2015年6月1日月曜日

闘病記(視床出血)  左半身完全麻痺からの復活(完全復活を目指して)  No146

脳卒中リハビリは乳幼児期や少年期におこなっていた動作等を今一度脳に対して再学習させているのではと思うのです。   どうして脳卒中での四肢のリハビリで「単純に頑張る」ということがよくないのか。   リハビリ病院退院後のリハビリが順調ならリハビリ病院退院の状況より悪化はしていないですよね。   くどいですが、脳卒中での動作麻痺、感覚麻痺の原因についてね。   脳卒中リハビリに要する期間ね。   「待つ」についてね。たとえば「脳卒中適切適度なリハビリで回復するまで地道に待つ」などについてね。   脳卒中は中枢、脳が末端、四肢などを監視や命令ができない状態で、さらに脳に障害がある状態ですよね。  5月25日(月)、脳卒中リハビリは乳幼児期や少年期におこなっていた動作等を今一度脳に対して再学習させているのではと思うのです。成長期と脳卒中との違いは成長期は予定された神経細胞が適切に配置されている状態での動作学習です。脳卒中は適切に働いていた神経細胞が大量にお亡くなりになって別の働きをしていた神経細胞が働き始める必要に迫られることですよね。「動作を忘れている」なんてものではないですよ。何もできない新人の最初からの訓練ですよ。脳卒中では神経細胞のつなぎ替えが生じて、その後にようやく訓練ね。ですから、成長期より時間が必要ではとも思います。つなぎ替えの時間と訓練の時間ね。さらに樹状突起などの伸長も成長期より遅くなっているはずだしね。仕方がないのでまずは「筋肉を固めない。関節を錆び付かせない。腱を堅くしない。」で可動域の確保をして、動かしやすい状態を維持しながらそれなりの動作ができるようにして、脳での修復を待つほかはないのかなと思います。運動神経・感覚神経等のバランスが崩れた脳卒中後のリハビリはより注意が必要と考えています。リハビリ病院で「奇跡的回復」といわれた者より。  5月26日(火)、どうして脳卒中での四肢のリハビリで単純に「頑張る」ということがよくないのか。特に感覚麻痺では頑張っては駄目みたいな感じです。我々人間は全身を脳によって支配されています。脳からの神経や脳が中枢となるホルモンなどが複雑に絡み合って体の恒常性を維持して安定させているのです。脳卒中はこの恒常性等の中枢の脳にダメージを受けた病気です。四肢の動作について解説します。普通、動作をおこなうときは大脳で何らかの決断をして運動中枢に命令を出します。運動中枢から必要な四肢の筋肉に収縮命令を出すわけですが、そのとき四肢の状態を感知して運動中枢に情報として送っているのが感覚神経系です。この情報をもとに筋収縮命令を出すわけです。出しっ放しですと的確な動作ができないので逐一、筋紡錘や腱ゴルジ装置や皮膚などからの感覚情報をフィードバックして情報として感覚神経系で運動中枢に送り返されることで精度の高い動作ができるようになるのです。このぐるぐる周りの収縮命令と感覚情報のサイクルを頻繁におこなって動作ができるのです。そして、姿勢も維持しているのです。筋肉を収縮させたり弛緩させたりの繰り返しね。が、感覚麻痺では筋紡錘や筋ゴルジ装置や皮膚などからの感覚情報が戻ってこないのです。だから、運動中枢が命令を出せなくなるのです。そのとき、視覚情報とかで代替してやるとともかく動かせるようになるのが感覚麻痺です。でも、筋紡錘や筋ゴルジ装置や皮膚からの感覚がないので、収縮中止命令が出せない状態にあるのです。弛緩させることができないのです。感覚情報がないので運動神経系の抑制ニューロンが働かないからです。運動神経が興奮状態のままになってしまうというのが「頑張る」ということで頻発しているのです。俗にいう「頑張る」という意味ですと私のリハビリは超ええ加減ですよ。でも、効果はばっちりね。だから、リハビリ病院で「奇跡的回復」ね。それはこの体の普通の機構を考えてリハビリに取り組んでいたからです。この意味では「非常に頑張ったよ。」ね。適切適度なリハビリね。運動神経のシナプスに作用してダメージを与えて興奮を抑える方法がボトックスです。ボツリヌス菌の猛毒の毒素(1マイクログラムで確実に1名お亡くなりです。青酸カリの一人分の致死量200mgと同じ200mgがあれば20万人がお亡くなりです。)でね。ですから、ボトックスを当てにしているようなリハビリ療法は金儲けのためですよ。