2014年1月27日月曜日

闘病記(視床出血)  左半身完全麻痺からの復活  No77

がたがた動作と「全か無かの法則」   自主トレによる鍛え方の順序や強度は後にどう影響するのかな   拘縮になる要因についての疑問の一つが判った感じです   拘縮の起こる理屈   今でも注意していること「固めない、錆び付かせない」かな  ガタガタ騒ぎなさんな。「先祖返り?」  筋肉や骨の維持に神経は必要か  1月20日(月)、昨日、ある方と話をしていて「全か無かの法則」というのがでました。神経の興奮などでよく使われます。例えば、刺激に対する神経細胞の細胞膜で起こる興奮の大きさは刺激がある強さ以下なら興奮せず、それ以上の強さなら興奮するが大きさは一定であるという現象です。乳幼児の場合は筋肉と神経とも発達中ですからそう大きな問題は出ないように見えますが、特に乳児の場合は掴むですと力一杯で掴んでいるのかもとね。リハビリの時は注意しないとどうも力一杯こめているような感じがします。歩くときは左右交互ですから力を入れたりぬいたいかな。手で作業の時は持続的というのが結構ありますね。生活作業上も持続的というのがね。そのとき、「全か無かの法則」の「全力」になりやすいような気がします。「全力」になると「柔軟にしなやかに」は難しいかな。乳幼児でも「物を掴む」ときは最初全力みたいだと。徐々に「ほどほど」を体得しているのではと。我々みたいなのがリハビリの時に「力をこめる」というのをすると筋肉を強引に収縮させてしまいます。それでなくても筋肉は縮みやすいです。そして、筋力の強い方に曲がったり、伸びてしまったりするのかも。ロボットハンド等で柔らかい物を旨く掴めないとかいうのはほどほどの調節が難しいからですね。私も腕や足の動作で未だに「かくかく」となめらかにできないときがあります。ゆっくり動作させるときかな。微調整がまだできないからと思っています。微調整の仕組みについては長くなるので続きは明日ね。  1月21日(火)、リハビリで必要なトレーニングとはどの程度でよいのだろうか。私はごそごそしていましたが。脳への刺激と筋肉を固めない、関節を錆び付かせないが主だったような気がします。その理由は「全く存在すら感じなかった」ということでしょうか。ブログ村脳卒中カテゴリーである方のを読んでいると入院中同室だった方とよく似た行動、筋力をつければ回復が早いと思っているような感じがしました。麻痺の状態程度は人それぞれなので一概には言えないです。ある程度動く(作業に使える程度ではないです。)、柔軟に動くようになって神経が回復してきてから筋トレかなと私は思っていましたが、私とは逆に筋トレ優先だったということでしょうか。後々トラブっているようです。1kgのダンベルを持ち上げ損ねてしばらく止めたとかしていました。ベッドからの車いすへの移乗もベッドからの立ち上がり方、座り方も教えてもらってから手助けなしでしていたような感じでした。麻痺した部分に刺激を与えるというのはよくしていました。筋肉を伸ばしたり、曲げたりもね。歩行も解禁になってからは健常人以上の歩数かな。乳幼児は無茶な重量物を持ったり、スクワットなどしていないですね。よく見たら判ると思うのですが、ほどほどに持てる物や行動ですね。神経の再構築中はぼちぼちの荷重でないと後に響くようです。でもね、布による雑巾がけリハビリはどのくらい力をこめると無茶に入るのかな。時間は、回数は、と思います。  1月22日(水)、昨日の続きですけど、拘縮になるのはリハビリをしないで悲嘆に暮れていたためだけかなと思っていたのですが、過剰トレーニングも拘縮の原因になるのですね。昨日の方はそこに気づかれるのに相当時間が掛かったとブログから読み取れました。私は「必ず復活するぞ」とは思い続けていますが、当初から「いつまでに」というのは考えていなかったようです。「あっけらかん」と熱心に(救急で入院した病院の看護師さんが言ってました。)気楽に取り組んだのがよかったみたいです。STの自主トレをしているときに「Avada Kedabra」という呪文が聞こえるといって、言語聴覚士のYさんに怒られるような気楽さです。悲壮感というのがなかったようです。リハビリは楽しかったですよ。リハビリの成否は脳の再構築ができてからだから、それまでは筋肉を固めない、関節を錆び付かせないなどで再構築を待つしかないという思いもありました。ただ、指が動く、よたよたでも少しは歩けたなどで上達の実感が得やすかったですね。「徐々に」というのが大切だということ、一足飛びはないということも理解していたので「楽しいリハビリ」「修行ではないリハビリ」で楽しく入院生活を送ってきました。で、奇跡的早さの回復のようです。腰を振ってみたらフラフープができそうな感じがしました。明日は無理な筋トレなどが拘縮に繋がる理由について推論してみます。  1月23日(木)、拘縮が起こる理由の一つは収縮性タンパク質の性質があるのではというものです。ミオシンフィラメントとアクチンフィラメントとが収縮の時に結合したのを引き離すのは伸筋の場合は屈筋、屈筋の場合は伸筋なのです。引き離せなかったらその筋肉はもう収縮できなくなります。どちらか勝利した方の勝ちね。拘縮のできあがりですね。ですから、リハビリではマッサージをしてもみほぐすのです。ミオシンとアクチンを長時間同じ状態に保つというのもよくないようです。その位置で結合のできあがりかな。