2008年11月16日日曜日

重大な合併症のある糖尿病に関心を

 11月14日は「世界糖尿病デー」というのですね。Yahooで見つけた毎日新聞の記事によると『11月14日は、1921年に血糖値を調節するホルモン「インスリン」を発見したカナダ人医師、フレデリック・バンティングの誕生日。国連は06年、糖尿病対策に積極的に取り組む決議を採択し、この日を世界糖尿病デーと定めた。』ということです。
 2回目の今年は「子どもの糖尿病対策の推進」だということです。子どもの糖尿病の多くは遺伝的要因によるものです。ところが、近年、生活習慣病タイプが増加してきているというのです。
 糖尿病の予防はバランスのとれた食事、適度な運動ですかな。この「バランスのとれた食事」から外れてきているのが日本なのですね。昔は炭水化物主体に大豆タンパクや魚を食べていましたね。野菜もしっかりと摂取してました。ところが、近年、炭水化物の摂取量は減少してきており(これが米の消費量減の一番の理由かも)、また、牛肉などのタンパク質、脂肪の摂取量が増加してきました。肉の摂取量の増加と平行するような形で糖尿病が増加しているというのです。そして、糖尿病患者とその予備軍を含めると1800万人以上になるとか。
 子どもの糖尿病のうち、生活習慣病タイプは「バランスのとれていない食事」と「運動不足」が原因ですね。
 血糖値を調節するホルモン「インスリン」は血液中のグルコース(ブドウ糖)によって分泌促進されるだけではなく、アミノ酸や脂肪酸が血液中で増えることによっても分泌が促進されるというのです。炭水化物を摂取しなくても食事をすればインスリンは分泌されることになります。その時、グルコースが吸収されていなくても分泌されたインスリンの作用で血糖値が低下するのでは。すると、低血糖になりかける、やばいですね。慌てて、血糖値を上げるホルモンが多種類分泌されることになり、肝臓は相反する命令を同時に受けることになりますね。上げろという命令の方が多いのでインスリンの命令を無視するようになるのでは。インスリン抵抗性の糖尿病ですね。
 血糖値が高くなるというのは、インスリンに肝臓などが反応しなくなることで起こるのであって、「血糖値が高くなったから糖尿病になった」ではなく、「血糖値の調節ができなくなったから(糖尿病になったから)、その結果の症状として血糖値が高くなった」のでは。表面的な情報に惑わされないようにしましょう。
 それと、糖尿病になりやすくなりたかったら「喫煙を」ね。喫煙は糖尿病にも悪影響を与えます。歯周病は糖尿病を悪化させ、糖尿病は歯周病を悪化させます。喫煙は歯や歯茎に悪影響を与えます。喫煙は歯周病を悪化させます。喫煙は若くして入れ歯にもなれますよ。
 合併症ですが、血糖値の管理をせず放置すると必ず起こります。血管が脆くなるというのが一番かな。脳で起こったら、脳卒中などの危険が、脳血管性認知症とかもですが、死ぬことも。心臓では心筋梗塞、これも怖いですね。腎臓では慢性腎炎というか人工透析ですね。足とかの血管ですと、足を切断とか。目ですと網膜ですね、大人の失明原因のトップ独走中。そのほか沢山というのが合併症です。
「バランスのとれた食事」でも食べ過ぎはダメですよ。

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