2018年4月22日日曜日

闘病記(視床出血)  左半身完全麻痺からの復活(完全復活を目指して)  No295

脳卒中感覚麻痺での筋力について。はっきりといって「筋力をコントロールできない」ということです。筋力がないわけではないと考えています。   このブログを始めてから、ある時期あたりから筋トレや頑張ったのに四肢の動きが悪くなってきた方には苦々しいことを投稿し続けています。止める気はないです。   脳卒中リハビリでは「これをすれば確実に回復する」なんてあったかしら。   四肢のリハビリでPTさんとかには筋肉の状態と関節可動域を主体に診てもらっています。   「治療等での根拠」。リハビリでも根拠がある方がよいですよね。   ところで、マウス等の動物実験での成果がどうして、直ぐに人間に適応できないのか。   自身の再生力を活用しよう。どのような動物や植物でも再生力はありますよね。  4月9日(月)、脳卒中感覚麻痺での筋力について。はっきりといって「筋力をコントロールできない」ということです。筋力がないわけではないと考えています。何度でも繰り返しますが、脳は筋肉からの収縮情報と皮膚感覚や視覚等を総合して筋力をコントロールしているのですよ。私もまだまだコントロールができていないです。発症当初は収縮させないようにしていた脳が過剰に収縮させることで動作をおこなうようになってきました。特に上肢でね。下肢はそうでもないのですが。コンタクトレンズホルダーを麻痺手で持つとき、掴むまでは視覚で制御できているようなので力んでいないですが、掴むと皮膚感覚と筋肉感覚だけの状況になると力んでしまっています。過剰に収縮させているのですよ。皮膚感覚的には大分判るようになってきていますが力んでしまっています。これは筋紡錘や腱ゴルジ装置等の筋肉感覚が不十分すぎるからではと考えられるのです。力んでいるというのは筋緊張亢進状態ですよね。軽い保存用ホルダーを持つだけですよ。ところが、ジャム瓶ではそう力まないです。ホルダーは力みでよくよく飛ばしていますが、ジャム瓶ではないです。相当のバカ力からでもどうってことがないからですよ。まだまだ、オンかオフの筋力調整です。このような状態で微妙な筋力調整などが必要な動作を力み放しになってしまうと思うのです。そうすると、痙縮かな。で、全廃になってしまう危険性があるので動作をボチボチしています。下肢でも起こりうることなので気をつけています。筋力調整ができての動作なのですよ。ですから、回復してきている範囲での動作に心がているわけです。腱ゴルジ装置の感覚回復には筋力発揮というのが必要かとも思うのですが、「楽な外力による関節可動域確保動作」に支障が出ない範囲でボチボチしています。そして、できるだけすべての関節ね。一部動作に支障がなかった、そのときの動作ね、うっかりね。今でも日常動作には支障は出ていませんが拘縮にしてしまった部位があるのですよ。でも、日常動作には支障がでない部位です。ですから、リハビリはPTとOTの両方が必要ですよ。リハビリ病院入院中のことを思い出すとこのように思うのです。  4月10日(火)、このブログを始めてから、ある時期あたりから筋トレや頑張ったのに四肢の動きが悪くなってきた方には苦々しいことを投稿し続けています。止める気はないです。脳卒中になられたばかりの方にそのうちに回復するという希望を持ち続けてもらいたいからです。ボトックス療法は単に筋肉を緩めることしかできないのです。でも、この療法より有効な簡便な方法はないようです。単に「楽な外力による関節可動域確保動作」ができるようにということだけですよ。なら、「楽な外力による関節可動域確保動作」ができる状態を維持し続ける方が絶対に楽ですよ。全身の関節を使うに近いラジオ体操的動作が楽にできるというようになっていくことが脳卒中後遺症では後々の回復が早くなりますよね。四肢の動作は関節動作なのです。筋肉動作の時の筋肉は弛緩しておこなうことができるのです。ボトックスは弛緩できるようにするだけです。方法は運動神経系興奮ニューロンの興奮を筋肉に伝えないようにしてね。だから、筋力がなくなるのですが緩めることができるのですよ。四肢では屈筋と伸筋がセットで働いています。屈筋が収縮するときには伸筋が弛緩しています。同時に収縮というのは筋緊張亢進状態や痙縮時ね。動作にものすごく支障がでますよね。だから、ボトックスをするのですよ。ボトックス療法は1回や2回で終わるものではないですよね。ボトックスをされている方で20回以上という投稿も時々ありました。理由はボトックスは運動神経系興奮ニューロンの興奮を抑えているのではなく、筋肉への伝達を阻害しているだけですからです。運動神経系興奮ニューロンの興奮を鎮めるのは運動神経系抑制ニューロンが働く必要があるのですよ。抑制ニューロンを活性化させるには感覚情報が必要ですが感覚麻痺ではまず無理ですよね。私は感覚麻痺の典型の視床出血です。感覚情報があっての動作ですよ。関節が楽に動かせる方が関節動作である四肢の動作には有利ですよ。関節を楽に動かすには筋肉が楽に弛緩して伸びることができるということが必要ですよ。