2015年7月20日月曜日

闘病記(視床出血)  左半身完全麻痺からの復活(完全復活を目指して)  No153

「脳卒中の危険因子」に「低コレステロール」も   脳卒中だけの場合、回復の可能性は。   私の感覚麻痺の感覚回復について思うことね。   脳卒中でも「走る」ということについてね。   リハビリには「・・ができるようになる」と「筋肉や関節などの状況を良い状態に保つ」ということでどちらを優先する方が良いのかという問題があります。  7月13日(月)、日本水産のサイトの中にPR紙のページがあり、その中に「高齢化社会の食生活」があって、そこに「脳卒中」があって「脳卒中の危険因子」がありました(http://www.nissui.co.jp/academy/eating/11/03.html)。そこには「低コレステロール」も危険因子とね。別のサイトに「米国発、新コレステロールガイドライン(2013年版)の衝撃」(http://cholesterol-dispute.com/from-USA-NEW-GL.html)というのもありますので、これと合わせて読まれることをお勧めします。コレステロールは人体に必要だから、摂取しなくても肝臓で生産されるのです。それが「少なければ少ない方がよい」というのは矛盾でしかありません。低コレステロールもよくないのです。そして、今までいわれているより高めの数値の方が健康上よいというのです。詳しくは「米国発、新コレステロールガイドライン(2013年版)の衝撃」を読んでね。「低ければ・・・」は製薬会社の絡んだ臨床試験や疫学調査で出されているというのです。このような統計は母集団の設定の仕方、サンプルの抽出の仕方、処理方法でどうにでもできることがよくあるのです。製薬会社の発表分はどこまで不利なデータも公表しているかも信頼性の指針になると考えられます。少なくとも、「少なければ少ない方がよい」という医師は藪医者です。製薬会社のプロパーの助言(自社医薬品販促説明)を「勉強」と思い込んでいる不勉強な医者ですよ。コレステロールは自家生産が基本ですから、食事からはたいしたことがないというのが通説になってきています。プリン体も基本は自家生産ね。LDLとHDLの神話も早晩崩れると思います。  7月14日(火)、脳卒中だけの場合、回復の可能性は。脳卒中だけでほかの部分がそこそこ健常の場合ね。意識不明期間が長いとかの脳の損傷部位が大きいときは話は別ね。意識不明期間が1ヶ月程度でしたら、ブログ村に投稿されている方がおられますので回復されている実例ね。私程度の意識不明が短い場合では健常者風杖なし歩行とか健常者風階段昇降とかもできるようになる可能性が大きいですよ。「脳卒中だけの場合、基本的に回復しますが必要な期間は人それぞれである。」ことね。このためには「絶対に諦めない。絶対に焦らない。絶対に急がない。」で「絶対に筋肉を固めない。絶対に関節を錆び付かせない。絶対に腱を固めない。」で適切適度なリハビリ動作をすることね。嚥下や発声とかも適切適度なリハビリ、高次脳機能も適切適度なリハビリをおこなうことですよ。難しいのが「適切適度」です。早期からの方がよいのですが適切適度が難しいようです。脳は脳としての分業での働きを脳卒中とかで部分的に失った場合、ほかの部分で代償的に働きを取り戻そうとします。ただ、本来の働きではない部分なので手間暇が掛かります。でも、徐々に働こうとするのですが、そのためには適切適度なリハビリ動作が必要なのです。脳で迂回路が直ぐに作れたりした場合は一見回復したように感じますが、応急修理ですよ。この後、本格的修理、神経細胞のつなぎ替えによる回復が見られることにね。四肢の本格回復はこのつなぎ替え後に始まります。ほかの部分もね。それまで焦らないことね。回復の可能性はありますが、初期症状によってはあの世行きや、損傷部分が大きすぎると回復できるようになるまでにあの世行きとかもありますよ。回復が可能なのに不適切不適度なリハビリで回復しないようにしてしまうこともね。私は出血を感じて麻痺を確認した段階から「リハビリで回復できる」と確信し、救急病院入院して、意識が落ち着いてきたときから「筋肉を固めない。関節を錆び付かせない。腱を固めない。」をできる範囲で始めました。高次脳機能障害はないと思い込んでね。実際、異常なしかな。嚥下障害・構音障害などは治るか、生まれつきじゃ。回復しないと断定的に話す医師は藪です。最悪の場合として話すのは責任回避の面もね。「動くようになる」といっても患者のリハビリがめちゃくちゃで動かせなくなる場合もあるようです。  7月15日(水)、私の感覚麻痺の感覚回復について思うことね。感覚の復活状況を常に意識しながら動作などをしておくということが必要でしょうね。「常に」としましたが、断続的毎日気づいたときに感覚の有無などや健常側との感度のずれなどを感じるようにね。