2008年1月29日火曜日

子育てには経験者の助言もほしい

1月28日の日本経済新聞教育面の「数字は語る」に「育児不安、強いほど体罰」というのが出ていました。
これは全国私立保育園連盟の2005年の調査でこのような傾向が鮮明にでたというのです。
詳しくは全国私立保育園連盟のホームページで。
どうして、「育児不安」が大きくなるのでしょうか。人間の子育ては「学習」なのです。「本能」では母乳を与えるぐらいしかできないのです。
すると、その「学習」を何時するのでしょうか。以前は3世代の大家族であったり、子だくさんなので家庭内や近所で「育児」の疑似体験があったり、経験者の助言を得やすかったりと考えられます。
ところは、現代は核家族、少子化で近所に子供がいなかったり、「学習の軽視」で学校での「家庭科」の学習ができていなかったりと悪条件がそろっていますね。
そして、偏った情報の鵜呑みや「標準値」(最近はこういわないかな)への拘り、一面的な比較(「進んでいる」とか)に対して、熟慮できなくなって焦りが出 ている場合も多いようです。そして、「体罰」へと走ってしまうのでしょう。さらに、人間は育てられたように育てる傾向が強いですね。虐待を受けた親は子供 を虐待してしまう確立が高いというのです。
そこで、適切な助言者と関わりやすい体制、公的相談体制の充実させ、子育て中の家族の横のつながりを構築できるように支援する必要がありますね。公共事業 の前にね。全国私立保育園連盟の調査では「育児不安」も少子化の原因の一つになっているとのことです。少子化対策では、「産休」「育休」の充実は当然です が、「育児不安」対策にも目を向ける必要があります。

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