2014年9月8日月曜日

闘病記(視床出血)  左半身完全麻痺からの復活(完全復活を目指して)  No109

「固定観念や勉強不足、根拠に基づかない治療は今も多い。」   リハビリへの取り組みで周りの影響は人それぞれ、元気者?の多い病室がよいですね。  他のブログの投稿「勇気づけられた言葉」   体に良さそうな食べ物と必要な食べ物の異同。   健常側に負担をかけすぎて故障を招いたら終わりだよ、私らみたいな片麻痺では   「脳でのつなぎ替え」について思うこと   筋肉が神経学的?に固まった?のが「拘縮」とかですが、筋肉中の物質が固まってしまうことも  9月1日(月)、先週8月27日の日本経済新聞朝刊一面の連載「医出づる国 新潮流をつかむ4」で「名医が鍛える 28万人の技術」と他の医師の力量向上に貢献している医師が紹介されていました。後半に「QI(クオリティ・インディケーター」で各医師の治療実績等を分析している聖路加病院の例が紹介されていました。これを開発した福井次矢院長の言葉ですが、「固定観念や勉強不足、根拠に基づかない治療は今も多い。反発もあったが確実に改善が進んだ。」とね。詳しくは日本経済新聞で読んでね。私の肺がんの時の転移騒ぎは「固定観念」でしょうね。根拠に基づいていない例です。血液検査での数値変動の原因を探ろうとしないのは「勉強不足?」か「固定観念」かな。未だに乳がんで「全摘」を当初から唱えるのは「勉強不足」かな。症状をよく調べてからの「全摘」は必要な手術かもね。そうでない場合は「阿呆」。日本の医学教育が「覚える」でおこなわれてきた結果かも。そして、研修機会を保証しない国、研修に前向きと感じられなかった医師会かな。最近は研修機会が増えているみたいですが、欧米と比べてどうなのでしょうね。未だに処方薬で薬害の目立つ日本ね。「固定観念や勉強不足、根拠に基づかない治療は今も多い。」というのは各地に今も多いのでは。そして、名医が埋没してしまっているのが現状かも。ところで、リハビリでは「固定観念や勉強不足、根拠に基づかない自主トレが多い。」かも。  9月2日(火)、リハビリへの取り組みで周りの影響は人それぞれですが、やはり影響を受ける人が多いでしょうね。あるブログで「周りのがんばりをみて・・」で頑張れたというようなのがありました。そのがんばりの時ね。本人にとって「諦め」や「取り組みの少なすぎ」とかよりよいのですが、上限の方はどうなのでしょうね。まあ、入院中でしたら、平日はセラピストさんに筋肉の状態を診てもらってだろうから、「固める」なんてないと思います。ブログのいろいろ読まさせてもらっていると「筋肉固めてどうするの」というのに時たま出くわすのです。筋肉が固まれば、関節は錆び付きますよね。感覚麻痺での過剰リハビリは「痙縮」と「拘縮」とかになりやすいと思うのです。ですから、闇リハはよくないとね。セラピストさんと相談しながらね。悄気返っている面々の多い病室ですと悪影響かな。どの病気にしろ、元気者?の多い病室がよいですね。いろいろな病気で「活動的な生活」をしている方が治癒成績がよいというのは有名な話です。自らの意思で行動を起こすことの大切さというのです。でもね、間違った取り組みは弊害だけですよ。セラピストさんと相談してね。その時、「誇大な目標をはっきり」と言いましょう。社会復帰したいのに家での介護された生活程度のリハビリでもよいのかと思われたりする危険性もあるみたいです。わたしゃ、PTでは「花子とのドッグラン(併走ね)」、OTでは「左手(麻痺した方)でハードコンタクトレンズが扱える(洗浄とかね)」、STでは「発症前より美声に」、どれも達成出来なかったですが、リハビリ病院では「奇跡的回復」ね。自主リハでも「格好良く歩きましょう」ね。ぶん回し歩行はダメですよ。後での修正が難しくなるようです。  9月3日(水)、ブログ村脳卒中カテゴリーの「夢の中では走ってる~脳卒中その後~」さんのブログで8月27日に投稿されていた「勇気づけられた言葉」のなかのおじいさん先生の言葉『「あなたはねー、あたまのココが故障中なの。手はね、親指伸びろ曲がれ、人差し指伸びろ曲がれって口に出しながら曲げ伸ばしするといい。口に出す事が大切だから。」』