2015年8月3日月曜日

闘病記(視床出血)  左半身完全麻痺からの復活(完全復活を目指して)  No155

私は基本的にリハビリのマッサージをしてもらって筋肉の様子を見てもらうということです。   脳卒中を感じたときにいつ頃から「復活できる」と思い始めましたか。   リハビリが順調でしたら「悪化した」というのはないのではと思うのですけどね。   ある方のブログを読ませてもらって感じるのは筋肉を緩めると動作や感覚が良くなっていっているということです。   四肢等での筋肉の緊張要因についてね。   発症当初は別にして、ある程度してからの可動域喪失は自力では回復できないようですね。   佐賀大学にロボットリハビリテーション外来ができたというのを某ブログよりのリンクで確認しました。  7月27日(月)、介護保険制度では訪問リハビリだけを利用させてもらっています。私は基本的にリハビリのマッサージをしてもらって筋肉の様子を見てもらうということです。障害者風姿勢や動作にならないようにするため。私程度の初期症状でも油断したら簡単に障害者風姿勢や動作になってしまうのです。そうなると、同じような動作でも困難になってしまいます。健常者風がやはり楽なので毎週じっくりとマッサージしてもらいながら障害者風にならないようにしています。経験では基本的な動作はリハビリが順調でしたら、大抵はリハビリ病院入院中に指導してもらえるのでは思います。健常者風を維持していくためには筋肉が柔軟で、関節が錆び付いていなくて、腱も柔らかいということが必要なのです。適切適度なリハビリ動作ができていると神経細胞のつなぎ替えも盛んに起こるようです。自動車の衝突防止装置もセンサーが高性能になったからですよ。いろいろなセンサーが安価で高性能小型化されたからいろいろな場面で利用されるようにね。一番の高性能センサーは人間の感覚器ですよ。脳卒中はこの感覚器からの情報が使えなくなる病気ですよ。だから、筋トレしてもまともに使えないのですよ。感覚情報が脳で活用できるようになるまではマッサージを受けながら地道にリハビリします。一日の歩数が10000歩以上(大体1時間40分ほど)でも適切なリハビリをしていたら、歩きにくくなることはないですよ。それより、杖とかを頼らなくても良いように徐々になっていきます。適切適度なリハビリならね。  7月28日(火)、脳卒中を感じたときにいつ頃から「復活できる」と思い始めましたか。そのとき、どのようなリハビリが良いかについてもね。私は頭の中で異変を感じて、数分で左腕等に麻痺を感じたときから「リハビリで復活するのだ」と思いました。それも脳出血と思っていたので「リハビリで復活できる」とね。救急病院で意識がはっきりしてからは「筋肉を固めない。関節を錆び付かせない腱を固めない。」の「三ないリハビリ」で復活するのだとね。落ち込んでいる暇などないのです。廃用症候群は全身で一斉に始まりますからね。上肢は健常側で持ち上げたり、屈伸のまねごとをしたりできましたか、足は重くて寝たきり当時は何もできなかったので焦りが。ただ、この「焦り」は「廃用症候群」だけにはしたくないということね。それがベッドからの頭を下にしたぶら下がり事件で割と早期に日中車椅子生活ができるようになって焦りは解消ね。車椅子では股関節直角程度、膝関節直角程度、足首関節直角程度で背筋を伸ばして生活、夜はベッドで下肢を延ばしての生活と一日がかりで屈伸ができたのでした。廃用症候群への焦りは解消ね。上肢も健常側活用で廃用症候群にはならないとね。動かせればそのうち活用できるでしょうと気楽にね。チョイチョイ活用できるかどうかは試してみましたが、できないことは深追いしていないよ。例えば、トイレで麻痺腕を手すりに乗せて支えさせて拭こうとしたら、気がついて時は左腕が壁と手すりの間にはまっていました。何事もなかったように右腕で元通りの便座座りに戻してから看護師さんを呼びました。このまねは二度としなかったです。落ちていたら「監視下の用便」か「おしめに中に出してください」かになっていたと思いました。怖い、怖い。適切適度なリハビリをしていたら復活できるということで発症時から取り組んできた結果が今の状況です。歩行とかは健常者風で一応杖はもって歩いています。一日に10000歩以上が普通ね。階段昇降も健常者風ね。