ボトックス療法対象者は「頑張りすぎ」も多いのではと思います。難しい適切適度なリハビリでの頑張りね。  5月27日(水)、リハビリ病院退院後のリハビリが順調ならリハビリ病院退院の状況より悪化はしていないですよね。動かすことのできていた関節や筋肉の動きが悪くなったというのは悪化ですよ。こうならないようにするためのリハビリだものね。可動域を確保ができているとかは順調ですよね。その人の時々の状態とかがあるのですが、現状維持というのもリハビリでは大きな目的ですよね。悪化だけは避けたいとね。リハビリ順調でも起こることは脳での神経細胞つなぎ替えによる異変ね。これは冷静に対処するしかないですよ。筋トレ強化なんて禁物よ。筋トレしなくても筋力が感覚の回復に応じて発揮できるようになったからね。暑いからとクーラーがんがんもやめましょうね。健常側も温感麻痺するからね。ぼちぼち普通のリハビリ生活で落ち着くのを待ちましょう。健常部分に比べて、または以前に比べて情報量(シナプスでの伝達量)が少ないですから、神経細胞は感度を上げて何とかしようとすことが多いです。私は左右の感覚のアンバランスで困っています。麻痺した方は未だに再接続できた神経細胞数が少ないからでしょうね。感度アップとか含めてバランスがとれるように訓練されるまでは悩まされ続けると思っています。つなぎ替えによる異変ならよいのですが、全く別の病気でということもあるかもしれないので不安なときは藪でも医師と相談してみてね。  5月28日(木)、くどいですが、脳卒中での動作麻痺、感覚麻痺の原因についてね。脳卒中だけですと発症当初(結構な期間かな)は脳だけの問題ですよ。全て中央コントロールセンターでの障害によります。一般社会で中央コントロールセンターで障害が発生したときに端末の修理をしますか、しませんよね。中央が復旧するのと同時に使用再開できるように点検保守しておくだけですよね。脳卒中リハビリはこの点検保守をしておくということが第一目標ですよ。そして、脳の残存機能で使える部分でほかのどこにも悪影響が出ないように利用することね。悪影響が出ないようにね。鉄道でいえば集中コントロールセンターで障害が発生して運行が止まっているのと同じですよ。列車の運転は目視でもできるとは思いますが、最徐行ね。脳卒中リハビリも一緒だよ。鉄道での通常運行はセンター復旧後ね。脳卒中も脳での神経細胞間のつなぎ替えが終了して調整ができた後ね。ところが、初期段階のリハビリから全力で頑張るのが目立ちます。最高速走行での鉄道事故が最近もありましたね。ぼちぼちが大切なのです。リハビリ放棄と同様の点検なしは鉄道ですと運行できなくなりますしね。使用できなくなった部分を再び使用できるようにするのは長い時間と多大な費用が必要ですね。ボトックス療法は間隔を開けて何度も注射されているようですね。そのたびに費用もかかるようだし、その期間は実質リハビリ中断状態ではと思うのです。ですから、ボトックス療法の対象にならないようにリハビリをしましょうね。ボトックス療法は救いかもと思いますが、対象にならない方が楽に決まっていますよね。くどいですが脳卒中だけですと四肢等や感覚等には問題がなく、脳での都合で四肢等に一見問題があるように出ているだけですよ。  5月29日(金)、脳卒中リハビリに要する期間ね。リハビリ開始は適切適度で早ければ早いほうがよいと考えます。症状に応じた適切適度でね。で、リハビリに要する期間ですが、全て脳での損傷具合で違いがありますので一概には言えません。四肢ですと動かせるようになるというのと動かせるようになってからともかく使いものになるまでというのと信頼性の高い使いものになるというところまでですかな。私みたいな視床出血などに見られる感覚麻痺の場合は運動中枢や運動神経、四肢などは異常がないので感覚情報を視覚等で補ってやることで意識回復後、そう日数をかけずにともかく動かせるようになるとか思います。次がこの代用感覚情報だけである程度誤魔化しながらの生活動作もできるようになる場合があります。歩けるようになるとかね。このあたりで勘違いをして「トレーニングすれば」でリハビリをおこなうと筋緊張亢進→痙縮→拘縮ね。ここらあたりまではリハビリ病院入院中にたどり着けることが多いのではと思います。後は神経細胞間のつなぎ替えができてのリハビリになるので年単位ね。