が印象的でした。詳しくはブログをみてあげてね。想像ですが、この方は感覚麻痺だったのでしょう。感覚麻痺だけなら、代用感覚情報を使えば動き出す可能性が高いですからね。なぜなら、筋肉・関節・運動神経とかは正常だものね。そのことをわかりやすくいわれたのがこのおじいさん先生なのでしょう。私の「じっと手を見る」ではないですが、口に出すときは「じっと手を見ながら」が普通でしょうね。上手に言われたものだと思いました。指が動けば、次は腕、ちと飛んで足とかに拡大出来ますからね。この「おじいさん医者」はすごいとも思います。大抵は「一生車いす」とか、これは救急の脳外科かな。リハビリ病院でも同類みたいなのが多い感じなのでね。取り方を間違われると楽に「治る」ととられ、リハビリを適当にされる危険性もあるのにね。リハビリは患者の取り組み次第ですからね。セラピストさんもうかつなことが言えないものね。丁度適度なリハビリに励んでもらう必要があるのだからね。「丁度適度適切なリハビリ」ね。ブログとかを読んでいたら、「それ不適切」ではとかは感じ取れても「適切なリハビリ」となると具体例を挙げるなどできないで「筋肉を固めない。関節を錆び付かせない。」ぐらいでとかしかいえないものね。で、この具体例は試してみてください。  9月4日(木)、体に良さそうな食べ物と必要な食べ物の異同。人間の生存に絶対必要な物質って何だろうね。それを大きく6種類ほどに分類して考えているのが糖尿病食かな。炭水化物を基につくられた炭水化物、タンパク質、脂質などが有名ですよね。絶対摂取しなければならないものとそうでないものの区別ってあるのかな。動物になってから、炭水化物を無機物からつくれなくなったので摂取しているわけです。さらに遺伝子に変異が起こってつくれなくなったのが必須アミノ酸、必須脂肪酸、ビタミンなどですよね。無機塩類とかいわれている元素類は摂取するしかないですよ。で、必要な元素ってどのようなもの?といわれても、未だに全ては判ってないはずだよ。特定の食品に偏ることなく、結局は万遍なくいろいろな食品をね。ただ、伝統的に生物学的に炭水化物とかタンパク質とか脂質とかは他の物質に比べて多めかな。ただ、精製した食品は少なめにね。銅、多ければ有毒、摂取しなかったらやばいです。でも、普通の食物を万遍なく食べていたら、普通は不足しないとね。健康食品とかは日常の普通の食事に少し足す程度と考えています。それと、例えばコラーゲンですと、摂取とともに体でのタンパク質合成力をアップしておく必要がありますよ。でないと、脂肪の原料にしかなりかねないですよ。それも中性脂肪。高齢者のタンパク質摂取での問題のひとつがタンパク質合成力ともいわれています。部品がなかったら製品はできないですが、部品があっても製造能力がなかったら作れないですよね。同じことですよ。体でのタンパク質合成力とかの能力を高めるのにも活動的な生活ですかな。  9月5日(金)、健常側に負担をかけすぎて故障を招いたら終わりだよ、私らみたいな片麻痺では。普通の方でも、健常者ね、例えば、膝の手術とかをして片足歩行とかになったときに「まともな方も大事にせな、こっちも痛めたらダメだもの」みたいなことをいいますよね、よく。このような場合は手術とかした方はしばらくしたら回復するのが見込まれているのですが、それでもね。我々みたいな片麻痺になった場合は麻痺側の回復(どの程度かはおいといて)には非常に時間が掛かりますよね。回復前に健常側を痛めて使えなくしてしまったら、片麻痺ではなく両麻痺と同じような事になるのでは。ですから、健常側は大切に使う必要があると考えます。リハビリにおいて、例えば、健常者タイプの歩行が健常側への負担が一番少ないのではと考えます。左右均等に負担させることができるのは健常者風ね。私の場合は右視床出血でしたから、左片麻痺ね。右利きね。もとから、右手使いだったのでたいした負担はなく、足も均等に負担をさせるということが念頭にあったので、健常者風歩行へのリハビリ指導も理解出来ました。足は伸筋優位なので棒足歩行の方が当座は楽ですよ。でもね、健常側への負担が大きいと思います。発症前からキーボードは右手人差し指一本打法ですから、負担感はそう変わりなくね。