2015年8月31日月曜日

闘病記(視床出血)  左半身完全麻痺からの復活(完全復活を目指して)  No159

私みたいな完璧な感覚麻痺の者の復活への道ね。   神経細胞のつなぎ替えの結果起こることについてね。   脳卒中障害者風の動作や姿勢を少なくする方法についての私の思いね。   先週土曜日にWindows10を導入してみました。   「四肢が脳卒中で動かせない」というのと「可動域確保の他動運動(ROM訓練)ができる四肢」についてね。  リハビリで「やればできる」というのはリハビリではどうなのでしょうか。   脳卒中後の体の硬さについてね。筋力の定義についてもね。  8月24日(月)、私みたいな完璧な感覚麻痺の者の復活への道ね。私の場合は間脳視床出血だからこの部分が担っている働きにダメージがあったわけですよ。それだけね。感覚情報が大脳等に届かなくなったための麻痺ですよ。右間脳視床以外は異常なしだよ。情報が使えないことによる麻痺ね。四肢等は出血時直前の可動域を確保していたらよい訳ね。実際、この基本に軽い力での動作だけで歩けたりできるようになりましたよ。でもね、感覚情報が使えないから健常者風にはすぐにはならないしね。ところで、感覚の復活には「刺激してみる」や「使ってみる」(他動でもね)とかをボチボチでよいような気がしています。理由は皮膚や筋肉の部分では発症直前の状況の維持だけでよく、視床の部分の働きの回復が必要なので、皮膚とかはボチボチでよいと考えています。樹状突起や軸索をいかに延伸させるかですよ。樹状突起は成分の大部分は細胞膜ですよ。軸索もよく似たものね。細胞膜の主成分は脂質ね。飽和脂肪酸は肝臓とかで造り放題ですから必須脂肪酸の摂取ね。ω3系とω6系ね。脳での回復は神経細胞間の樹状突起等によるつなぎ替えですよ。このつなぎ替えの回復度を上回る回復なんてできませんよ。ただ、私の場合は視覚等の別の感覚を流用することで「動かせる」ということはできました。「動かせる」と「生活動作に活用できる」では感覚情報の必要度の違いは異次元ですよ。手ですと、目を閉じて物を掴んでみてください。健常側で楽々できる動作が麻痺側ではできないことが非常に多いと思います。感覚注入は必要ですが、ボチボチでもよいと思います。下手に過剰になって筋膜で全身に過剰状態が伝染したら全身に過剰リハビリのつけが回りますよ。  8月25日(火)、神経細胞のつなぎ替えの結果起こることについてね。まあ、過剰リハビリや諦めではつなぎ替えは起こらないかな。過剰の一例がボトックス適応への道かな。神経細胞は工業製品ではないので個性がありますよね。興奮度や感度などの違いね。私は左半身で感覚がほぼ完全になくなりました。その後、徐々に復活してきていますが感度の違いで悩ませられています。多くの場合が「過剰」ね。例えば、スーパーで保冷ショーケースの枠の金属部に触れてみたら健常側の右と麻痺側の左で冷覚に違いがあるのです。より冷たく感じています。この頃は感じなくなってきたお風呂ぐらいのお湯での温覚ね。より暖かくだったです。人によっては熱湯みたいに感じるということもあるというのです。痛覚では異様に痛みを感じたりね。でもね、このようなことは皮膚感覚のみならず筋紡錘や腱ゴルジ装置などからの筋肉での感覚情報やその他でも起こっていますよ。発症当初は左半身の感覚なしで順調なものですよ。舌などは健常側で味わえばよいし、動きの悪いのはそれなりに健常側で対応できるのはしておけばよいしね。筋肉からの感覚情報もないので視覚での四肢の動きの感覚情報でやればよいですからね。ところが、神経細胞のつなぎ替えが徐々に起こってくるわけですよね。そのたびに以前とは感度や興奮度の違う組み合わせになるものだから、一旦繋いでおいて、様子を見ながら調整のためのつなぎ替えね。このときに歩行ですよ、かっこよく健常者風だったのが・・状態になったりしますよ。このときに可動域が制限されるような感じになることもね。そこで、「可動域確保の動作」や「健常者風歩行の動作のイメージトレーニング」とかで地道にしておくと、以前より楽に動作ができるようになったりします。最悪悪化はしないですよ。乳幼児の動作練習の繰り返しですかな。動作はこんな感じですが、皮膚感覚などは「慣れ」で調整されるのを待つほかないのかな。動作では乳幼児段階が過ぎると「匠の技」への調整段階へね。ですから、「動かせる」と「生活動作に使える」の間は遠いですよ。無理をすると痙縮や拘縮で回復できるものも回復しなくなりますよ。8月8日投稿の二段階説の神経細胞つなぎ替えの方ね。