2017年8月13日日曜日

公的な組織の記録の保管と公開を

 先の大戦の日本軍(満州や朝鮮の政府機関を含む)の記録は「焼却破棄」されていますね。その結果、なにをどのようにおこなって墓穴を掘っていったのか等がわからなくなっているのですよ。  日露戦争史でも、司馬遼太郎氏にいわせると、「骨抜き」で問題のある箇所は上官が圧力を編集者にかけてうやむやにさせたとか。「ご要望」に添うように編纂したのに編纂者は左遷されたということが「雑談 昭和への道」で述べられていました。  だから、もっと直接的な記録の保存と公開を義務づける必要があると思うのです。  それなのに、記録することすら止めるような雰囲気が出てきていますね。あの時代に逆戻りさせたいようですね。事後の検証には記録が必要なのですよ。それも時系列で淡々と記述されたようなのがか。主観が入り込むほど検証には不向きになることが多いですが、主観抜きのと両方あるのはよいかなともね。  ですから、いろいろ証言があっても「記録がない」や「証拠がない」とかいって、逃げようとするのですよ。日報問題等から記録そのものを残さないという危険なことをおこないかねない政府かな。  大戦前の軍の体質を未だにそのまま受け継いでいると感じています。このままでは「日本は自滅」ですよ。 この書き込みのメールマガジンの申し込みはまぐまぐのページでお願いします。

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