それも、数年ではなくもっと年数が必要との感じを今受けています。でも、徐々に動作の精度が高くなってきたり、筋力が発揮できてきています。このためには常に「筋肉を固めない。関節を錆び付かせない。腱を固めない。」ね。カチコチになっていっては何もできないよ。ボトックス療法の注射の後のリハビリは注意しましょうね。注射前と同じですと痙縮や拘縮の再現ではと思います。下手に頑張らないようにね。適切適度なリハビリでも脳卒中での脳の損傷程度とかがありますのでいつ頃から動かせるとかは神様に聞いてね。視床出血でも意識明瞭で病院到着と意識混濁で到着と意識不明で到着とでは予後が大きく異なります。意識不明の場合は三途の川渡りをしてしまう方の割合が急増しますけどね。痙縮状態や拘縮状態などはリハビリお休み状態ではと思っています。ほとんどリハビリの効果なしね。三途の川渡りと同様そこで時間が止まってしまうのではとね。  5月30日(土)、「待つ」についてね。たとえば「脳卒中適切適度なリハビリで回復するまで地道に待つ」などについてね。最近はすべからく「待つ」ということができなくなってきているようにも思います。「脳卒中リハビリでの諦め」は待つではなく諦めですから今回は範囲外ね。脳卒中リハビリでは当初は残存機能を使うことで進みますが、脳の機能に制限がありますので、たとえば「動かせるだけ」とかになります。そして残存機能間の連携ができるようになって「歩ける」とかができるようになってきますが、健常状態から比べると機能が制限されています。そこで、リハビリに励みすぎると筋緊張亢進→痙縮→拘縮ということになっていくことになるのが感覚麻痺です。脳での神経つなぎ替えが促進される程度で抑えてリハビリをおこなうとかの「脳での回復待ち」という「待つ」ということが必要になるのです。リハビリを何もしないというのは「待つ」のではなく諦めね。適切適度なリハビリに留めて回復を待つというものね。リハビリ病院退院時より悪化させないで、できれば改善があればよいですね。このとき「筋肉を固めない。関節を錆び付かせない。腱を固めない。」で神経細胞間のつなぎ替えが完了するのを我慢強く待ちましょうね。神経細胞間のつなぎ替えがどのような刺激で促進され実際に起こっているのかついての論拠がない療法が目につくこの頃です。脳卒中で障害を受けた脳で神経細胞間のつなぎ替えが起こっていることは体験しています。でもね、どの部分でいつ頃からとかについては説明できないですが、感覚の回復で実感しています。神経細胞間のつなぎ替えがあっての感覚回復だものね。  5月31日(日)、脳卒中は中枢、脳が末端、四肢などを監視や命令ができない状態で、さらに脳に障害がある状態ですよね。日本軍の満州進出から満州国建国までの時期にも似たようなことがあったように思います。その後も脳、参謀本部は四肢、現地軍を情報不足で管理できなかった。感覚麻痺と同じね。命令だしても正確な報告が戻ってこないからね。出しっ放しで現地軍では玉砕とかね。拘縮かな。そのときの政府首脳には「国の存立」についての認識がなかったですよね。脳卒中で障害を負った脳ね。ですから、「国体護持」と「一億玉砕」の両立を平気で本気に思っていた節があるのです。玉砕は各戦地で多発していたしね。本土でも国民に玉砕を求めていた。実際、沖縄戦で多数の住民が日本軍によって自決させられていましたよね。国民が幸せに暮らせての国家なのに「国家は軍部のもの」との意識が蔓延していた思える1945年8月15日までの日本でした。戦後の無策による自滅例に農業があるかな。後継者がいないなんてのは自滅だよ。国内でのほかの産業との人の取り合いに負けたのだよ。「痛切な反省」をしているのなら国体(大日本帝国憲法体制)を潰してしまったことへも痛切な反省が必要なのですが、「なかったこと」みたいなことで被害者ぶって(押しつけられた日本国憲法)済まそうとしている現政権ですかな。無策による自滅を自滅と思っていない現政権かな。過去をなかったことのように考えているとしか思えない現政権かな。行政の怠慢だと裁判で指摘され判決が出ても公害等で被害者に本心からの謝罪しない日本は過去の延長線上にありますよ。謝罪とは他の事例でも同じようなことが二度と起こらないように対策をとることも絶対必要ですが。

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