2015年6月22日月曜日

闘病記(視床出血)  左半身完全麻痺からの復活(完全復活を目指して)  No149

屋外で爆歩?   ボツリヌス療法の作用機序についてね。   「関節の可動域確保」についてね。   リハビリをしてどのぐらい元のようになるのだろうか。「完全に回復」をどのようにとらえるかということも問題です。   リハビリを妨げているものは人間の体についての知識のなさによるという思いを強めているこの頃です。   株式投資で現在はまっていることね。   脳卒中での四肢で「貧乏揺すり」や「暴れる」というのがある理由ね。  6月15日(月)、先日の訪問リハビリ(PT)でマッサージに時間を少し取り過ぎたのか定例散歩の出発時刻が少し遅くなってしまいました。で、いつもと同じコース(1500歩ぐらい)を10分少々で歩破してきました。歩いてね。全コース6km/hぐらいでね。これができるのも足での筋紡錘と腱ゴルジ装置等のからの感覚情報で両足のバランスがある程度とれるように回復してきたからだと思います。屋外はPT室などと違って凹凸が結構ありますし、傾斜もあるのです。そこを道路表面の状態を細かく目視しながらの歩行をしていては疲れますが感覚情報が使えるようになってくると健常者に近い感じの目視だけで歩くことができたということですよね。このためには毎日足の筋紡錘などの感覚回復のための動作をおこなっています。腕でおこなっている目を閉じて左右の手合わせの足版です。左右の足の膝の曲げ具合や長さ等の感覚のずれをなくすためのリハビリ動作ね。か弱い力でも確保できる関節可動域とそのときの曲げ具合からくる位置関係が判る感覚があれば、結構高速歩行が可能ですよ。私の一日歩数12000~14000歩程度は健康のためであってリハビリとしては歩きすぎかもしれないです。疲れてくると歩容が悪くなってきますからね。この腕と足の左右の位置合わせは毎日してきているリハビリ重要動作の一つです。  6月16日(火)、ボツリヌス療法の作用機序についてね。ボツリヌス菌毒素(ボツリヌストキシン)は神経筋接合部で神経細胞側の本当の端っこの軸索の終末に取り込まれて作用します。神経細胞体には作用しないです。詳しくはウィキペディア等で検索して調べてね。筋繊維の興奮を抑えることになっていくのです。量が多いと筋繊維が全く収縮できなくなります。注射では部位と量に細心の注意が払われているはずです。結果としてその部位にある神経筋接合部では筋収縮命令が筋肉に伝達できなくなるのですから、筋力は低下して当たり前です。そのときに不用意なトレーニングなどをするとボツリヌス菌毒素の効果が失われるのではないかなと思うのですがいかがでしょうか。1カ所約1万円の注射の効果が失われるのではとね。筋肉の興奮を低下させるための注射ですよね。運動神経が興奮状態のままになって筋肉も興奮状態のままになっていったのが痙縮や拘縮ですかな。運動神経の興奮状態は脳での抑制ニューロンでのみ解除できるのかな。だから、神経筋接合部に毒素を作用させて筋肉の興奮を低下させることに成功したボトックス療法後の無力感でしょうね。毒素の作用がある間はその無力感は続くでしょうが、毒素切れ後にも筋肉が弛緩状態にもなれるようにヘマなトレーニングはしない方がよいように思います。急がないことね。ボトックス療法では一時的に筋力が出なくなって当たり前ですよね。慌てないことですよ。ボトックスは感覚神経には作用しませんので感覚神経がいくらか回復してきているのでしたら何らかの感覚を感じるでしょうね。無力感とかをね。ちゃんと解説しない医師も医師ですね。毒素の効果が切れたら直ぐに痙縮とかになるようにと説明しないのかな。エンドレスの治療ができると金蔓だものね。大脳の運動中枢からダイレクトに軸索が届いている筋肉ってどのくらいあるのかな。普通は介在神経が入っていますしね。昨日より「脳卒中になられたばかりの方へ」というカテゴリーを始めました。過去投稿分よりの再投稿ね。興味がありましたら覗いてみてください。古狸相手は疲れます。  6月17日(水)、「関節の可動域確保」についてね。脳卒中発症時ぐにゃぐにゃの体ですよね。可動域ありまくりすよね。その可動域をいかに保ち続けるかということが脳卒中では大切ですよね。可動域がないのなら体はぐにゃぐにゃにはならないですよね。可動域は関節がなめらかであるとともに筋肉も柔軟であるということが必要ですよね。筋肉の状態から考えると死後硬直に一例がありますが。ただ、死後硬直は脳卒中とかの別の理由ですからある時間が経過すると緩みますが脳卒中は固まったらほぼそのままでさらにカチコチみたいですね。