だから、リハビリ病院退院後につなぎ替えによるゴタゴタが頻発するのですよ。私の経験ね。順調でも数十年続きそうです。  8月26日(水)、脳卒中障害者風の動作や姿勢を少なくする方法についての私の思いね。ただし、四肢の障害についてですよ。高次脳機能障害・構音障害・嚥下障害とかは外見ではわからないからね。私の嚥下障害は一生治らないでしょうね。簡単にいうと「視床出血前から素地があった」のです。ですから怖いですよ。脳卒中で意識不明になったり、完全に麻痺したりしたら、「屈曲腕、握々お手々」や「尖足、棒足」等になるのは必然と思っている方もおられますが、私の程度の初期症状でも防ぐことができたのですよ。今も注意していますがね。上肢では基本的に屈筋が強いので屈筋伸ばしを外力によって続けています。これは救急病院入院中からね。筋トレの多くが上肢では屈筋を鍛えるかな。だから、伸筋を補助して鍛えてやれば屈筋を伸ばすことができるのですよ。筋肉は収縮しかできませんよ。対になる筋肉で伸ばしているのですよ。それでも、未だに油断すると屈筋優位になる傾向があります。下肢では伸筋優位ね。だから、入院中はベッドと車椅子での股関節や膝関節や足首関節の曲げ伸ばしね。座り方に注意ね。下肢の可動域を失うと棒足や尖足ね。上肢では屈曲腕や握々お手々ね。常に無理矢理、弱い筋肉の方が収縮できるようにリハビリ動作をしてきたら健常者風ね。尖足なんてベッドで寝たままだから起こるといわれていますが、椅子に座っても足投げ出しならベッドで寝ているのと同じかもね。発症当初からの取り組みが勝負なのですよ。重症になるほどね。昨日の血圧の変化状況は日経平均株価暴落時は血圧高め、昼頃の持ち直し時は血圧低め、ひけの暴落で血圧高めね。株価に血圧は連動するのですね。  8月27日(木)、先週土曜日にWindows10を導入してみました。etaxをビスタでどじったりしたのでサブのPCに導入です。64ビットでね。Win7で使っていたアプリはそのまま使用しています。ただ、「クリックで救える命がある」のクリック募金での継続数がリセットされてしまいました。登録なんてしていないからかな。過去にノートンでハードディスクのゴミのお掃除をしたときも継続数がリセットされたけどね。WindowsなどはPCの台数さえあれば「試し」というのが延々とできますが、脳卒中リハビリでは「試し」としてのリハビリを延々とするわけはいかないですよね。本採用するか、却下するかを短期間で決める必要があるのではとね。却下対象は「筋緊張亢進」を招き続けるようなリハビリ動作でしょうね。筋緊張亢進はそのまましていると痙縮に、さらに拘縮に進んでいくようですからね。脳卒中リハビリではつねに「筋肉を固めない。関節を錆び付かせない。腱を固めない。」というのが最低条件だと考えています。PCの基本ソフトは「使えたらよい」というのもありますが、リハビリで筋肉をコチコチにしてしまうとボトックスで柔らかくなればよいですが、無理な場合もあるようですから「試し」というのは気をつける必要があると考えています。特に人体についてのまともな知識のない外野の助言には注意しましょうね。最近も感覚の数%ぐらいが復活してきたようなので歩きにくくなったりしています。足の各部の状況を以前より感覚でよく判るようになってきている感じなのです。数%分の調整のための神経細胞間のつなぎ替えがおこなわれているのでしょうね。変な癖をつけないように気をつけていますよ。これが収まるとさらなる筋力がアップしていることだと思います。感覚神経が復活してくるに従って実用に使える筋力アップね。これは体験済みね。  8月28日(金)、「四肢が脳卒中で動かせない」というのと「可動域確保の他動運動(ROM訓練)ができる四肢」についてね。脳卒中発症と同時に首から下で大けがでもされましたか。たまに大けがをされる方のあると思いますが、普通は脳卒中だけですよね。ですから、脳卒中だけで話をします。四肢は一部の脊髄反射など以外は大脳の支配下にありますよね。動作のためには「大脳で考える→運動中枢に命令を出す→運動中枢から筋肉へ命令がでる→命令は脳幹部等や脊髄を経て筋肉に達する→筋収縮が起こる→筋収縮の情報や皮膚感覚情報が感覚神経で脊髄等を経て脳幹部に、そして視床を経て大脳に達する→小脳にも送られ動作の微調整→運動中枢より微調整後の命令が出される→筋肉に達する→筋収縮→筋肉の感覚情報が脳に戻る→調整後の命令が出される→・・・」と延々と短時間で繰り返されて動作ができるのです。この経路のどれが障害を受けても動作ができなくなります。ですから、脳卒中は脳の中だけですから筋肉等に問題はないのでROM訓練ができるのですよ。