2007年4月18日水曜日

慣れれば良い音→「知らぬが仏」かな

4月18日日経一面の連載「ネットと文明 第10部 主従逆転3」にあった小さな見出しの一つです。
ネットから取り込んだ音楽の鑑賞ばかりしている人のなかに「パソコンで聴いていて音質が悪いと感じたことがない」という場合があります。
でも、本当は「圧縮」しているので特に高音域の一部がカットされているのですが、カットされていない音楽を良いオーディオセットで聴いたことがないので判らないのですね。
良いものを知らずに二流品ばかりで過ごしているといつの間にか二流品が「一流」と感じてしまうようです。
人間というのは、一部の天才(すこし大げさです)を除いて一流を知らずして一流になる、あるいは一流の存在を知るということはないようです。そして、二流を一流と思いこむようになるのではと思います。
良い悪いは別にして「お袋の味」という言葉がありますね。小さいときから繰り返し食べ続けた味、これを最高の味と思っている人が結構います。でも、親には料理の上手な人も下手な人もいます。味付けもいろいろですね。
自分の知っている範囲だけで判断しようとすると二流でも一流と思いこんでしまう危険が大きいのです。
ある大学教授がCOEリーダーになって、その広報用のサイトで「世界的に一流の研究者を養成する方法は世界的に見て一流の成果を出し続けること」というよ うな意味のことを書かれていました。子どもをより良く育てるためには「一流」との巡りあいも重要性を持っていると思います。
明日、明後日と遅くなる可能性が高いです。特に明後日ね。2日間休ませてもらうかもしれません。よろしくお願いします。

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