2016年12月19日月曜日

闘病記(視床出血)  左半身完全麻痺からの復活(完全復活を目指して)  No226

脳卒中カテゴリーのゼンデラさんのブログに「課題指向型訓練 いくらやっても役には立たない」というのが投稿されていました。   脳卒中での医師の説明で「奈落の底へ突き落とす説明」、「責任逃れの説明」、「責任逃れを考えつつ希望を持たせる説明」等々についてね。   片麻痺自助具は一生使うものなのか。   脳卒中感覚麻痺での各部のリハビリ動作回数で思うこと。   昨日投稿の上肢と下肢でのリハビリ回数の違いの要因としては、   脳卒中後遺症のうち、四肢については「楽な力による他動での関節可動域確保動作」が役に立つと考える理由ね。   私の杖の先端滑り止めゴムと取っ手の様子。  12月12日(月)、脳卒中カテゴリーのゼンデラさんのブログに「課題指向型訓練 いくらやっても役には立たない」というのが投稿されていました。詳しくは元ブログを読んでね。改善しないというか、役に立たないというか、場合によったら弊害があると思う私なりの考えをね。前提としては「脳卒中感覚麻痺」で「当初半身完全麻痺状態」ね。一つに「課題指向型訓練」というのは「運動神経系も感覚神経系も働いている」という前提が必要なのではと考えています。ですから、感覚麻痺は感覚神経系が働いていないのですよ。実感しています。直ぐに筋緊張状態になります。今もね。そこを無理すると筋緊張亢進→痙縮→拘縮の道筋ですよね。あるリハビリ病院でCI療法で痙縮になったらボトックス療法というのがありましたよ。動きが悪くなると脳での神経細胞間のつなぎ替えが起こらなくなるのではと考えられるのですよ。ボトックスの期間とかは回復は見込めないという考えられます。提唱している医師が重度の視床出血にでもなって体験してほしいです。感覚麻痺では皮膚感覚はもちろんのこと、筋紡錘や腱ゴルジ装置からの感覚情報、筋肉から感覚情報を途絶えるのです。この結果として、運動神経系抑制ニューロンを活性化できないと考えられるのです。実際、このように感じています。凄く緊張しやすいです。運動神経抑制ニューロンが働けなくなる病気がありますよ。重症になると、凄い屈曲腕、握りしめた手、棒足、尖足、クロートウが症状として出てくるようです。なにかそっくりですね。これを緩和するのに「ボツリヌス菌毒素」が使われたこともあるのです。ボトックス療法の走りかな。破傷風ですよ。脳卒中感覚麻痺で、下手に特定の動作を繰り返すとか、同じ部位の筋肉を使い込むとかいうのは危険極まりないと感じています。  12月13日(火)、脳卒中での医師の説明で「奈落の底へ突き落とす説明」、「責任逃れの説明」、「責任逃れを考えつつ希望を持たせる説明」等々についてね。予後について知りたいのが患者ですよね。私は妻から「視床出血」というのをきいて大体判りました。ですから、医師には聞かなかったです。脳の一番中央部にあるので手出しのしようのない部位ね。脳出血についての予後、大体見当をつけていましたので、「筋肉を固めない。関節を錆び付かせない。腱を固めない。」で地道に生きていこうとね。医師も「治るのでしょうか」と聞かれても困るでしょうが、多くの医師は「説明」の方法とかも知らないのではとね。それが、「歩けません」とかを断定的にいう医師かな。ブログに投稿されていた方がいました。このタイプは脳卒中で落ち込んでいる状態から、奈落の底への転落を手助けをするような医師ですね。脳卒中は脳に障害のある病気です。四肢等には異常がないので脳の回復に応じて回復するのにね。でもね、「回復しますよ」だけですと、過剰リハビリによる問題、回復するのだからとリハビリの手抜きとかで回復するものも回復しなくなるので医師も怖いから最悪時と強調しすぎるのでしょうね。相当以上重症でないのでしたら適切適度なリハビリで徐々に、あくまでも徐々に回復するのですけどね。場合によると寿命の方が先かもね。