このようなことでも感覚の回復具合が感じられるのです。「感覚麻痺した部分の感覚は戻らない」などを思い込んでいると判らないでしょうね。セラピストさんは感覚の回復状況を判るように施術をされることもありますが、原則は本人の感度の問題です。セラピストさんは感覚の回復を促進できるようなことはできないですが「気づき」の切っ掛けを共同で求めることを援助してくれます。セラピストさんが何かをして感覚が回復するのではないのです。あくまでも患者自身が「脳卒中での感覚麻痺は回復する」との信念を持ち、適切適度なリハビリをしながら回復を1感じ取るほかはないのです。症状によりますが、早い場合は数ヶ月から始まるかもしれないですが、普通は数年からと思います。そして、ある程度の回復には数十年必要なのではと感じています。ただ、回復といっても発症前と同じではないですよ。感度に違いを感じています。より暑く感じたり、より冷たく感じたり、筋肉の収縮具合の感じ方が発症前と違ったりね。皮膚の痛覚・触覚などもね。リハビリ病院退院後に動作がしにくくなる原因の一つですよ。筋緊張亢進や痙縮や拘縮で動作ができなくしている方もおられますが。私も時々動作に逆戻りみたいなのを感じたときは可動域確保を優先して筋紡錘や腱ゴルジ装置からの感覚情報に慣れるようなリハビリをしたりしています。我々視床出血等の感覚麻痺では「感覚の回復」がリハビリに必須です。感覚の回復の程度に応じて動作等に安定性が出てきたり、筋力が出てきたりします。順序を間違わないようにね。適切適度なリハビリを諦めずに続けましょう。  7月16日(木)、「匠の技」を目指してね。私の経験を踏まえて投稿します。右間脳視床出血で意識不明にもなり、救急病院に1ヶ月強入院してリハビリ病院に転院ね。医師のお告げが「一生車いす生活」ね。それが、リハビリ病院で初期症状から考えると「奇跡的回復」ね。ところで、「匠の技」を持っており、その技を使われている方に筋緊張亢進状態や痙縮状態や拘縮状態の方がおられますか。力任せで技を発揮されている方はどのぐらいおられるのでしょうね。普通の生活動作も力任せというのがなくて微妙な調整を屈指していますよね。感覚麻痺で筋力調整ができないのは筋紡錘や腱ゴルジ装置などからの筋肉の感覚情報が脳の中枢に届かないからです。その筋肉付近の皮膚感覚等も届かないからです。これらの感覚情報が脳の中枢に届くようになるような適切適度なリハビリが必要になるのですよ。大脳運動中枢から筋収縮命令が出されると筋肉が収縮し、瞬時にその収縮情報などの感覚情報が脳に送り返されます。この感覚情報を利用して瞬時に収縮命令が訂正されます。訂正された命令に従って筋肉は収縮をやり直しますが、このときも収縮情報等が瞬時に脳に送り返されます。この情報を利用して収縮命令の訂正がおこなわれるというのを繰り返しているのが普通の動作です。これの精度を上げたのが「匠の技」ね。感覚麻痺ではこの繰り返しができないので「収縮しっぱなし」とかになってしまいやすいのです。ブログ村で「動きのコツ」さんも感覚の重要性を指摘されていますよ。  7月17日(金)、脳卒中でも「走る」ということについてね。症状の程度は、視床出血で一時意識不明にもなり、完全に左半身麻痺をした者の経験ね。医師の家族へのお告げは「一生車椅子」とかもね。主治医は入院中、私にはどの程度回復しそうかとかについては何も言えなくなっていたようです。回復状況からでしょうね。私も聞く気がなかったしね。小走りをリハビリ病院で指導してもらったのは発症後4ヶ月の頃ぐらいでした。低い鉄棒みたいなのに掴まって膝を胸まであげる動作を数十回できるのを確認してからね。足首の動作状況もね。地面等と足の状況に集中してようやく小走りができたという状況ね。「大股疾走」は感覚がほぼ完全に回復したらできるようになると思ったし、そういわれました。速さは高齢者の小走り程度は出ていたと思いました。「走る」というのは膝を高速で持ち上げるということが必要です。「しゃがむ姿勢」が参考になるかな。足首の動きも必要ね。車いす両足ちょこちょこ歩行での暴走行為の時は膝から下を使いましたが、回転数は小走りの時以上になっていましたよ。「走る」というためには「動かせる」ということとともに「回転数」と「安定性」が必要ですよ。尖足や内反足や棒足では走ることは無理でしょうし、セラピストさんも指導しないと思います。「歩行」だけではなく「走行」のためにも「筋肉を固めない。関節を錆び付かせない。腱を固めない。」で適切適度なリハビリをおこないましょうね。出血当日も数時間前に大股疾走をしていた者でした。職場の廊下を良く走っていましたよ。長距離を走る必要はないですが、ボチボチ日に数回でも継続するということが大切です。筋力についてですが、「運動神経1本あたりの筋繊維動員力」の維持のためにはね。