ですから、関節可動域訓練(ROM運動)(標準的な関節可動域訓練 おもな他動運動)を楽な力でおこなうことができるようにし続けるということが必要ですよ。自力でもか弱い力で関節可動域の確保ができるようにね。だから、可動域が狭くなったなんてリハビリの失敗ですよ。失敗を認めましょうね。意識不明などの期間が長かった方はそのときの容体に応じて適切適度の他動運動をしてもらうというのが必要になるかとは思います。関節可動域がか弱い力で確保できての筋トレ等ですよ。可動域があっての筋トレだよ。可動域がなくなってしまった方は筋トレもできないのではと思います。少し考えただけでも判ると思いたいですが。ボトックス療法適用にならないようにね。行きすぎては駄目ですよ。  6月18日(木)、リハビリをしてどのぐらい元のようになるのだろうか。「完全に回復」をどのようにとらえるかということも問題です。このことについてはいろいろな要素があるので各人それぞれですが、障害に部位が小さいほど、若いほど元に戻りやすいけどね。幼児でも障害の程度が大きければ回復途上のままで生きている間は無理でしょうし、高齢になるほど障害部位が小さくても回復途上のままもあるでしょうね。いくつか外科手術を受けたことのある身としては「完全に元に戻る」ということがないと感じています。喫煙歴ゼロでも肺がんはありますよ。肺葉切除したので呼吸機能はその分低下しました。絶対元に戻りません。肝臓の時は胆嚢も切除しました。これで胆嚢がんや胆石の危険性はなくなりましたが胆汁分泌の調節ができなくなりました。何らかの不都合が残るのです。脳卒中ですと脳の元々の部分が担っていた働きをほかの部分が代行できるようになっても元々の部分と同じようには働けない場合が多いですよね。本当に「同じ」というのはね。これがリハビリで難渋する理由の一つかな。代行できるようになるまでは病変していない残りの部分の既存回路で誤魔化しているのだからよりゴタゴタが出てきますよね。人間の体は損傷部分をほかの部位で補おうとするのですが、大抵は部分的(どの程度なの?1~99%のどれ)にしか補えないのですよ。肝臓の部分切除後の大きさの回復も本当にもとの大きさぐらいになったときにもとと同じ働きかについては疑問は残るのですが、ほぼもとと同じぐらいみたいです。脳卒中では脳は時間をかけて神経細胞間のつなぎ替えをしますが、つなぎ替え終了までは残存部位の使い回しで、つなぎ替え終了しても神経細胞の訓練等もあって、高齢になるほど部分的(どのぐらいの割合?)な回復で元通りはないのではと思います。さらに急いで無理なリハビリをすれば回復するものも回復しなくなるというのは脳卒中も脳卒中以外の病気でも頻発していますよね。なにもリハビリをしないのは回復しないしね。急がずにできるだけ元通りの姿に戻れるように地道にリハビリしましょうね。視床出血で意識不明で救急病院に搬入され左半身完全麻痺になるもリハビリ病院で「奇跡的回復」といわれた者の実感より。救急病院でのお告げは「一生車椅子」ね。1ヶ月ほど意識不明だった方などよりは軽症ですから、杖が非常時用程度の持ち歩きで歩けて当たり前かもね。腕も屈伸できて手もグッパができて当たり前かな。  6月19日(金)、リハビリを妨げているものは人間の体についての知識のなさによるという思いを強めているこの頃です。脳卒中でいろいろな症状が出てきますが、全ては脳での障害によるのです。たとえば「動かせない」というのをその部位の問題と徐々に思い込むみたいなのです。だから、「動かせた」となると「脳は関係ない」みたいにトレーニングに励むのが多いように感じています。人間の体は常に脳と脊髄の支配下にあるというのが意識から忘れ去られやすいと感じています。人間の仕組みについての正しい豊富な知識があればこのような考えにはならないと思います。脳卒中後、動き始めた頃に「筋力がない」から筋トレに励むのも知識がないからですよね。筋力がなくなったから動かせなかったのですが、「筋力=脳からの命令力×筋肉の収縮力」というごく初歩的なことが判っていたら、脳に障害があって脳の命令力がなくなったから筋力がなくなったということが理解できると思うのです。ボトックスは脳ではなく運動神経の神経筋接合部に作用しているので脳は無事ですが、ボトックスの作用中に下手にトレーニングをすると運動神経の本体部分が興奮状態にままになるのではと思ったりしています。毒素の効果が切れたら、即、痙縮の危険性がある療法中のトレーニングかな。医師にも脳卒中と四肢等の外傷による場合の区別ができないのもいるようですから、普通の患者にとっては間違いやすいですね。