「まあ、歩けるようになりますよ」とかいって、手抜きのリハビリとかされて、歩けない状態に固定化したときに文句をいわれないように「責任逃れ」的にかもね。「責任逃れ」的でも患者が希望を持てるような説明をいろいろな症状の患者がいるので、各患者に合わせてできるように脳神経外科医やリハビリ医は勉強するべきでしょうね。脳神経外科医は転院させてしまったら、リハビリについては面倒がみれなくなるのですよね。でも、後々問題の起こるような精神状態にだけにはできるだけさせない方がよいと思います。リハビリ医はもっと、患者の状況を知る必要があるのでは。長期にわたるリハビリが続くのでね。リハビリ病院でもリハビリについての医師からの説明はなく、私から聞く気もなかったので「筋肉を固めない。関節を錆び付かせない。腱を固めない。」でセラピストさんと楽しくリハビリをしていたら、「初期症状からみたら奇跡的速さの回復」といわれましたよ。  12月14日(水)、片麻痺自助具は一生使うものなのか。基本的にリハビリが順調で寿命さえあれば、脳卒中後遺症は回復しますよ。高次脳機能障害も可能性が絶対ないとはいえないはずですよね。ところで普通の脳卒中ですと、脳以外では障害はないのですよ。そして、脳は人間の臓器の中では可塑性の非常に高い臓器の一つですよね。脳の損傷部位の修復には、「迂回経路活用」と本式の修復である「神経細胞間のつなぎ替えとその調整」というのがありまう。が、後者は非常に時間がかかりますし、前者でもそれなりの時間が必要です。その間、脳以外の部位に障害を生じない等に適切適度なリハビリをしていたら回復していきますよ。だから、自助器具というのは「一時的に使うもの」であると考えられます。ただ、どのぐらいの期間利用するかは障害の程度によりますけどね。車椅子でも救急病院では依存ね。リハビリ病院で依存状態から足で漕ぐ(着座による両足ちょこちょこ歩行)で退院後は全く使用していません。爪切りでは麻痺上肢に関節可動域があれば、健常側の爪を切らせることができますよ。実際、上半身全体を使って爪切りをしましたよ。健常側と同じ動作で爪切りを使おうとするからできないのですよ。麻痺手を単なるホルダーと考えて上半身で押しきりですよ。「できない」といって可愛い看護師さんに切ってもらうべきだった、グスン。不適切リハビリで拘縮やその他の状況にしてしまうと一生ものになるのが自助器具ですね。  12月15日(木)、脳卒中感覚麻痺での各部のリハビリ動作回数で思うこと。上肢と下肢では大きな違いがあると感じています。下肢は現在も一日10000歩以上になっています。動作回数ですと、5000回以上ですよね。上肢はこれとは桁違いに低いです。二桁かな。考える理由は神経の本数の違いと思うのです。下肢は上肢に比べたら、単純な動作ですよね。それで、脳での関与する部位の大きさの違いにも見て取れます。で、上肢の方が下肢より簡単に筋緊張亢進→痙縮→拘縮と進みやすいと感じている感覚麻痺の私です。緊張亢進程度でしたらまだマシだと思うのです。痙縮にでもなるとリハビリはストップですよね。如何に滑らかに関節動作ができるのかという方にしていくのがリハビリですよね。だから、「楽な外力による関節可動域確保動作」が役に立つのですよ。これが維持できている範囲での自力動作によるリハビリになるのですが、回数的には上肢は100回なんて多すぎる場合が多いと感じているのです。イメージトレーニングは筋緊張を生じないようにできるので有効かもと思うのですが、私は外力による関節可動域確保動作とチョイチョイの自力動作を組み合わせています。先日の健常の妻が開けあぐねていたジャムの瓶の蓋の最初の蓋開けをやってしまいましたが、ジャムの瓶の最初の蓋開けなんて月に何回もあるものではないですよね。部位によって、症状によって回数はボチボチにする必要があると思いますし、そうする方がよいと思います。  12月16日(金)、昨日投稿の上肢と下肢でのリハビリ回数の違いの要因としては、以前にも何回か投稿しています「私たちの脳の中の小人――ペンフィールドのホムンクルスの話」にあるように昨日も触れた脳の関与の違いですよ。