2007年12月8日土曜日

国際学力調査より 理科指導に課題 それだけ?

12月4日になりますが、「国際学力調査 理科指導に課題」などの見出しで報道されていました。
「OECD=経済協力開発機構が、世界の15歳の子どもたちが学んだ知識をどれだけ実生活で活用できるかを調べるため、平成12年から3年置きに行っているものです。」の結果ですね。「地球温暖化や酸性雨など実際の生活の中で起きている科学的な現象を理科で学んだ知識でどう説明するかなど、理科の応用力を中心に調査が行われました。その結果、日本の平均得点は531点で全体の6位となり、前回と定義や参加国が変わったため単純な比較はできませんが、点数は17点低くなり、順位も2位から4つ下がりました。」ということです。
日本はひょっとしたら古代から「暗記」を主資料にしてきた国でしょうか。幕末から明治維新の時は混乱のためか、才能のある人が要職について日本を支えてきましたが、落ち着いてくると東大とか陸軍大学とかを何番で卒業したとかが出世の基準になっていったようですね。
陸大出身者は兎に角過去の戦史などをよく「記憶」していたとか。活用の方に問題があったようですね。
太平洋戦争では、この序列の付け方は崩れなかった。悪いことに尺度の一本化が起こったと思います。東大、官僚を頂点とする競争のみですか。でも、まだ貧しい間は今の発展途上国と同じで皆よく勉強してました。
豊かになって、不思議なことに「効率的な勉強」とか称して、試験に出ることだけを「暗記」する勉強は流行始めて、廃ることなく発展してきています。
出ることを教師に教えてもらって丸暗記するという勉強法ですね。これでは、学習が面白いはずはないですね。
親や教師がこの手の学習法で凝り固まってくると子供はもろにその影響を受けます。まあ、時代を映しているのでしょうね。
経験するとか、考えてみるとかを省略させてきたツケでしょうね。

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