2021年2月6日土曜日

闘病記(視床出血)  左半身完全麻痺からの復活(完全復活を目指して)  No441

脳卒中後の手足のリハビリで大切なことは「関節を楽に動かせるように維持する」ですよね。   上肢では肘や指を伸ばす筋肉は非力ですから、曲げる方の筋肉によって常に引き延ばされています。だから、他動では曲げる方の屈筋を引き延ばすのですよ。   筋肉がどうして収縮のみなのか。   上肢のリハビリの思い出。発症当座は「動かせない」のみね。   パルスオキシメーターをまたまた注文しましたよね。前回は楽天で今回はyahooです。   感覚の大切さ。特に私のような感覚麻痺では大切さが身にしみています。   感覚がない動作は高緊張になりやすいので如何に代償的感覚でも緊張を高めないようするかですよね。  1月25日(月)、脳卒中後の手足のリハビリで大切なことは「関節を楽に動かせるように維持する」ですよね。痙縮等では関節が動かしがたくなってしまっていますよね。理由は「関節に関係する筋肉が収縮したままになってしまっている」ということですよね。収縮した状態というのは健常では筋力発揮した状態ですよね。この筋肉発揮、収縮する直前に筋肉が弛緩して引き延ばされていることが必要です。「弛緩」するには運動神経系興奮ニューロンが興奮していない状態になる必要があります。ところが、運動神経系興奮ニューロンが興奮状態になってしまうと常に筋肉に収縮命令神経伝達物質のアセチルコリンが興奮ニューロンの神経終末から筋肉に対して放出され続けるのですよ。筋緊張興奮亢進みたいにさせてしまうと痙縮へ突き進むことにね。トレッドミルでは速度が遅くてもトレッドミルに合わせる」ということで高緊張にかな。筋肉が弛緩しなくなりますよ。そうすると、下肢の関節が動かせなくにね。関節が動かせなかったら、筋力なんて発揮できないですよ。筋力を発揮させる予定の筋肉と対になっている筋肉をそのときにタイミングよく弛緩させる必要がね。ところが、筋緊張亢進や痙縮では弛緩できなくなっているから関節を動かせないのですよ。関節が動かせるようにするには「タイミングよく筋肉が弛緩できるようにリハビリをすること」ですよ。筋力発揮に筋収縮させる前に筋弛緩ですよ。  1月26日(火)、上肢では肘や指を伸ばす筋肉は非力ですから、曲げる方の筋肉によって常に引き延ばされています。だから、他動では曲げる方の屈筋を引き延ばすのですよ。これ、発症直後からね。下肢は逆になるので伸筋のほうが強力ですから、「曲げる」ということを他動ですが。上肢みたいにはやりにくいので「椅子に座る」姿勢等を活用して下肢の主要関節を曲げるということを徹底ね。これ、夜間はベッドで寝るので伸ばしてしまいますけどね。日中はできうる限り椅子に正しく座るね。ふんぞり返るなんてしたら効果がなくなりますよ。関節は直角程度にしておくことね。上肢は180度で伸ばすですよ。脳の回復に応じて使えるようにね。リハビリ時間でOTでは「緊張が高まってきたので動作を休みます」といいましたよ。PTは下肢の緊張がそう上がらなかったですが・・。どちらもいつでも楽にね。上肢では伸ばす。下肢では曲げる。そうこうしているうちに「和式トイレうんち座り」も楽にできるようにね。今でもできますよ。この座るができて何の役に立つのか。歩行時に疲れても膝関節は動きますからね。先日のパルスオキシメーター、販売店の都合でキャンセルになりました。どこかで頼もう。  1月27日(水)、筋肉がどうして収縮のみなのか。これは筋肉を構成している筋繊維(俗にこれが筋肉細胞ね。)の内部にある筋原繊維の分子構造とその動きからですよ。筋原繊維を構成しているタンパク質、ミオシンとアクチンがあるのです。規則正しく配列されています。このミオシンの可動部の力を発揮できる動きは分子で見ると一方向のみです。筋原繊維の筋節という単位で見るとこの区切りになるZ膜の距離を縮めるようにしか動作しないのですよ。後は他の筋肉やその他の力によって収縮前の距離に引き離されるのです。元に戻ると再度収縮できるようにね。だから、弛緩して引き延ばされるということが動作には不可欠なのですよ。ところが、脳卒中後、どうしても脊髄反射や諸々で筋肉が収縮方向に動作してしまうことがあるのです。そして、筋緊張亢進や痙縮にね。これを防ぐには緊張の高まりやすい動作を避けるとか、低緊張の動作を繰り返すとかね。下肢では「車いす着座による両足活用ちょこちょこ歩行(私が名付けました。麻痺足も活用です。)」みたいな膝関節や足首関節を低緊張で動作させるとかね。これ、車いすにおしりを深く座って背筋を前屈み目にして、前に足を出した後、踵着地でその後足裏全面を床につけて、車いすの下後ろに入れてつま先キックののち、足先を伸ばして引き抜いて前にね。で、踵着地ね。これ、慣れるとスピードが出ますよ。普通の病棟では速度は抑えてね。転ける心配がないの緊張度は低いです。これで、暴走ができるようになった頃から、本格的に健常者風歩行のリハビリでした。関節が楽に動かせるということでね。希望したら、ナンバ歩きで指導してくれたかもね。