2010年11月20日土曜日

頭の働きを食事で改善

 11月20日の日本経済新聞「NIKKEI PLUS1」にある「健康生活」面に「脳の働き、食事で改善」という記事がありました。大きな見出しは「重要な脂肪、小魚おすすめ」でした。
 神経細胞に必要な物質は多種類に及んでいます。そして、バランスが必要なのです。神経細胞の細胞膜も普通の細胞の細胞膜も主成分は「脂質」なのですね。脂肪分が不足するとどうしても、細胞膜が・・・。摂取しすぎると生活習慣病にとかですが、肥満を気にして摂取しなくなると神経細胞によくないのです。この脂質の中には人間では合成できない脂質もあります。これは食事によってしか取り入れられないことになります。亜麻仁油、サバ、イワシ、サンマなどや大豆、玄米、ゴマなどからがおすすめとか。
 タンパク質ですが、細胞が生きていく活動をするためには「酵素」が必要です。そして、酵素の主成分は「タンパク質」。20種類のアミノ酸からできていますが、このうち8種類でしたか、必須アミノ酸として食事から摂取するしかないアミノ酸があります。記事によると、タコ、イカ、貝などとあり、日常的には豆からを推奨しています。動物性は小魚からを推奨しています。神経伝達物質は「アミノ酸」からの誘導体というか、アミノ酸を原料としたものが多数あります。グルタミン酸はアミノ酸そのものが伝達物質としても使われています。
 炭水化物は「エネルギー源」として、重要です。神経細胞はエネルギー源として「ブドウ糖(グルコース)」のみが使われているのですね。だから、血液中に常に一定量のグルコースが含まれるように調節されているのです。この炭水化物は、基本として「穀物」からですね。砂糖とかいうのは、緊急時にはよいのですが、一時に大量になると血糖値の急上昇を招きますので、注意が必要です。
 これで出てくることは、栄養のバランスを考えた食事です。そして、小魚や穀物を中心にした食事です。肉もある程度は必要ですが、「油の少ない良質な肉」とありました。とすると、霜降りはよくないのかも。
 ビタミンや無機塩類も大切な要素です。脳の働きを考える上で、「適度な運動」というのも必要です。ですから、食事と運動の両面から「脳の働き」を改善するのがよいでしょうね。
 出てくる食事メニューは「糖尿病食」で各要素(脂肪やタンパク質、炭水化物など)を脳に易しい食物にして、適度な運動ですかな。最高のダイエット食は「糖尿病食」と勧めている医師もたくさんいます。どうしてだか、解らない人は調べて見ましょう。

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