筋力低下の大きな原因は動員力の低下ね。これ、結構短時間で現れますが簡単に回復しますよ。でも、感覚麻痺では用心しながらリハビリをしてね。  7月18日(土)、リハビリには「・・ができるようになる」と「筋肉や関節などの状況を良い状態に保つ」ということでどちらを優先する方が良いのかという問題があります。私は「筋肉を固めない。関節を錆び付かせない。腱を固めない。」を優先してきました。嚥下にしても発声にしても該当筋肉が動くからできるのですよね。当然、四肢でもですよね。動きが悪くなっていったら動作ができなくなりますよね。こんな調子でリハビリをしていたから、リハビリ病院ではセラピストさんは特に説明の必要がなかったみたいでした。で、初期症状から見たら「奇跡的回復」ね。例えば、手で物が掴めるようになってもそれほど自主トレはしていないですが、指伸ばしとかはしていました。救急病院でも指伸ばし・腕伸ばしの自主トレはしましたが、物掴みはさぼりね。何回かしてみてボチボチできたらその日は終了ね。前日と比べてみて同程度でもだよ。腕上げではチラシパイプ重量挙げスタイルは適度にしていたら、PTのセラピストさんに車椅子を押してもらっているときに「腕を上げてみて」といわれたので、腕を上げたら、もう少しでアッパーカットができたみたいでした。残念、ギャルの顎を叩けたのに。ただし、救急病院の時なので腕がどこまで上がったのかとか判らないですよ、感覚麻痺だからね。足の方でも無理に歩こうとは思わなかったです。ただ、歩いてみれるのならどの程度なのかとは気になりました。それで、救急病院で歩行器を使わせてもらったときの感想は「足を引きずっていた」で二度と使う気がなくなってしまったです。車いす両足ちょこちょこ歩行での膝関節・足首関節の可動トレーニング(車椅子暴走ね)で自主トレとしていました。といっても病棟内での移動とかだよ。股関節も稼働していたから、歩行リハビリには役だったですよ。「楽に動かせる」ということが大切なのです。ほかの方のリハビリが進んでいるようでしたら「あの方は軽症だったのだ。または発症後私よりリハビリ期間が長かったのだ。私は重症だったから地道にやれば良い」と思っていました。初期症状が私より軽症とおぼしき方で回復度が私より遅れているとおぼしき方が結構おられるように感じている今日この頃です。「奇跡的回復」といわれていましたが、奇跡的でも何でもないのです。単に普通に回復できただけと思っています。過去の投稿をいくつかお読みいただければ、初期症状と回復具合がわかると思います。  7月19日(日)、一昨日は「走る」で投稿しましたが、今日は「脳卒中のボール蹴り」ね。リハビリ病院入院中に指導してもらいました。くどいですが、間脳視床出血で意識不明にもなり、左半身完全麻痺状態にね。生き延びた(死に損なった)後の医師のお告げは「一生車椅子」ね。発症後4ヶ月目ぐらいだったかな。「小走り」の指導と同じ頃でした。屋外に土の道(ここで小走りね)や草むらがあるので、そこでね。サッカーボールを持ちだして蹴ったわけです。当然、杖なしでね。ということは片足立ちで蹴るわけですよ。それも、10~20cm以上は地面から上がって10m前後は遠方を目指して蹴ったのでした。ボチボチの飛距離でしたよ。セラピストさんは横で見ているだけで支えてくれていないのでしたよ。でもね、このリハビリは数回できることが確認できたとして終了ね。バレーボールでもリハビリをしたような記憶が残っています。ボール蹴りは足、腕の方もしましたのでね。同じ頃に立体駐車場で、自動車用のスロープを使っての坂道昇降のリハビリもしてくれました。楽に上り下りできましたよ。この延長線上が花子の散歩での公園での小山の上り下りね。「・・ができるようになりたい」とかで無茶なリハビリをしていなかったから、できるようになったと考えています。「筋肉を固めない。関節を錆び付かせない。腱を固めない。」で、ラジオ体操的動作も楽にできるようにしていたらいろいろできるようになってきたというのが現実です。それも結構簡単にね。「三ないリハビリ」その1、「焦らないリハビリ」「急がないリハビリ」「急がせないリハビリ」ね。「三ないリハビリ」その2、「筋肉を固めないリハビリ」、「関節を錆び付かせないリハビリ」、「腱を固めないリハビリ」ね。「三ないリハビリ」その3,「諦めないリハビリ」、「オーバーワークにならないリハビリ」、「軽すぎないリハビリ」ね。普通の方は歩行リハビリに対しての「車いす両足ちょこちょこ歩行」の効果は判らないと思います。立って歩くのではないですからね。「車いす両足ちょこちょこ歩行」の時の座り方とかちょこちょこ歩行の仕方とかはこのブログのどこかに出ていますので探して読んでね。

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