最後は脳での神経細胞間のつなぎ替えがおこり、調整が終了するまで筋肉の状況等をこの投稿のように維持している方が有利ですよ。ですから、リハビリ病院退院後に悪化ということもないです。少々はよくなったかもね。  4月11日(水)、どの病気も完璧な予防法はないかもね。虫垂炎の予防に切り取っていた時代がありましたが、虫垂の役割が判ってきて温存治療ができるときは温存になってきているようですね。で、脳卒中リハビリでは「これをすれば確実に回復する」なんてあったかしら。私のは「脳の可塑性を信じて」です。脳卒中は脳に障害が生じたのですから、脳が修復できれば治りますがいろいろ問題があるのですよ。どの臓器もそうですが、死んだ細胞は復活しないということです。周りの細胞等が細胞分裂して増殖して修復されるのですが、この方法が用意されていない臓器もありますよね。脳では神経幹細胞等が見つけられていますが、死んだ細胞の代わりができるようになるまでには細胞分裂してから適切な部位に移動し、樹状突起等を伸ばしてほかの神経細胞との連絡網を作り上げて・・してようやく働けるようになるのですよね。再生医療はこのようなことでの再構築を目指しているわけですよ。以前からの可塑性の方は生き残りの神経細胞が樹状突起を伸ばすことで相手を探し出し、接続して神経網を作り直すというものですよ。末梢の軸索は結構な早さで伸長しますが、中枢では軸索は伸長しないといわれています。樹状突起でゆるゆる再接続するしかないようです。再接続は起こっているようですが、感覚の復活とかで感じています。が、「いつまで続くの」って感じで再接続時の過剰興奮に悩まされています。で、接続後の感度調整等を経て樹状突起の軸索化ができてようやくかな。何年かかるのかな。また、樹状突起を伸長させるには適度の刺激が必要なのですよ。四肢ですと楽な力でラジオ体操的動作(適当にね)ができるなんて最高かもね。筋緊張亢進状態や痙縮とかになってしまうとこの状態が標準となってしまうかもね。他動でもよいと思ったりしています。確実な予防法がないように確実な回復法もないのですが、「してはよくないこと」というのはありますよね。何もしないで廃用症候群にむしばまれるとか、やり過ぎて痙縮とかになって刺激用の動作もできないようにしてしまうなどですよ。適切適度の範囲であればいろいろな方法があってもよいリハビリかな。四肢のリハビリでは他動での動きを悪くしないようにね。後はお好きに。  4月12日(木)、四肢のリハビリでPTさんとかには筋肉の状態と関節可動域を主体に診てもらっています。リハビリ病院入院中は動作に必要なヒントをね。適切なる指導かな。で、おしゃべりしながら笑いながらのリハビリでした。なんで刻苦奮闘せなあかんの?。四肢の動作の基本は関節動作なので「ウンウンうなりながら」なんてなかったですが、健常者風歩行で退院直前の測定では6分で420mでした。転院時の測定では10m38秒でしたのがね。リハビリ時間以外にやっていたことは「車椅子着座での両足使用ちょこちょこ歩行」を毎日ボチボチの時間ね。歩行リハビリをしてもらえるというのでしたら、このちょこちょこ歩行はできるはずですよ。暴走族といわれるところまで速くなりました。自分で動作させることができる方がよいとは思いますが、「楽な外力による関節可動域確保動作」が継続してできているという前提でね。適度に緊張と弛緩ができるということですよ。適度の収縮と弛緩で関節動作をしているのですよね。適度の緊張は必要でも過緊張は困りますよ。この見極めにはセラピストさんの指が必要なのです。ですから、女性セラピストさんの方がよいのです。脳での修復ができての回復なのが脳卒中です。中枢の脳が回復するまでは力を抜いたときは「フニャフニャ」みたいにできる方がよいです。力を抜いたつもりでも筋緊張亢進状態であるというのは運動神経系興奮ニューロンが興奮亢進状態になってきているということですよね。もうすぐボトックス療法の対象になれる、対象になっている状態ですよね。ボトックス療法では運動神経系興奮ニューロンの神経細胞体部分の興奮亢進状態を解除できていません。神経終末での筋肉への伝達を阻害しているだけです。ですから、何回も繰り返し投与する必要があるのですよ。  4月13日(金)、「治療等での根拠」。リハビリでも根拠がある方がよいですよね。感覚麻痺で頑張りすぎて筋緊張亢進状態や痙縮になってしまったりとかの場合の根拠なんかもね。でも、根拠云々抜きでも痙縮とかは困りますよね。困っているからボトックス療法とかをされているわけですよ。根拠なんて考えなくても、後々困るようなことにならないようにしておく方がよいですよね。また、ボトックス療法は対処療法で根治療法ではないから3ヶ月ぐらいで繰り返しおこなう必要があるのですよね。これって、楽しいですか。楽ですか。医療では頑張りというか「治りたい」と「治るのだ」とかの気概も必要ですが、同じことをするのでしたら楽しくできる方がいいですよね。このことの根拠は各自考えてみてね。