2008年8月16日土曜日

羽田空港再拡張後、仁川空港とも定期便開設決定

8月15日の日本経済新聞に羽田空港再拡張後に向けた日韓航空交渉の記事が出ていました。
メインは羽田と金浦との定期便ですね。今より大幅増便です。成田空港の長距離の割合を増やそうということでしょうね。
韓国の金浦空港は、現在、国内線主体になっています。ですから、金浦空港との増便は東京とソウルを結ぶという意味合いですね。
ところが、仁川空港は韓国がハブ空港とすべく造った空港です。そして、乗り継ぎも考えられた構造、ダイヤを目指しているところですね。そこに、都心から近い羽田から行けるということは「仁川で乗り継いで世界各地へ」ということを助長する可能性が高いですね。
すでに、日本の空港との路線数で、仁川は4位につけているというのです。1位、羽田の48路線、2位、伊丹の32路線、3位、沖縄の29路線、4位に仁川と新千歳の25路線。(以上は週刊東洋経済7月26日号より。)
そこに日中に仁川と羽田が結ばれるわけですね。仁川のハブ化を助けているような感じがします。地方空港への海外航空会社の乗り入れは原則自由だそうです。
成田開港時、またはその後すぐに羽田と成田間を短時間で移動できる交通手段を構築しなったツケが噴出していますね。この交通手段ができていれば、成田へのアクセスも楽だったはずです。
できもしない新幹線をあてにして京成電鉄の乗り入れをなかなか認めなかったりとか、ですね。その他にもありますが・・・。
関西では、廃止して跡地利用を真剣に考えた方が関西国際空港がハブ化していたはずなのに、目先の賑わいを求めて関西にはローカル空港しかないような状況にしてしまおうとしたり、港湾と同じ運命をたどろうとしているようにしか思えません。
日本のコンテナ貨物海上輸送は完全に釜山や高雄、上海、香港に圧倒されています。それと同じ運命?

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