力をこめた運動をして、その後、収縮させた筋肉をストレッチとかで伸ばしておかないと拘縮かな。力をこめると多数の筋繊維が働きます。脳出血や脳梗塞で運動神経を制御できないとか、筋肉の感覚神経から情報が戻ってこないとかで収縮させた筋肉を伸ばすことができないですね。筋トレや過剰な自主トレですと一方の筋肉を収縮させ続けやすいですね。脳が制御できないですからリハビリなのでアンバランスのままになって拘縮のできあがりね。「暴れる」や「貧乏揺すり」の原因は脳で筋肉の制御ができていないからですが、私のような場合は筋肉の感覚神経が少しずつ戻ってきているようなのでその度に暴れてくれます。こうなる前に力をこめた収縮をさせ続けると脳で新たにその仕事を始めた脳細胞に間違った記憶をさせることになる可能性ね。「いつも収縮命令を出せ」という間違った記憶ね。以上は私の今までの調べたことをもとにした推測ですが、こうでも考えないと説明できないと考えています。  1月24日(金)、日常生活で今でも注意していることは「筋肉を固めない、関節を錆び付かせない」です。発症後、意識がしっかりしてから変わらない方針です。少々回復が遅れようが手足がしっかりと将来的に使えるためには「固めない、錆び付かせない」だと思っていました。ほかの方からみたらぐらぐらに見える筋肉の収縮のアンバランス、関節のすべり。でもね、これは「固めない、錆び付かせない」がいまのところ成果を上げている現象ではと思います。筋肉が固まったら、ぐらぐらもしないのでは。関節が錆び付いていたら手足の屈伸とかができないのでは。ある方が3~4時間座っていて、足が固まったとかいっていましたが、どのような座り方だったの?普通は足をゴソゴソ少しは動かすと思うのです。確かに私も信号待ち程度でその前後の歩行が違うことがちょいちょいあります。でも、大きな支障はないです。固まりやすい方はどのぐらいで固まるのでしょうか。私は少し屈伸する程度で解消できていると思っています。寒さが厳しいと確かに固まりやすいですね。原則手袋を使わないので朝の花子との散歩の時の手はきついです。このとき、杖を持つ右手の指の冷えかたで寒さの程度がよくわかります。一昨日の「Avada Kedabra」という呪文は有名なので説明はいらないと思うのですが、念のために書くとハリー・ポッターね。ヘッドホーンをして映画を見ながらの言語聴覚療法の自主トレね、何していたのでしょうね。あるサイトで「過剰努力は筋緊張亢進や関節拘縮に繋がる可能性」というのを見つけました。  1月25日(土)、「先祖返り」とは生物で過去の進化途上の形態などが現れることをいったりしていますね。親を飛び越して数代離れて形質が現れることもいうようです。リハビリ途上での「先祖返り」は数日前、数周前、数ヶ月前、数年前、あるいは何できないような状態に戻ることでしょうか。「固めない、錆び付かせない」などで運動器官などが保たれているような状態ですと、脳での再配列(再構築)で別の働きをしていたとおぼしき新しい脳細胞が失われた脳細胞の代わりを担い始めたときに起こるのかも。この新しく働き始めた脳細胞の訓練が終わっても次の新しい脳細胞がというように次々と代わりがでている間は起こるのかな。よい状態になる、戻った感じ、よい状態、戻った感じを繰り返してよくよく思い出してみたらよい感じになってきている場合はリハビリの成果が出てきていると思ってよいのではと思っています。「ガタガタ騒ぎなさんな、コツコツとやりましょう」かな。私も以前なんとか立ってズボンを穿いていたのを、今は支えながら穿いていますが、足の感じはよくなってきていると思っています。ふらつく理由は感覚神経が常に徐々に戻ってきているからと感じています。ただし、リハビリを続けているとことが絶対必要ですけどね。ガタガタ騒ぎなさんな。ほかの病気という場合などのことも考えておく必要はあると思います。一昨日、久しぶりに18000歩を歩きました。で、昨日、訪問リハビリでみてもらったら、特に問題はないとのことです。でも、大腿部の緊張感が強くなっていますので注意しています。拘縮、怖い。  1月26日(日)、「筋肉や骨の維持に神経は必要か」ですが、どう思われますか。骨については筋収縮の時の運動神経や筋肉の細胞膜の電位変化などが必要といわれています。だから、筋トレすると骨は丈夫になるとね。ただ、過剰トレーニングは骨を脆くする可能性が高いです。マラソン選手などに疲労骨折が多い理由かな。筋肉を過剰に使うと筋肉からの情報が増えすぎて、脳が過興奮してパッパラパーになるともいわれています。使わなかったら、脳が起きないともね。ホーキング博士はどうしているのだろうね。筋肉がほぼ動かないそうです。筋肉の活動と脳の活動は密接に関係しているということね。脳卒中等で筋肉が脳と切り離されたみたいになるとやせ衰えやすいかな。脳からの神経による刺激をどう回復させるということが筋トレの前にするべきことかな。そして、中途半端な状態で脳に間違った再学習をさせてしまって「筋緊張亢進」状態を固定化させるかも。固定化すれば「拘縮」が待っていると思うのです。筋肉や骨の維持と密接な関係にある脳で問題が起こったのが脳卒中ですね。筋肉を鍛えてもそれだけでは使えませんよ。脳が復活できるまで「固めない。錆び付かせない。」で凌ぎましょう。

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