腕は18リットル灯油入りポリタンクを持ち上げたり、大型の衣装ケースを持ち上げたりもできます。20kgのハンドグリップも握り込めますよ。足も腕も適切に屈伸ができるからできることね。当初はいつ頃から歩行リハビリが始まるのやら、いつ頃から実用になるような歩行になるのかはわからなっかったですが、ボチボチ適切適度にリハビリに取り組んでいましたよ。皆さん、熱心に頑張ってますね。「ようするわ」という感じを受けています。初期症状は完全な左半身麻痺ね。完璧な感覚麻痺ね。意識不明にもなったよ。感覚の回復状況が動作等の回復に繋がりますのでね。  7月29日(水)、リハビリが順調でしたら「悪化した」というのはないのではと思うのですけどね。そう、リハビリは現状維持でも成果ありと思うのです。脳卒中ですと、脳での神経細胞つなぎ替えによる修復待ちですから、そのときまで関節可動域を確保した現状維持でも成果ありですよね。脳でのつなぎ替えのためには川平法等で示されているような適切適度な動作等が必要なのです。動かしてもらっても良いわけですが、か弱い力でね。「使う」というデモンストレーションが最低必要なのですよ。それができるようにね。そして、歩行とかがある程度できるようになったら、その状況を維持しながらさらに良い方向に持って行くのがリハビリですが、「維持する」ということもリハビリの目的ですよ。だから、何らかの悪化したとかはリハビリ不適切なのですよ。私もチョイチョイ悪化みたいなときがありますので、専門家に見てもらっているのですよ。そして、リハビリ動作等の修正をしたりして悪化を食い止めて改善するようにしています。悪化していっているのにそのまま続けると筋緊張亢進→痙縮→痙縮と進んでしまうので怖いことになります。できうる限り、定期的に専門家に診てもらいましょうね。  7月30日(木)、ある方のブログを読ませてもらって感じるのは筋肉を緩めると動作や感覚が良くなっていっているということです。どこどこの筋肉を解いたら・・の動作がやりやすくなったとか、・・を解いてもらったら感覚が感じやすくなったとかね。その方は筋肉に硬直が増すようなのはリハビリではないと思われているみたいです。別の方は筋トレ大好きみたいで、ついにルームランナーでの歩行も手摺りにすがりながらになってきているようです。こちらの方は障害者風姿勢や動作になってしまうのは必然だから筋トレで遅らせているのだという感じでリハビリで動きにくくしているみたいです。「筋肉を解くと」の方とは正反対かな。私は「筋肉を解くと」の方をお勧めします。「筋肉を固めない。・・」と「筋肉を解くと」とは同系統だと思いますのでね。「筋肉を解くと」の方もボトックスとは無縁だと思います。でも、多くの皆さんは筋トレタイプのリハビリの方が好きなのでしょうかね。どのような疾患でもリハビリはその時々に応じた適切適度な程度があるのにね。弱すぎても少なすぎても多すぎても強すぎても駄目なのがリハビリね。「筋肉を解くと」さんは適切適度なリハビリを追求されていると感じています。  7月31日(金)、四肢等での筋肉の緊張要因についてね。同根なのですが、一つが脳卒中で筋肉等の感覚情報が戻ってこないということで運動中枢がどの筋肉に収縮命令を出したのかが判らないということね。このことは先週木曜に投稿ね。実際、私も救急病院時には健常側にも余計な筋収縮が見られました。麻痺側だけで筋収縮させようとしてね。残存の感覚器官を総動員して、徐々に目的の筋肉だけにできたようでした。微妙な調整が必要な動作をするときに「肩の力を抜いて」とかいわれるあれですよ。このことに意識を向けずに動作を続けると必要のない部分の筋肉の緊張も解けなくなるのですよ。もう一つの場合が筋肉からの感覚情報がないので運動神経系の抑制ニューロンが働かないということね。運動神経の興奮は抑制ニューロンで抑制されるのですが、抑制ニューロンが作動するためには筋紡錘や腱ゴルジ装置などの筋肉からの感覚情報と皮膚感覚の情報とが必要なのですが脳卒中で利用できなくなっているのですよ。運動神経から筋肉に収縮命令が出され続けることにね。で、筋緊張亢進→痙縮→痙縮と進みやすいのです。だから、マッサージで筋緊張をなだめる必要があるのですよ。ボツリヌス菌毒素は運動神経神経終末に作用して筋肉に命令を出せなくしているのですよ。運動神経は興奮したままね。