また、関節は楽に動かすことができる方がよいというのは動作しての実感ですよね。根拠の前にあるものですよね。麻痺していない方は楽に動かせますよね。それだけですよ。そのとき、筋肉はコチコチでしたか。引き伸ばされる方は柔軟だったでしょ。これを追い求めただけですよ。根拠を説明できますが邪魔くさいですよね。でも、この邪魔くさいことをこのブログでしているようです。結構、楽しんでかもね。発想を変えてみませんか。楽に動作できる方がよいと思うようにね。人間の生活動作で限界一杯の筋力が必要なのってどのくらいありますか。大抵はボチボチの筋力でしていますよね。ですから、高齢になるとか寝込むとかすると最大筋力の低下に悩まされるのですよ。この低下の要因も説明できますが邪魔くさいです。高齢者向けのパワーリハビリの原理ですが。ただ、脳卒中経験者はしない方がよいみたいです。根拠は・・ね。掛け値なしで関節が楽に動かせるっていいですよ。ロボットリハビリにも楽に対応できるはずだしね。  4月14日(土)、ところで、マウス等の動物実験での成果がどうして、直ぐに人間に適応できないのか。ほ乳類で研究によく使われているのがマウスですよね。寿命は2~3年ぐらいが多いのかな。老化速度は人間の30倍とのサイトもありましたが。単位体重あたり代謝等が多いと速いとかね。そうすると、遺伝子等の対応で人間と異なる場合が多く出てくるのですよね。それで、動物実験でマウスぐらいで研究してから、霊長類に近い動物、霊長類というような順で人間に近づいてきて、最終的に人間で試してみるのですよ。寿命は短いですが、個々の細胞の若さというか、組織としての再生力では簡単な構造の動物の方が強いのですよね。プラナリアですと、半分に切り離しても療法とも再生して完全な個体になります。マウスですと即死ですよね。昆虫でも半分に切断は死にます。幼生の時にイモリですと、足を切断しても再生したりしますが、成体になると無理です。とかとかがあるので直ぐには人間に適応できないのですよ。神経幹細胞等を使った再生医療も治験みたいなのがおこなわれていますが、これといった研究論文は出ていないようですね。でも、人間の脳で樹状突起が伸びて新しい接続が作られたりしているのはいろいろ報告されていますよね。我々はいまのところこれに頼るしか方法はないのではと思うのです。これについても若年者の方が有利ですよ。若いほど、再生力、樹状突起伸長力は高いですからね。高齢でも隠れ脳梗塞があるというのは同様のことが起こっています。が、隠れですむ範囲が狭くなってしまっているのですよ。簡単に表面化してくるのが中年以降の我々かな。再生医療の問題点は神経幹細胞みたいな細胞を脳の目的の部位にどう送り込むのか、以前と同様に神経網が形成されうるのか、この新しい神経細胞が魔の細胞と同様に働いてくれるのかとかいろいろあると考えています。でも、痙縮や拘縮にしてしまうと四肢については回復不可能になるのではと思います。  4月15日(日)、自身の再生力を活用しよう。どのような動物や植物でも再生力はありますよね。進化の度合いや若さによって異なりますけどね。また、障害の度合いが大きければ再生は不可能になりますよね。脳内出血でしたが、もし、脳が何らの再生もしていないのでしたら麻痺側の感覚は戻ってこないはずですが、幾分か戻ってきていると考えられるのですけどね。これは神経細胞の性質によるのですよね。そして、確認されている脳の可塑性ですよね。軸索や樹状突起を伸ばして新しい接続が形成されるということですよ。ところで、脳は普通でも使われ方である程度までは働きを強化できるのですよね。シナプス長期増強とかね。ということは過剰でない適切な働きかけが有効であるということですよね。ですから、脳トレとかもあるのですよね。ただ、若年者より不利であることは確かです。でも、脳を修復することができる場合があるということですよね。ですから、リハビリをしないとかで何も脳に刺激を与えることをしない場合は可塑性も実現しないことになるのではと考えられるのです。そして、四肢では「楽な外力による関節可動域確保動作」でもしておく方が痙縮等で動作できないより有利であると考えるのですけどね。動作できての脳の回復ですからね。動作範囲が狭い場合はその狭い範囲に対応した回復になっていくのではと考えています。健常での悪い癖が修正されにくい理由にもつながっていると考えています。「手続き記憶」が形成されて、さらにシナプス長期増強も起こってしまうと脳の回復はそこでその部位については終了ということになってしまうと考えています。ぶん回し歩行が解消できにくい理由の一つかな。私はこの以前から見つけられている脳の可塑性の方にどっぷり浸かっています。発症したときからね。この考えですと、四肢については「全身で楽な外力による関節可動域確保動作」ができるというのが必須なのです。人間の体は動作等使わないと廃用症候群で使えなくなりますから、再生と折り合いをつけながらの適切な動作等で再生を促進しましょうね。

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