2012年12月9日日曜日

公共事業の成れの果ての一例

 2012年12月2日に「中央自動車道・笹子トンネル(全長4455メートル)内で、コンクリート製の天井板が50~60メートルにわたり崩落し、車3台が巻き込まれた。」という事故が起こりましたね。アメリカでは橋の崩落とかも起こっていますが、公共事業での建造物も年月が経てば起こりることです。これを防ぐのは不断の点検補修によりますね。経費はかかりますね。でも、作った限りには避けて通れないです。景気対策で今までたくさんの公共事業がおこなわれてきました。その中には必要で点検してでも使い続ける価値のあるものもあるかと思いますが、そうでないものも。  有料道路の場合で点検補修費用を含めて黒字もしくは同等程度の道などは通行料から経費が出ますが、そうでない場合などで後のことも考えて作られたのでしょうか。事後の負担もです。その場合、本当に必要かどうか。地方に行くと自動車専用道が有料と無料とがまだらに繋がっている場合、無料のところは走るが有料部分は一般道利用というのもよく聞かれます。そのような場合は一般道を走りやすいように整備かな。  打音検査、どうも「面倒」という理由で飛ばしていたみたい。談合体質の時は「談合による儲け」の源泉みたいだから、金つぎ込んでしていたみたい。というか、「談合あるいは癒着での儲け」を考えて、点検に経費がかかる高天井にしたのだろうね。後々甘い汁を吸うためにね。で、民営化でも癒着が出来ていれば検査したかもという不届き至極な体質が残っていたのかな。  保守点検を怠りがちだったアメリカは『「米国の橋はなぜ落ちる」K.F.ダンカー/B.G.ラバット著、日経サイエンス 1993年5月号、p79』という論文が日経サイエンスに出たことがありました。そのうち、「日本のトンネルや橋や高架などのコンクリート建造物はなぜ壊れる?」などという論文が出そうですね。維持管理費をしっかり確保しないとたいへんなことになりますよ。コンクリート建造物は点検と補修で長持ちさせるものなのです。どうして、山陽新幹線でトンネル内部の崩落があったときからでも、まじめに点検しなかったのだろう。トンネルは周りが常に水がある可能性が高いし、自動車の通行で振動も多いのにね。誰も言わなかったのだろうか、コンクリートは壊れるということを、鉄は錆びるということを。金属疲労もあるしね。常識ですよね。なにか、福島の原発と同根みたいな感じがしなくもないです。  その上、建設費は国債ときているから、ツケ送りですよ。若者世代は選挙に行ってアホいっている候補の対立候補に投票しましょう。  原発での廃止大合唱は、、太平洋戦争突入に至る開戦大合唱を思い起こさせます。どちらも対立している相手を説得とかをするのではなく、自分の意見を押しつけようとする態度満々であるところがです。原発が稼働していないとかの問題だけではないのですが、最近の気象の異常、ペースが早過ぎやしませんか。皆で餓死しようとでも思ってないですか。ブッシュなどのアホは省エネ対策が経済に悪影響を与えるとかいって、無視してアメリカの自動車産業に打撃を与えましたね。中国などの発展中の国にも温暖化の影響は忍び寄るし、また、域外に多大な影響も与えます。「赤信号、皆で渡れば怖くない」の心境かな。実際は何とも思っていないのでしょうね、温暖化の恐怖を。  自由民主党が政権公約の中に「日銀総裁の解任権を政府に」というのがありますが、これは法による国債引き受けなどと同一の「政府による中央銀行支配」そのものですよ。議院内閣制の日本では内閣は議院の過半数を持っているのが普通だから、議院の承認というのは歯止めにはならないですよ。バカだよ。アホだよ。  それより、「既得権が利益になる。」と思い込んでいる状況をなんとかしないとね。農業規制「既得権保護」があって、自給率40%や跡継ぎがいないなどというのは農家にとって利益にはなっていない証拠では。一部の権益者の口車から降りましょうや。  固定観念を打破していかないことには今の状況からの脱出は無理かも。教育でも「競争」の質が欧米とアジアでは大きく違うようです。中国は今は未だ貧しい親が多いから子どもの勉強意欲は高いです。豊かになれば「順位競争」では勉強しなくなる子どもが多数を占めます。または、取り敢えず平均点より少しだけ上とか低位の目標になってしまいます。そして、「点が取れればよい」という式の勉強になりますので「学力低下」が著しくなります。  識字率で日本は高いというけれど「ひらかな」の効用ですよ。パソコンなどの利用で漢字の誤用は増えているかな。元々、漢字を使いこなせていない状況でコンピューターだからね。アルファベットは綴りでおぼえ必要がありますが、「平仮名は発音通り書けばよい」とある意味簡単なのです。欧米はある意味、漢字ばかりで変化(活用)まであるというおまけもついています。だから、かけない人が多いのでは。  ノーベル賞は競争ではないですね。科挙の競争みたいに競争で学問に取り組んでいる中国からは出にくいのかな。日本も過去の遺産で今は受賞者が出ていますが、近い将来、出なくなるのでは。原因の一つが「内申書重視の高校入試」、これは非常に狭い世界での競争ですからね。いじめも増えますわ。  猛烈に発達する低気圧が増えている感じがします。これは大気がエネルギーに満ちあふれてきているためかな。もしそうなら「温暖化」ですね。二酸化炭素排出を世界で協調しておこなう必要が。「経済に影響」とかではすまない事態になるかも。 この書き込みのメールマガジンの申し込みはまぐまぐのページでお願いします。

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