2008年1月1日火曜日

未来のために不幸な過去の直視を

新年あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願い申し上げます。
さて、昨年12月に福田総理が中国を訪問しましたね。北京大学で講演をされました。これは中国全土に中継されたということです。
その中で、日本と中国の間の歴史について、「不幸な時期を直視し、子孫に伝えていくことが我々の責務だ。過去を見据え、反省すべき点は反省する勇気と知恵 があって、はじめて将来に誤りなきを期すことが可能になる」との認識を示されたというのです。これは、先月も書きましたが、ドイツの元大統領ヴァイツゼッ カーの講演「荒れ野の40年」(1985年)のなかに「過去に対して目を閉ざす者は、未来に対しても目を閉ざす」という意味のことがありました。これと同 様の意味だと思いたいです。
先月の沖縄戦についての訂正申請で自由民主党の一部議員が異議を唱えていたというような報道がありました。この議員の方々、「被害者は忘れない」ということを忘れているのでしょうか。この忘れっぽさが反感を買っていることに気がついていないようですね。
2008年をさらによくするためにも「未来のために不幸な過去の直視を」してほしいですね。

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