2017年5月28日日曜日

「なかったことにできない」

 5月25日の前文部科学事務次官前川氏の記者会見の報道(jiji.com)の表題にあったのが「なかったことにできない」です。  今の日本は過去のことについて「なかった」と誤魔化そうと画策し、随所に圧力をかけてきていますよね。そのうちに沖縄戦での県民の惨状もなかったことにかな。原爆投下もなかったことにかな。  この「なかったこと」にするようにの圧力を中央官庁で受けてきたのは文部科学省ですよね。日本史での「なかったこと」というと触れないや都合のよいように書き換えとかですよ。この結果、本当に損をするのが日本ということに気がついていない勢力がはびこってきているからかな。  財務省の国有地売却でも関係書類等と廃棄することで「なかったこと」を目論んでいたのでは。水俣病や原爆症での政府の対応が悪いのも、時間が経てば「なかったこと」にできると目論んでいると思うのですよ。  日露戦争での「なかった」ということでその後の「突撃信仰」とかにね。これは戦略なしの戦術なしの作戦があったのに、このようなことはなくて「正しい作戦」であったとするような誤魔化しであり、突撃だけを残してしまったというのが、元亀天正の信長軍に毛の生えた程度の兵器で第二次世界大戦に突入していってしまったのですよ。  で「なかったこと」大好き勢力の大好きな大日本帝国憲法を日本国憲法にしなければならない状況に追い込んだのですよね。  日本は「なかったことにできない」にしてはならいことを「なかったこと」にして後世に禍根を残してきたということです。  だから「なかったことにできない」のですよ。 この書き込みのメールマガジンの申し込みはまぐまぐのページでお願いします。

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