運動神経の神経細胞体が興奮状態のままですと毒素の効果が切れたらすぐに元通りかな。で、さらなるボツリヌス菌毒素の注入ね。  8月1日(土)、発症当初は別にして、ある程度してからの可動域喪失は自力では回復できないようですね。この当初は救急病院入院中程度かな、他動で可動域の確認もできるしね。リハビリ病院転院後の闇リハでどうにもできないようにされた方がおられるみたいです。リハビリ病院入院中でも闇リハや諦めで可動域を失う危険性があるということね。可動域があったら筋力も発揮できますが、可動域がないと例えば棒ですよね。棒だけでどのような力仕事ができますか。人間の生活動作で考えてね。手の爪切りでは切ってもらうためには指を伸ばすですよね。健常側を切るためには麻痺手の指を伸ばして爪切りを持ち、指を曲げれたら爪切りが操作できますよね。でもね、指の可動域は結構当初から他動で補助してやる必要がありました。理由は屈筋が強いからね。そうこうしているうちに20kgのハンドグリップが握れるようになったのです。こうなると力任せでできる動作が割とできるようになりました。瓶の蓋開けとかタオル絞りとかね。ついでに救急病院入院中から腕伸ばしをしていたら、腕の可動域が確保できたので瓶の蓋開けの時などで手を適切な位置に持っていくことができたのですよ。屈曲腕になられた方は腕を伸ばすのに苦労されているようですね。「静止画と動画」カテゴリーにある衣装缶(衣類入り)とかも楽に持つことができるのも腕と手の可動域があるからですよ。可動域の喪失後にもう一度可動域を確保するのは非常に時間が掛かりますよ。ボトックスに助けを求めるとかね。ボトックス適応になる前にセラピストさんに可動域回復の手助けをしてもらえる方が楽ですよね。でも、場合によっては諦めてね。だから、発症当初から「楽な力でできる関節の可動域の確保」が非常に大切ですよ。可動域の確保が思わしくない方は即刻専門家に診てもらいましょうね。脳卒中の場合、脳での損傷具合で異常反応が出る場合があると思いますので注意をね。普通のリハビリでは対応できないと思います。過剰リハビリ等で可動域を失うのは・・ですよ。四肢についてはリハビリが適切適度で順調でしたら筋肉や関節での悪化はないはずですよね。動作の精度等は脳の修復具合だよ。 脳の修復状況によっては一時的悪化みたいなのも起こりますよ。全てが順序よく修復なんてないと思います。気をつけてね。  8月2日(日)、佐賀大学にロボットリハビリテーション外来ができたというのを某ブログよりのリンクで確認しました。大学の広報(佐賀大学内検索「ロボットリハ」で読めますよ)によると、「・・・。また、これらロボットリハに磁気刺激療法やボツリヌス療法なども併用することにより、・・・」とありました。ボツリヌス療法で痙縮とかが緩和できる方は対象になるようですね。しかし、ボツリヌス療法の対象にならない筋肉が柔軟で腱も柔軟で関節がなめらかに使える方の方が楽にロボットリハビリを受けることができると思うのです。もう一つのボツリヌス療法対象外の拘縮は対象外でしょうね。まあ、普通の脳卒中で意識不明の期間がそう長くない場合はほかの疾患を抱えていないのでしたら、大抵の方は「筋肉が柔軟で腱も柔軟で関節がなめらか」なら適切適度なリハビリで歩行ロボットなしで歩行できるようになると思いますし、上肢もそれなりに使えるようになると思います。ロボットを使おうが使わないでおこうが感覚神経の情報で運動神経を脳がどう制御するかですよ。筋電義手は基本的には脳からの運動神経の興奮を拾っているはずです。電極をどこにつけるかでリハビリの様子が異なってくるかもね。脳卒中で四肢が体にくっついている場合は今の筋電義手は使えないかもね。他動でも良いから、か弱い力でよいから、四肢が動くという前提のロボットリハビリと思いましたよ。歩行のアシストロボットは私にとっては「邪魔くさい限り」という感じを受けました。アシストロボットから早々に卒業できるようにリハビリをしましょうね。アシストロボット等が筋力補助をしてくれますので筋トレをする必要もないのでは。脳卒中での筋トレ・過剰リハビリはロボットリハビリ適応除外になる可能性が高いですよ。良くない方のボトックス適応除外ね。

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