一昨年の冬に私の健常側の右手薬指が曲がらなくなりそうになったのですが、原因はひび割れ部分の皮膚再生で指が伸びたままだったので皮膚が短くなっていたのです。仕方がないのブチッと皮膚を割りましたよ。曲げ伸ばししながら皮膚再生をやり直しました。なぜか、麻痺側の左手はひび割れなしね。ところが、脳卒中の場合、リハビリへの取り組み方を間違うと脳の問題ではなく四肢等の問題に置き換わってしまいます。置き換わってしまった対処法の一つがボトックスね。脳の再生医療は脳への対処法です。  6月20日(土)、株式投資で現在はまっていることね。株主優待を手頃な株価でゲットできるかということね。ところでこの頃の株価は私的には不適切に高いです。ということは過去購入分は含み益があるのです。ということで今投資するには高いということね。でも、丹念に調べたら銀行預金など足下に及ばない高利回りを期待できるところが残っていますね。いつまでいえるのかな。訪問リハビリのセラピストさんに教えてもらったのに「・・ネスーパー」がありました。安心して投資できるとは思えないのですが株価が安いので投資してしまいました。総額4000円ほどで500円のクオカードね。それと・・ネ購入での30%割引クーポンとね。スーパーは売却してしまいました。クオカード7年分ぐらいの儲けでした。5月に500円のクオカードにつられて・・ホームに投資しました。よくよくサイトを見ると住宅購入時とかリホーム時に1%引きとかね。株数が多いと2%や3%とか、保有期間が長いと最大6%引きとかがなるというのです。住宅を購入することはもうないと思います。こちらは総額6万円ほどで今期配当総額は年1000円だったかな。・・ネは無配ね。優待込みで年利3%強ね。・・ネはクオカードだけで10%越えね。優待込みでの利回りが20%超えたところもありますが、配当との違いは現金か商品かという感じがあります。クオカードは現金に近いですが制限ありね。ですから、配当と違って本当にその優待が必要なのかということが大切ですよね。・トール・日・・ホールディングスの株主優待(2500円相当)が先月届きました。1泊二日の株主でした。・・和装が突如ストップ高になったので売却しました。売却益は7ヶ月ほどで投資額の2割ほどでした。500円のクオカードにつられて購入した銘柄でした。クオカードはゲット済みね。私にとっておいしい優待とかとかで優待金額合計が今年は5万円を超えそうな勢いになりました。おいしい甘い優待のところを黙って探すぞ。  6月21日(日)、脳卒中での四肢で「貧乏揺すり」や「暴れる」というのがある理由ね。全く力を入れていないのに貧乏揺すりとかは医者に行ってね。思い切り力を込めての貧乏揺すりも医者に行ってね。微妙な力加減をしようとすると貧乏揺すりとかいう場合ね。健常者でもありますよ。細かいことをしようとすると手が滑ったとか手が震えるとかいうのですよ。我々の動作は大脳連合野で何らかの決断をして大脳運動中枢に命令を出します。この命令を受けて運動中枢は四肢等からの情報(感覚ね)を元にそのときに適切と考えられる指令を筋肉に対して出します。筋肉等からの感覚情報が戻ってきたら、より最適な動作になるように大脳から筋肉に命令を出し直します。このときかな小脳も大活躍ね。さらにフィードバックされた情報を元に命令の出し直しを短時間で繰り返すのです。このようなとき、我々感覚麻痺の者は情報がフィードバックされない、または不十分な精度・量でしかフィードバックされないのです。そして、以前の脳細胞は脳卒中で失われているので新しいつながりの神経網でおこなわれるので、以前と同様の制御ができないのです。それで、行きすぎたり戻りすぎたりを繰り返しながら学習していくことになるのです。力むと貧乏揺すりを止められると思いますが、力なしの時と力んだときの二つの状態でしか調節できなくなるのではと考えます。健常者の修行では力まないですよね。ぼちぼち貧乏揺すりをさせて微調整の学習をさせるほかはないのではと考えています。さらに筋緊張亢進や痙縮や拘縮ですと、常に力んでいる状態ではとも思います。本当に脱力するというのが難しい脳卒中ね。でも、「筋肉を固めない。関節を錆び付かせない。腱を固めない。」で弱い力での可動域確保を適切適度なリハビリでできていたら、意識した脱力を自分の意識でできると考えられます。筋緊張亢進や痙縮や拘縮とかは脳でコントロールできない状態だよ。

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