どちらも関節が楽に動かせるということが必須ですよね。「ちょこちょこ」は普通、発症後のリハビリの割と早い時期にPTさんから教えてもらっているはずですけどね。  1月28日(木)、上肢のリハビリの思い出。発症当座は「動かせない」のみね。当時はまだ・・だったので「自力で動かそう」もね。救急病医のOTで「指を伸ばせたらつかめるよ」で、病室に戻ってから、「他動の指伸ばしと腕伸ばし」ね。はい、自力なんて意識から消えていました。腕伸ばしでは体全身?を使って振り回しね。このとき感じたのが「脳はどの筋肉に収縮命令を出しているのかがわかっていない。」ということね。だから、自力は極力避けましたよ。他動で繰り返し伸ばしたのちに指曲げ伸ばしが自力で楽にできるようになっていました。この後も、生活動作みたいなリハビリは避けましたよ。他動での指伸ばしと腕伸ばしは現在も続けています。視野が狭くて根がしつこいものでね。ナンバ歩きはどうなったのでしょうね。いつ頃から「自力」でできるかは症状によるのであきらめずに「他動での指伸ばしと腕伸ばしをしつこく続けることね。そのうちに脳の回復、代償的も含めての回復があれば自力で動かせるようにかな。動かせても生活動作は高緊張ですから注意してね。他動もあきらめてしまうと廃用症候群だよ。一度、廃用症候群を調べてみてね。下肢も廃用症候群は起こりえますからね。また、痙縮等にしてしまうと脳の回復もその症状に合わせてと考えています。どちらも「他動、自力のどちらでも関節が楽に動かせる」状態を維持することですよ。  1月29日(金)、パルスオキシメーターをまたまた注文しましたよ。前回は楽天で今回はyahooです。お高いのならどちらでもよいのですが、yahooで1780円(送料込み)を見つけたのでした。前回みたいなことがないことを祈っています。お高いところは即納かもね。政府等はどうして、全国のホテルや自宅の療養者向けに「即購入配布」をしないのかな。小池さんは配るみたいですが・・。伝染病病棟も昨年の二月ぐらいだったかな、ネットで調べたらお寒い状態でした。ただ、伝染病病棟は普通は入院患者のいない維持費のみかかる病棟ですよね。でも、このようなことが起こると・・。この維持費や平常時の活用方法を考えて維持するものだとも思いますし、普通病棟の転用等にも柔軟にできるように平時から考えておく必要がありますよね。人工呼吸器もアメリカやヨーロッパでは域内生産を維持していたというかいつでもできるようにしていたみたいですね。日本は・・。なにか、特にヨーロッパは「非常時」のことを考えているみたいな感じがします。台湾は「過去の経験」を正しく活用していますね。日本は?。  1月30日(土)、感覚の大切さ。特に私のような感覚麻痺では大切さが身にしみています。動作等にしても、体外や体内の状況にしても感覚による情報を基に脳は適切に体を支配できるのですよ。たとえば、健常者がアイマスク(見えないようにね)をしてスタスタと歩けますか。視覚障害の方は訓練に訓練を重ねて別の感覚を活用して歩いているのですよね。でも、健常者みたいには歩行できないですよね。マラソンでは「伴走」が必須ですね。視覚以外はほぼ同じような感覚でね。ところで、我々は腱ゴルジ装置(筋力情報)からの筋力情報が届かないから、柔らかいものを握りつぶしてしまったり、筋力不足で落としたしまったりね。筋紡錘(筋繊維の伸び具合)からの情報がないから掴み損ねたりや歩幅足らず等々などでね。また、微妙な力加減は屈筋を収縮させるときには伸筋を弛緩させるのですが、すぐに伸筋を収縮させ屈筋を弛緩と切り替える必要ね、交互にするという切り替えには感覚情報が必要ですよ。感覚がないから緊張して収縮したままにしてしまったりね。いろいろな動作が感覚情報のフィードバックを必要としているのですよ。感覚情報としてのフィードバックがないから高緊張になりやすいのです。高緊張から筋緊張亢進、次が痙縮かな。  1月31日(日)、感覚がない動作は高緊張になりやすいので如何に代償的感覚でも緊張を高めないようするかですよね。緊張の低い動作で教え込むしかないのかもね。下肢の関節動作で緊張が低い方法は「車いす着座による両足活用ちょこちょこ歩行」もその一つかな。ロボットリハビリもかな。脳にたたき込むわけですよ。上肢は他動でとことんかな。そして、生活動作みたいな高緊張になるのはぼちぼちにしてね。抹消系の軸索の伸張は早いですが、中枢神経では軸索の伸張はないというのです。樹状突起の伸張ですが、どうも、ちんたらです。いつまで時間が必要なのかは判らないです。その間、痙縮等にならないようにリハビリをする必要があるのです。感覚がないと運動神経系抑制ニューロンが活性化しないと考えられるのです。痙縮等での屈曲腕や棒足は運動神経系抑制ニューロンが破壊される破傷風毒素による症状と似ているのですよ。抑制ニューロンが働かないから興奮ニューロンが興奮したままにね。だから、高緊張になりやすいいのですよ。特に微妙な筋力調節時に起こりやすいのです。生活動作ですよ。

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