私は視床出血で感覚途絶による感覚麻痺でした。運動系には異常がないようなのでラジオ体操的動作やグッパとかが楽にできるのですが、精度の必要な生活動作になるとうまく動作ができないのです。それで、無理にしみようとすると上肢の方が簡単に緊張状態になって仕舞います。下肢程度とおもわれる動作ですと、そうでもないのですが。ということで、上肢より下肢の方がルーズみたいに感じています。匠の技はほぼ上肢の方ですよね。健常でも余計な力が入ってしまう部位ですから、リハビリ時には注意が必要です。で、感覚神経が皮膚も筋肉もともに回復するのに合わせてリハビリをおこないましょうね。健常者的思い込みでリハビリをすると、後で痛い目に遭いますよ。最近、漸く「痛い目に遭った」という投稿にお目にかかることができました。痙縮とかなるより、楽な外力による関節可動域確保動作ができる方が後々楽なのはボトックス療法をされている投稿等から類推してね。「急がば回れ」だよ。  12月17日(土)、脳卒中後遺症のうち、四肢については「楽な力による他動での関節可動域確保動作」が役に立つと考える理由ね。脳卒中は脳にのみ問題が生じたのであって四肢等はそのとばっちりですからね。フニャフニャも本来の姿ですよ。で、不適切リハビリ等でコチコチの方に行くと、楽な力での関節可動域確保動作ができないようになると、今はやりのロボットリハビリの適応外になりますよ。人型ロボットで、棒足のロボットが作られていますか。作られていないでしょ。関節動作ができるように作られていますよね。発症直後のフニャフニャの時には関節可動域はあったのですよ。腕もロボットで屈曲腕で作られていますか。ちゃんと屈伸できるように作られていますよね。ロボットでも多関節ロボットですよね。だから、関節可動域があればロボットでの動作補助を受けやすくなるのですよ。特に拘縮状態で筋力補助ロボットで力任せに補助させたらどうなりますか。考えてみてください。今後科学技術の進歩で脳波の方で何とかという時代になっていくと思いますが、そのときに自身の四肢を使いたいのなら楽な力での関節可動域確保動作であり、これができているとロボットなしで動作できるようになっていく可能性が高いですよ。痙縮や拘縮等ですと、ロボットも無理、自身での動作も無理になっていくと考えられます。ですから、「楽な外力による関節可動域確保動作」で関節可動域確保を四肢では最優先にしましょうね。尖足もクロートーも足首や足指等での関節可動域をなくしてしまった結果ですよ。  12月18日(日)、私の杖の先端滑り止めゴムと取っ手の様子。写真が邪魔くさいのでアップしてないですが。2代目の今の杖の先端ゴムを訪問セラピストさんに見せたら「磨り減っていないですが風化してきていますね。」とね。杖はほぼ欠かさず持ち歩いています。ついて歩くときもありますが持ち歩いているという時の方が多いです。で、油断するのか、よく杖からうっかり手を離してしまうことがあるのです。すると、取っ手の部分が地面とかに激突ですよね。生傷の絶えない取っ手ね。投稿ネタに困っているのでこのような日も出てきます。済みません。で、今の杖での歩行歩数は1000万歩を超えているのではともね。購入日を控えているので調べれば確かね。2年は超えていない前提ね。前屈みやしゃがむということも健常者並みにできるというのも杖を地面に転がしてしまっても楽にとれるということでも油断かな。「楽な外力による関節可動域確保動作」もできる関節可動域があると健常者風歩行へのリハビリをリハビリ病院入院中にしてもらえて健常者風歩行にできましたよ。初期症状は左半身完全麻痺でした。健常者風だから杖をつかずにの歩行が基本なのですよ。傘兼用杖も雨の日に愛用しています。あくまでも「関節可動域確保」ができているので、健常者風へのリハビリでの指導ですよ。私は「関節可動域」の方が先でしたからね。

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