利き手側が麻痺した方はそうでない人程度のことが出来るようにするにもがんばりが必要だと思いますが、呉々も健常側を痛めないようにね。麻痺した手や足は脳でのつなぎ替え、その脳の訓練という幼児期にやってきた長期にわたる期間以上の期間が必要です。脳でのつなぎ替えという時に気の遠くなる時間が掛かる場合もあるのです。でも、必ずいつかはできるようになると考えますが、その前に健常側を壊さないようにね。脳が動きを忘れたではなく、その部分の神経細胞が死んでしまったのです。それを代わりにする神経細胞へのつなぎ替え、その訓練となりますので非常に時間が掛かります。でも、諦めずにね。諦めてもダメ、不適切なリハビリもダメですよ。  9月6日(土)、ちょくちょく投稿で書いている「脳でのつなぎ替え」について思うことね。生まれて成長しているときはあらかじめそれなりの役割を担う脳細胞がそれなりの予定で接続される、あるいは余分な接続が切れるとかで正常な感覚や制御が出来るようになるのです。ただし、「訓練」などを必要としますけど、予定されているのですかな。ところで、脳卒中をやってしまうとその部位で働いていた脳細胞はお亡くなりになります。で、別の部位の脳細胞に分担がいくことにね。これも「つなぎ替え」ですかな。これが生じるには「刺激」が必要です。どのような「刺激」が必要か考えてみましょう。つなぎ替えが起こったとして、新入りの脳細胞は初仕事ですよね。脳細胞はある一定(閾値)以上の刺激に対して興奮しますが、その興奮により出力される強さはそれぞれ一定です。では微妙な調節とかはというとその関係の脳細胞群の中での接続変更で適度な出力になるようになるまで繰り返すのですかな。幼児期とかは予定されていた部分、脳卒中とかでは飛び入り部分でね。そりゃ、時間が掛かりますし、とんでもない出力が出てくる場合もありますよ。「腕が暴れる」とか「30℃前後での左半身真冬」とかもこの例だと考えています。閾値の異なるいくつもの興奮ニューロンや抑制ニューロンを組み合わせて適度な調節が出来るようになるのです。このドタバタがいつ頃から始まり、どのぐらいで終わるかは神様に聞いてください。ある方がブログで腕の震えについて投稿されていましたが、私の「腕が暴れる」とほぼ同様の感じがしました。力を込めると封じ込めるのです。それでは作業ができないですよね。中途半端な筋力時が一番暴れるのですが、まだ、安定接続になっていなくて試している段階ではと思いました。力を込めれば封じ込めますが、力を込めた状態が定常状態として脳が出来上がってしまうと思うのです。筋力ゼロ状態にしても暴れないですよ。中途半端(生活動作で必要な程度かな)が一番暴れますが、私は脳でのつなぎ替えが起こっている最中と考えています。このようなことは左右の感覚のアンバランスとかいろいろなところで起こると考えています。このつなぎ替えのドタバタなのか体の不調なのかの見極めには気をつけてね。  9月7日(日)、筋肉が神経学的?に固まった?のが「拘縮」とかですが、筋肉中の物質が固まってしまうことも。アクチンとミオシンが滑らなくなってしまうこともあるのです。こっちの方はボトックスの対象外になるということのようです。ボトックスは運動神経系の興奮ニューロンの怒り(過剰リハビリなどで生ずるのかな)を静めて筋肉への収縮命令乱発を解除させるのです。アクチンとミオシンが滑らなくなった場合は聞くところによると解除は「力尽く」らしいのです。「筋肉を固めない。」というのはこの両方に対して考えてください。どちらもパワーアシストスーツ着用から外されるのではと思います。再生医療の方もね。ボトックスでの方で考えられる理由は運動神経系興奮ニューロン優位かな。抑制ニューロンが感覚麻痺では働かないものね。物質での固まりをつくる方は「放置(廃用症候群?)」かな。同じ状態で長期間くっついていますからね。ですから、適切に筋肉を動かす必要がありますね。動かしてもらってもよいと思います。ただ、頑張りすぎないようにね。頑張りすぎはボトックスへの道のひとつみたいです。

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