脳で迂回経路が形成されると動作できるようになるのがリハビリ病院入院中ぐらいの時期かな。感覚麻痺のときは筋肉や皮膚等からのフィードバックがないので微調整はできないですよ。そこで緊張亢進になりやすいとかぎこちない動きになるのですよ。脳卒中発症当座は皆さんROM訓練ができる四肢状態ですが、諦め等でROM訓練等をしていないと全身で廃用症候群等がおこって動作させることができなくなるのですよ。楽に動作する基本は柔軟な筋肉・なめらかな関節の動き・柔軟な腱が必要ですよ。この状態が確保され続けることができるという前提での筋トレだよ。それと、動かせるというので張り切って張り切って頑張る方もおられますが、筋緊張亢進とかで気がつけばよいのですがね。いきすぎて痙縮、そして拘縮へといかれる方もいるようです。ボトックス療法されている方は経験済みのはずなのですけどね。くどいですが、私の程度ですと、感覚神経の戻り具合に応じて筋力が戻ってきていますよ。俗にいう筋トレタイプのリハビリはしていないのにね。  8月29日(土)、リハビリで「やればできる」というのはリハビリではどうなのでしょうか。私程度の視床出血での感覚麻痺による動作麻痺のリハビリでは「リハビリをやれば動作できるようになる」ですけどね。これが一筋縄ではできないのですよね。健常者風トレーニングでは確実に拘縮になると思うのです。私程度の脳出血で適切適度なリハビリ動作をしておけば、筋肉柔軟・関節スルスル・腱柔軟に保つことができたのですよ。リハビリは誰でも「やればできる」はずですが、どうして筋緊張亢進や痙縮や拘縮になっていって固定化される方が出てくるのでしょうか。リハビリは「やればできる」なのですが、各人に適切適度なリハビリ動作というのが最低条件としてあるのですよ。適切適度にしていたらボトックス適応なんてならないと思うのですけどね。リハビリは過剰でも駄目、少なすぎても駄目、不適切動作も駄目とか「あれも駄目、これも駄目、・・も駄目」というのがたくさんありますが、上手におこなえば「そのうちに効果が出てきますよ」。そう「そのうちに効果が出てきます」という世界ではと思うのです。完全麻痺でピクリともしなかった私の麻痺手で今は20kgのハンドグリップを握りしめますが、毎日しようとは思いません。「やればできる」状態かもしれないですが痙縮や拘縮にならないか怖いです。拘縮になるとリハビリでの回復は絶望的みたいですよね。回復中には「やればできる」ということがでてきますが注意して慎重にやってみることかな。生活動作で「やればできそう」にまで四肢で動きが回復してくると「やればできる」とばかりに過剰に走ってしまっている方が多いと感じています。  8月30日(日)、脳卒中後の体の硬さについてね。筋力の定義についてもね。私のリハビリは「筋肉を固めない。関節を錆び付かせない。腱を固めない。」みたいなものですから、体の硬さを感じるにしてもリハビリで解消される程度です。健常者でもボチボチの柔軟性があって当たり前ですから、不必要に体が硬いというのはよくないですよね。不必要に筋肉が固いとかがあるとリハビリの妨げになりますよね。リハビリ病院退院後に病院に遊びに行ったときに看護師さんと前屈比べをして勝ちましたよ。もっとも、その看護師さんは「体が硬い」といっていましたけどね。手首・足首の柔軟性、特に手首や指の柔軟性は健常者に負けていないですよ。呆れられる柔軟性も発揮していますしね。我々は内骨格の生物ですから、脳卒中で場合によってはぐにゃぐにゃみたいな時期があるかもしれないですが、筋肉が柔軟である証拠ですよ。柔軟なまま感覚の回復、筋力の活用ができれば体をしっかりと支えることができますよ。発症当初にベッドの頭側の傾斜を少しあげただけで、頭を下にぶら下がってしまった者の経験よりね。私らは感覚麻痺なので感覚情報の問題に都合のついた程度に応じての筋力回復ができるのですよ。筋トレしなくてもね。経験していますよ。実用筋力は「脳の筋繊維動員力(脳卒中でダメージを受ける部分ね)×筋繊維の数×筋繊維の質×筋肉が収縮できる距離(可動域の大きさね)」ですよ。「筋繊維の数と筋繊維の質」では、数は減少しないよ。質の劣化もほとんどなかった感じです。動員力は凄く変動した感じね。発症当初は動員力ゼロね。筋肉量なんて徐々に変化しますが、筋力みたいな変動はしないよ。特に筋肉の細胞、筋繊維の数は変化しないよ。どうあがいても筋繊維数は増えないよ。健常者も筋繊維数は増えないよ。筋肉の肥大は別の理由ね。筋繊維細胞中の核の数も減らないよ。

0 件のコメント: