2015年7月13日月曜日

闘病記(視床出血)  左半身完全麻痺からの復活(完全復活を目指して)  No152

筋力補助装置や再生医療等の技術進歩に成果を享受するためには。   「ビリギャル」の原理?ね。   「ビリギャル」の原理?ね。リハビリにも通じるところがありますよ。   今のこのブログは「可動域がないとか、ボトックス適応者とかは対象外」ね。とかいいながら、時々触れていますが。   『「考える」ということができない人々』が多いですね。   退職困窮とリハビリとの関係で思うことね。   再び、リハビリに要する時間についての一例ね。   昨日の「数十年」とかいうのは、脳細胞間のつなぎ替えが全て終了すのに必要と思い込んでいる年数ね。  7月6日(月)、筋力補助装置や再生医療等の技術進歩に成果を享受するためには。脳卒中で障害を受けるのは脳だけです。しかし、手入れが悪いと筋緊張亢進→痙縮→拘縮という道筋をたどったり、廃用症候群に突き進んでとかで、四肢等が動かせなくなったりします。先日もあるブログに福島県でリハビリ支援ロボット導入というのがあったのですが、拘縮状態で効果があるのかなと思いました。このタイプのロボットは筋力補助ですよね。脳での歩きたいとかの意思に応じて健常者風に歩くのでしょうね。棒足・内反足・尖足は対象外かなと思うのですがいかがでしょうか。筋肉が固まっていなくて関節が錆び付いていないとかが条件ではとね。脳の再生医療ですと、神経幹細胞が所定のところに入り込めて、樹状突起等を伸ばして既存の回路に繋がる必要ね。繋がって後、働き始めたときに拘縮では動かせないですよね。痙縮でもやばいかな。どう転んでも「筋肉を固めない。関節を錆び付かせない。腱を固めない。」が絶対必要ということですよ。筋力補助装置の力任せで動作させるのでしたら拘縮状態でもできると思いますが、体へのダメージが凄いと思うのですけどね。最新の医療や技術の成果を享受するために「筋肉を固めない。関節を錆び付かせない。腱を固めない。」ね。普通にリハビリを受けていて「筋肉を固めない。関節を錆び付かせない。腱を固めない。」が実現できていた私は歩けるように、それも健常者風に歩けるようになりましたし、腕や手も感覚神経の戻りに応じて使えるようになり、筋力もね。浮腫むこともなく、冬でも手袋なしで犬の散歩に出ています。くどくど、私は間脳視床出血で意識不明状態で旧急病委に救急車にて搬入されました。医師のご神託は「一生車いす生活」とかと家族から聞かされました。左半身完全麻痺状態ね。ベッドに寝た状態でも頭側をあげたらバランスがとれない状態でした。寝た状態だよ。ベッドから頭を下にした状態でぶら下がりね。もう少しで床に激突して頸椎損傷ね。頭は床に接触していました。しっかり麻痺した状態からの復活ですよ。  7月7日(火)、「ビリギャル」の原理?ね。リハビリにも通じるところがありますよ。ビリギャルも脳卒中もどちらもヘマなブライドなしに現状を受け入れることができるかどうかですよ。現状からの再出発ね。ビリギャルさんの場合は本人が学習でどのあたりから躓きだしたのか、それが小学校4年程度の学力からとしても、まずは受け入れてその段階から学習することができたということですよね。地道な努力の積み重ねね。そして、一段ずつ学習の程度をあげていくことができるようにサポートされたということね。このとき、「褒めまくり」も必要かな。「理解して判ることの楽しさ」「理解してできるようになることの楽しさ」体験の積み重ねではと思います。目標達成のために一歩一歩少しずつということを実践したのでしょうね。一部例外的児童(天才的)のまねをしようとするアホ、まねをさせようとするアホからはビリギャルは出てこないです。小学4年程度の学力しかないところで高校の勉強はできないのは当たり前なのですが、変なプライドが障害になるのです。リハビリでも「できていたから、直ぐできるようになるはず」というプライドが過剰リハビリに繋がっているのではとね。我々脳卒中患者は幼児レベル、場合によると胎児レベルまで障害によって能力が低下しているのに無茶しようとする訳ね。あるいは逆に諦めの境地ね。適切な現状認識ができるかどうかですよ。次がその適切な現状認識の上にたって、適切適度な取り組みができるかどうかですよ。周りもそのことを認識できるのかいうことですよ。ボツリヌス療法とかになっている場合の多くは認識に誤りがあったわけですよ。「ビリギャル」は何歳になっても切っ掛けがあれば能力の向上が見込めますが、リハビリでは痙縮でもやばいかな。拘縮ですと再起は無理かもね。脳の受け入れ状況に応じた適切適度なリハビリをね。そうそう、能力には個性があります。ある程度までは皆さん到達できますが、それ以上は個々の才能によります。天才的な人のまねをしないようにね。達人のまねや発症前のことを直ぐに再現しようとしないことね。ビリギャルと違ってリハビリはもっと時間が掛かって当たり前ね。  7月8日(水)、今のこのブログは「可動域がないとか、ボトックス適応者とかは対象外」ね。とかいいながら、時々触れていますが。ボトックス対象にならないようにしましょうという意味ね。脳卒中になられたばかりの方がより良い回復をしてほしいと思いをできるだけ具体的?に判ってもらえるように投稿しているつもりです。脳卒中障害者風姿勢や動作になるのだと思い込んでいる方は理解できないと思います。入力にフィルターが掛かっているからね。リハビリでは「今日できたことが明日もできるようにするにはどのようにしたらよいか」が大切なのですよ。「脳の可塑性」を最大限活用するためにはどのようにしたらよいかも投稿しているつもりです。脳卒中では、「脳での神経細胞のつなぎ替え」があってこそのリハビリですからね。そのためにどのような意識で取り組む必要があるのかということね。関節の可動域確保に失敗された方はある意味リハビリは諦めてね。脳卒中になったときからが勝負なのです。可動域確保優先か生活動作優先かどちらを選ぶかがね。諦めは論外ね。あるブログで「奮闘しない」というような投稿があったのです。私と同類であることを期待しています。大抵の奮闘は「筋緊張亢進→痙縮→拘縮」への道みたいなのを自慢げに投稿されていますからね。ただね、「奮闘」されている方のブログを読むと反面教師的なことが多いのです。痙縮とかにならないようにするにはどのようにしたらよいかの参考にね。そうそう、症状が許せば、立位などは別にして、できるだけ早期に上半身直立が望ましいですよ。股関節を直角程度にしての上半身直立ね。徐々に時間延長ね。起き上がっているというのは全ての病気に通じるのではともね。症状が許せば上半身直立ね。適切な早期の離床ね。  7月9日(木)、『「考える」ということができない人々』が多いですね。企業活動での勝ち組を見てみると「よく考えている」と思える取り組みをしています。教育でも医療でもリハビリもね。教育で大切なのは真の意味で「自発的で好奇心に満ちて努力ができ考えることのできる子」ですよね。医療とかでも医学部時代に覚えたことだけで診察しているとかは患者にとって災難です。でも、いるのですよ、気をつけましょうね。リハビリではどのような障害でも健常でないから必要になるのに健常者タイプのトレーニングがよいと思い込んで考えない面々ね。確かに「考える」というのは面倒ですけどね。「考えない」と認知症になりやすいのですけどね。「考える」ためには材料となる知識が必要なのです。その知識の蓄積量と質がね。「考える」というのは、これ、訓練してできるようになるのです。「考える」ができないのでしたら、高次脳機能検査が辛くなるのも当たり前ですかな。「・・が良さそう」とかの噂に振り回されることになるのが多いのが「考えることのできない面々」かな。レッテル張りしてしまえば楽なので、考えなくてすむから、人間は「レッテル」が好きみたいですよ。このブログも筋緊張亢進や痙縮や拘縮とかになった方に「鬱陶しいブログ」とレッテルを貼ってもらいたい気もあります。脳卒中リハビリで筋緊張亢進や痙縮や拘縮とかはよくないことですからね。  7月10日(金)、退職困窮とリハビリとの関係で思うことね。ある程度若年での脳卒中発症でリストラされたとかは別問題ね。定年退職(年金受給ができる程度の時期ね)後の困窮についてね。お勤め中の頃の生活に困窮への素地が形成されているという話もあるのですが。イソップ物語の「キリギリスとアリ」の話のキリギリスね。キリギリス的生活をしていても年金受給と同時に収入に合わせたアリ的生活ができたら貧乏でも困窮はしないかもね。支出を減らすことができないタイプは困窮していきますよね。脳卒中リハビリにおいて、健常状態ではないのに健常状態の時と同じようにするのがよいとの思い込みだけで過剰に取り組んでいる方、取り組んでいたとおぼしき方の投稿がちょくちょくあるのです。脳の中でどのぐらい血が巡ったとかは運だけですよ。私の視床出血でもあと少し漏れが多かったら三途の川を渡りきっていたはずです。2~30mlなら完全に渡っているのが視床出血です。10mlで50%ぐらいだったです。この部位は手術もできないのです。生き延びたのは運がよかっただけかな。この運を手放さずに「奇跡的回復」に持って行けたのはリハビリへの取り組み方だけですよ。くも膜下出血など頭蓋骨に近い部分とかですと回復を目指して血抜きの手術ができますが、視床出血は生命の危機の時に延命目的みたいに試みてみる程度なのです。問題は意識回復後に過去の遺産を食いつぶすようなリハビリで拘縮とかになってしまうか適切適度なリハビリで奇跡的回復するかのどれかというものですよね。ときどき「奇跡的回復」とか投稿していますが、今は普通に回復できただけかなと思うようになっています。それをリハビリ病院のセラピストさんが奇跡的と感じられるのはほかの方が・・や・・などが多いからでしょうね。  7月11日(土)、再び、リハビリに要する時間についての一例ね。どの程度の初期症状かで違いがあります。