省その他の主導権争いがあったのでしょうね。そこにあるのは陸軍村、海軍村などのムラの利益で国家の利益は眼中になかったのでは。今の国会の動きを見ると、完全に「日本をどうするのか」というのが消えてますね。野田首相がうろたえるように周りが足を引っ張っている。  尖閣上陸の件でも先例は自由民主党時代に作られている。今の国会の情勢は先の衆議院選挙の民主党と自由民主党を入れ替えれば、そのまま話が通じます。自民党の総裁もまだ麻生さんの方がよっぽどよかった。民主党は不作続きで今が一番マシかな。その不作の一番手が野田首相の足を。そこには「議論」もくそもない。あるのは「政局」のみ。それも思いつきのみで行動している。お連れさんは離党して「国民の生活が第一」とか言っていますが、行政改革と国家財政安定が国民の生活を守ることになるはずですが、借金でばらまきをしようとしている。もう先はない(お歳なので)ですから、今さえ勝てればと言う感じです。遺産として借金を残すみたいです。この遺産、相続放棄は出来ないですからね。  「一体改革」で「具体案を示せ」とかいっている政党さん、少々杜撰でも示してみてください。野党は政権党みたいに精密なのは造れないと思います。骨子だけでいいです。政権側は議論の出来る案をですね。ところが、入り口で止まっているのが今の状況ですね。  原発事故の時も東京電力はテレビ会議とか会議はよくしていたのでしょうね。「海水注入」とか「ベント」とかタイミングが遅れたみたい。決断できなかったのでしょう。「絶対安全」にあぐらをかいた? 帝国陸軍は世界一?におぼれて考えなかった、そして、ずるずると深海に。二者択一しかないときはやり直しが出来ない状況の時ですね。適切な想像力がないと適切な選択は出来ないですね。原発事故でいうと「廃炉」と「汚染拡大」の両方の適切な想像力かな。  建前論や手続き論の議論ばかりで決まらないという状況ですね。この体質を変えて欲しいですね。次の選挙では投票するべき政党が一つもないですよ。全政党不信任は「白票」ですかな。 この書き込みのメールマガジンの申し込みはまぐまぐのページでお願いします。

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