2014年4月20日日曜日

疲労骨折と指導者の無勉強

 4月16日のNHKクローズアップ現代で女性の無月経と疲労骨折についての放送がありました。女性アスリートで目立つ疲労骨折についてです。ある女子高校生はバレーボールでしたか、高くジャンプするには体重を減らせと指導者に言われたとか。  バレーボール部活動をしている生徒に、それも全日本級にぶよぶよがいるわけないでしょ。重いだけで勝てると思っている相撲力士じゃあるまいしね。脂肪は同世代では極限まで少なくなっている可能性が高いですよ。  それに「体重減らせ」とは、はっきり「あほかお前は、人体について少しは勉強しなさい」。そう不勉強を通り越して、無知蒙昧ね。もう、筋肉と骨しか残っていないよ。そこから、減らすと骨が犠牲になるのはわかりきっていますよ。  消耗性運動ではよく疲労骨折するのは有名なはずだよ。  勉強セイ。  それと「減量」で目的を達成しようとするのは「零戦」からの伝統なのかな。太平洋戦争後期になって、高出力のグラマンとかの登場で零戦は主役から転落ですね。装甲とかが弱すぎて、13mmの機関砲1発でも簡単に空中分解して墜落したとか。グラマンは20mm機関砲が命中しても落ちなかったとか。運動能力は「出力」と「質量」で、普通に全国大会レベルを目指して部活している者に減量の余裕はないと思うのですが、判っていないのでしょうね。だから、海外に多いですがドーピングに走る選手が出るのですよ。  ジャンプ力アップですと、それなりの理論に裏打ちされた体に優しいよい方法で指導しなさいよ。大学での勉学の目的は「自学自習」ができるようになることも大きいですよ。ですから、アメリカでは医師も再学習の厳しいこと、厳しいこと。日本は甘すぎます。体育指導者の人体についての理解の低いのが多いのと同様に精神状態についての理解も低いのが多すぎます。もっと、勉強しなさいよ。だから、体罰事件も絶えないのですよ。  少しは選手のことを思っていたら、1回目の疲労骨折でなにか考えると思うのですが、思考回路が全く修正されることなく、「いわれてきたとおりに強制する」というだけみたいですね。「データに裏打ち」とかいう以前の「データを取らない」だものね。診察した医師も「疲労骨折」というのなら、背景を探る試みをするべきかな。医師と指導者ですから「べき」でしょうね。高校野球での日程の緩和が漸くおこなわれていますが、まだまだ不十分でしょうね。  大体から、高校ぐらいまでは全国大会をなくす方がオリンピックでのメダルが増えるかも。口先では「育成」とかいってますが、「育てる」を忘れて全国大会優勝とかに固執して児童生徒を潰していませんか。 この書き込みのメールマガジンの申し込みはまぐまぐのページでお願いします。

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