で、私程度の経験を踏まえてね。視床出血で意識不明のまま、救急病院に搬入された左半身完全麻痺程度ね。それと、視床出血に代表されるほぼ完全な感覚麻痺の場合ね。出血の衝撃によって本来なら正常に動作してよいはずの反対脳半球まで影響が及んで意識不明になったりします。出血量などで意識不明の期間が違います。意識不明中は病院とかの対応ですよね。ですから、病院も含めて「リハビリで回復する」と確信を持って取り組むことですよ。ただ、寿命の方が早ければそこまでね。意識回復後、感覚麻痺だけですから運動神経系や筋肉・関節等には異常がないのです。しかし、大脳に感覚情報が届かないから運動神経が筋肉に命令を出せないだけですよ。私の場合は「じっと手を見る」ということで視覚情報で代用ができたのです。意識回復後2週間程度だったかな、指伸ばしを他動でしていたから指を曲げることができたのでした。意識回復後のリハビリで「指を伸ばせたら物が掴めるよ」ときいて、指伸ばしと腕伸ばしを健常側をつかってしていたからでした。指が伸びていたので曲げれたのでした。麻痺状態では指は曲がってました。だから、健常側で伸ばしたのです。発症当初は楽に伸ばせましたよ。それ以来、毎日、指伸ばしと腕伸ばしね。そして、曲げたのを伸ばすのもできるようになりました。物掴みのリハビリは楽にできるようにね。でも、やたらと繰り返しはしませんでした。物掴みとかは腕を適切に伸ばすことができるかというのが必須ですよね。次に物体の形状に応じた手の向きとかを合わせることですよね。手を広げてから掴むのですよ。握った状態で物が掴めますか。ただね、この動作は視覚情報を頼りにおこなっていたのでよそ見は無理でした。ふたつ以上の動作を同時にするには筋紡錘や筋ゴルジ装置など筋肉関係の感覚情報とその部位の皮膚の感覚情報が届かないからからでした。こちらの完全回復には数十年は必要かなとも思います。痙縮や拘縮ですと、さらに余分に数十年必要になったら運がよい方かなと思います。回復の見込みがないのではとね。足の方は日中車椅子生活の成果もあってか意識回復後3週間程度から非常に短距離でしたが、車いす両足ちょこちょこ歩行に使い始めることができました。ただし、信頼性はリハビリ病院転院後に徐々に向上しました。車椅子の座り方ですが、お尻を奥まで入れて、腰直角程度、膝直角程度、足首直角程度でベッドサイドのテーブルにかじりついてPCをしていました。車いす両足ちょこちょこ歩行の効果とかがあって、リハビリ病院入院中1ヶ月程度で健常者風歩行の指導でした。一ヶ月半ほどで病棟内杖歩行許可になりました。でも、闇で歩行練習はしていないよ。スクワットとかもしていないですよ。これ、今もしていないね。車いす両足ちょこちょこ歩行で暴走とかができたのでそう不自由を感じなかったものでね。でもね、足も筋紡錘や筋ゴルジ装置からの感覚情報と皮膚感覚の情報が届かないから、視覚と健常側の感覚で代用ね。本来の感覚が徐々に戻ってくるたびにふらついたり、歩きにくくなったりね。健常者風は堅持しています。大股疾走ができるようになるのには後数十年かな。絶対に諦めないことね。絶対に焦らないことね。絶対に周囲は急がせないことね。適切適度なリハビリが必要なのです。  7月12日(日)、昨日の「数十年」とかいうのは、脳細胞間のつなぎ替えが全て終了すのに必要と思い込んでいる年数ね。極少数の早いつなぎ替えは数ヶ月から数年もあるみたいですが、数は少ないですよ。このお陰で視床痛にならずにすんだのかもね。脳卒中ではその部位で脳細胞が多数死んでいます。それを脳のどこかで代わりをする脳細胞を探して見つけてつなぎ替えをするわけです。ただ、脳細胞にも上限があるので損傷が広範囲な場合は応じきれない可能性もあります。つなぎ替えも一度には起こらず、徐々にチビチビと進んでいっています。感覚の戻り具合が健常側となかなか同じになってくれないのです。過去に投稿していました「左半身真冬」というのが数年後には解消されそうな雰囲気になってきています。これも、「筋肉を固めない。関節を錆び付かせない。腱を固めない。」で筋ポンプ作用を維持できてきた成果もあってか、脳でのつなぎ替えの数が増えて、脳細胞が無理に感度を上昇させる必要性が減少してきたお陰かなと考えています。高次脳機能も四肢等の動作もリハビリを続けているというのも必要ですよね。それも、適切適度にね。誰もが持っている「奇跡の脳」ですが、奇跡を起こすためには焦らず諦めず適切適度なリハビリが必要です。感覚麻痺では感覚がある程度以上回復してから生活動作に信頼性が出てきます。「ある程度」が待てないと筋緊張亢進→痙縮→拘縮と進んでいくのですよ。損傷部位が大きいときはさらに年月が必要になると考えられますし、十分なつなぎ替えができないこともあると考えます。が、諦めててたら、つなぎ替えが起こる可能性のある部位も起こらなくなると思います。

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