2010年11月8日月曜日

マニフェストの見直しを

 11月8日の日本経済新聞オピニオン面「インタビュー 領空侵犯」でJXホールディング相談役の渡文明氏が「高速無料化断念せよ」というタイトルで意見を述べられています。
 高速道路無料化をすれば、バラ色の景気になるような感じで民主党はいっていますが、実際はそうでもない。よくよく考えるとマイナス面のほうがということですが、渡文明氏は別の面から同様のことをいわれているのだなと感じました。
 観光についてですが、一見、サービスエリアとか賑わいが報道されていますけど、高速道路無料化で車の流れが変わって、寂れていっているところも多数あります。フェリーも廃業が相次いでいますね。これらは不景気風を持ってきます。
 フェリーの他にも、高速バスの採算悪化も問題です。多くのバス会社が高速バスで収益を上げて赤字路線バスを維持していたりします。民主党はこれの手当を考えていないですね。車を持たない弱者の移動手段を破壊しようとしているのです。
 高速無料化で起こる渋滞も問題ですよ。観光立国に逆効果かな。そして、物量にも影響を与えますね。二酸化炭素25%削減と前首相が言った目標(主要国が参加が前提ですが。)に真っ向矛盾する政策です。ようは矛盾だらけの政策ですね。
 高速道路、今はまだいいですが、保守管理費をどこから出すのですか。車を持たない人が支払った税金?
 政権を取って、事業仕分けをした結果、一時的な埋蔵金を見つけたりしてますが、経常的に削減できるのはそれほど多くはないようですね。それで、恒久的に「こども手当」「高校授業料無料化」「高速道路無料化」などをしようとすれば、財政破綻ですよ。国債発行額は22年度は大幅増になったはずです。
 借金地獄で国を潰す前に「マニフェストの見直しを」ということを。もっと、大人になってください。

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